ドラ魂キング

中日のドラフト1位は「ドラゴンズ顔」じゃない?

月曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』は、元中日ドラゴンズ捕手で野球解説者の中村武志さんが、ダイノジの大谷ノブ彦、加藤里奈とドラゴンズについて語ります。

10月24日はドラフト終了直後の放送。
大谷と中村さんが話題にしたのは1位の仲地礼亜投手、5位の濱将乃介選手について。
2人の評価と、今後注目するべきポイントとは?

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男は顔

「今年のドラフト1位は社会人ではなかったですが、(中村)武志さんのほぼ予想通り大学生の即戦力投手でした。仲地礼亜投手の印象は?」(Aさん)

中村「イケメンですよね。まず男は顔でしょう」

仲地礼亜投手には「ドラゴンズ顔ではない」という意見もあるようですが、岡林勇希選手のように現在のドラゴンズではトレンド顔です。

中村「よく『柳(裕也)はドラゴンズ顔』だと言ってますが、僕は何顔ですか?」

大谷「ドラゴンズ顔だよ。ドラゴンズ以外無理でしょ」

中村「それは喜んでいいんですか?」

大谷「喜んでいい。僕ら、大好きな顔ですよ」

「男は顔」と言い切るだけに顔にこだわる中村さん。

ドラフト1位の器

顔の話は置いといて、中村さんから見た仲地礼亜投手の印象は?

大谷「ピッチャーとしてどうですか?」

中村「ん?」

大谷「ん?じゃないよ。聞きたいのは顔じゃなくて野球のことだよ。あんたの本職だろ(笑)」

中村さんいじりの大好きな大谷、すかさず突っ込みました。

中村「情報不足でびっくりしました。僕の頭にはありませんでした。でも、そういう選手ほど、早く活躍するのを見てますから」

どの野球雑誌にもあまり取り上げられていなかったそうですが、藤川球児さんは早い段階から評価していたんだとか。
ドラゴンズのピッチングコーチが何度も見に行って、立浪監督も動画でチェックしていたそうです。

大谷「すぐに一軍でバリバリ投げそうな雰囲気を持ってますよ」

中村「ドラフト1位にかかる器ですからね。もちろん期待していいんじゃないですか」

入ってからが勝負

「ドラゴンズのドラフト、中村さんが点数をつけるとすると何点ぐらいですか?」(Bさん)

大谷「評価が低いんですよ、点数の。12球団最下位だったんですよ」

ドラフト後の球団別採点のサイトなどを見ると、なぜかドラゴンズの評価は良くありませんでした。

中村「これは中日に限らず、みなさん胸を張って終われたドラフトの年じゃなかったような気がします」

例年に比べると、ちょっと盛り上がりに欠けたという中村さん。
今年は、何球団も競合しそうな目玉となる選手はいませんでした。

中村「でも、入ってからが勝負ですから」

大谷「今回ドラゴンズは、使うことを想定して指名してるなと思いました。育成を優先しないで、補いたいところを取りに行った感じでした」

ドラフト1位の仲地礼亜投手は大学生で即戦力。来季からの起用も十分考えられます。

中日の5位は活躍する

大谷「中日と言えば5位。今回5位のハマショーこと濱将乃介選手。あの身体能力、天然さ。新庄(剛志監督)みたいですね」

実は5位指名で入団した選手に活躍した選手が多いドラゴンズ。
OBでは彦野利勝さん、山本昌さん、井端弘和さんがいます。

現役では大島洋平選手をはじめ、溝脇隼人選手、阿部寿樹選手、祖父江大輔投手、藤嶋健人投手、岡林勇希選手が活躍しています。
ロッテに移籍した加藤匠馬捕手も5位でした。

先輩後輩コンビ

大谷が気になる濱将乃介選手は、高橋周平選手(東海大甲府高校)の後輩にあたります。ドラフトで指名された時のインタビューの答えが秀逸。

ドラゴンズのチームカラーについて質問された濱選手。
守備について、あるいは「走る野球」などの答えを期待されているのに「ブルーですかねえ」と答えたり、セールスポイントは「プリけつ」と答えるなど、気になる存在です。

中村「良い先輩がいますからね」

大谷「あの先輩後輩コンビは良いと思いますよ」

野球用品は全部高橋周平選手からもらったそうで、先輩後輩の関係もいい感じです。

異色の経歴にも注目

さらに大谷が注目するのは濱選手の異色の経歴。
野球も名門校が多数ある大阪出身であるにもかかわらず、甲子園に出るために東海大甲府を選択。しかし出場することはかなわず。

すぐプロになりたくて独立リーグの四国に行き、高知ファイティングドッグスに入団。元巨人の駒田徳広監督、数球団渡り歩いた吉田豊彦監督の指導を受けます。

一年目は駒田監督のもと「年間通して試合をすると、どれだけ体力が落ちるか」ということを知り、二年目の吉田監督のもとでは、プロ選手になるための身体作りに徹底的に取り組みました。

大谷「プロの指導を受けて覚醒しまくった選手らしいです。で、満を持して中日に入って来た。楽しみですよ」

中村「性格も明るい。プロ野球ではこれ一番大事なこと」

登場曲は何になる?

大谷「あとは登場曲ね。"ハマショー"だからどの曲選ぶか?僕は『MONEY』とかで出てきて欲しいんです」

シンガーソングライター浜田省吾さん(愛称はハマショー)の「MONEY」は1984年にリリースされたアルバム『DOWN BY THE MAINSTREET』に収録されています。シングルカットされていませんが、よく知られた曲です。

中村「『丘の上の愛』がいいんじゃないですか?」

大谷「スタジアムがノレないと。井端(弘和)君がビートルズの曲で出てきた時みたいになっちゃうから」

「丘の上の愛」は1980年のアルバム『HOME BOUND』収録曲のバラードです。井端(弘和)さんが現役時代、登場曲をビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」にしていた時がありました。

中村「『丘の上の愛』だと球場でカップルが誕生するかもしれない」

大谷「切ない曲だからダメです」

今回入団した仲地礼亜投手、濱将乃介選手の登場曲にも注目していきたいです。 
(尾関)
 
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2022年10月24日17時08分~抜粋

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