スポーツの応援でSNSを利用する方も増えていますが、心ない過激な文言を選手本人に直接ツイートすることが社会問題となっています。
9月22日『ドラ魂キング』では、西村俊仁アナウンサーと三浦優奈が、スポーツをめぐるSNSの課題について話しました。
アスリートをリスペクト
西村「20年近くスポーツを取材していますが、ひとつポリシーがあります。どんな年下でも、どんなに仲良くなっても、敬語で接するということです」
アスリートは、ひと握りの人しか登れない高いステージで、身一つで戦っています。
心技体のギリギリで戦って、ファンを楽しませています。
それは年齢、性別に関係ありません。
西村「そう考えると、ありがとうございますの気持ちは絶対忘れられないし、リスペクトはあって当然。だから、いつまでたっても敬語で話し続けてしまうんです」
三浦「岡林選手に西っちって言われても」
西村「バヤシ君、それはないですよ。と、バヤシ君と言ってしまうけど、その後ろは…」
三浦「親しき仲にも礼儀あり」
西村「と思っていいます」
アスリートは、ひと握りの人しか登れない高いステージで、身一つで戦っています。
心技体のギリギリで戦って、ファンを楽しませています。
それは年齢、性別に関係ありません。
西村「そう考えると、ありがとうございますの気持ちは絶対忘れられないし、リスペクトはあって当然。だから、いつまでたっても敬語で話し続けてしまうんです」
三浦「岡林選手に西っちって言われても」
西村「バヤシ君、それはないですよ。と、バヤシ君と言ってしまうけど、その後ろは…」
三浦「親しき仲にも礼儀あり」
西村「と思っていいます」
同じ言葉でも全然違う
そんな西村が気にかかっているのは、ファンによるSNSでの過激な発言が時々話題になること。
中日ドラゴンズでは、昨年、福投手がSNSでの誹謗中傷に対し、警察へ被害届を出しました。
例えば選手がミスをした時には、「どうしたんだよ?」という驚き、「何やってんだよ」という嘆き、「次、頑張ったらいいよ」というエールが飛び交います。
中には「辞めちまえ」という厳しい言葉など、ファンが自分の思いを投稿します。
今まで球場で野次を飛ばせば、周りに顔が見え、その言い方で熱量が分かりました。
周りにいる人たちも「このバカ、何言ってんだよ」という目で見るので、言った人も「やっちゃったな」と自覚して、ある意味バランスがとれている状態だったと語る西村。
ところが、SNSというツールを通しての発言となると違います。
西村「やっぱり行き過ぎた言葉、思い余って言っちゃった言葉は、避けた方がいいと思います」
中日ドラゴンズでは、昨年、福投手がSNSでの誹謗中傷に対し、警察へ被害届を出しました。
例えば選手がミスをした時には、「どうしたんだよ?」という驚き、「何やってんだよ」という嘆き、「次、頑張ったらいいよ」というエールが飛び交います。
中には「辞めちまえ」という厳しい言葉など、ファンが自分の思いを投稿します。
今まで球場で野次を飛ばせば、周りに顔が見え、その言い方で熱量が分かりました。
周りにいる人たちも「このバカ、何言ってんだよ」という目で見るので、言った人も「やっちゃったな」と自覚して、ある意味バランスがとれている状態だったと語る西村。
ところが、SNSというツールを通しての発言となると違います。
西村「やっぱり行き過ぎた言葉、思い余って言っちゃった言葉は、避けた方がいいと思います」
消えることがない言葉
家族や友達同士の間なら、汚い言葉で言おうが、発言した人のことがわかっているので、問題は起きません。
「お父さん、汚い言葉辞めてよ」とか「コイツ、もともと口悪いしな」で済みます。
西村「何よりもプレーした本人に伝わることはないし、関係ない人のところに行かないので、別にいいと思います。
ただ、SNSは世界と繋がっている。プレーした本人にも繋がっているんです」
その発言をは探さなければ見つからない、ハッシュタグを付けないと見つからないと考えている人もいるでしょうが、発信した言葉は、誰かが止めてくれることもなく、どこかで消えることもないので、そのまま本人に届く可能性があります。
中には本人のアカウントへ返信の形で投稿する人もいます。
「お父さん、汚い言葉辞めてよ」とか「コイツ、もともと口悪いしな」で済みます。
西村「何よりもプレーした本人に伝わることはないし、関係ない人のところに行かないので、別にいいと思います。
ただ、SNSは世界と繋がっている。プレーした本人にも繋がっているんです」
その発言をは探さなければ見つからない、ハッシュタグを付けないと見つからないと考えている人もいるでしょうが、発信した言葉は、誰かが止めてくれることもなく、どこかで消えることもないので、そのまま本人に届く可能性があります。
中には本人のアカウントへ返信の形で投稿する人もいます。
具体的な例えで考えよう
ミスをした選手がSNSの発言を見た、と想定します。
西村「姿も見えない相手から、いきなり強い言葉をバーンって放たれるわけです。しかも、自分の人生や家族を脅かす言葉です。
これって夜道で後ろから、突然何かで頭をガーンと殴られたのと変わらない衝撃なんですよ」
殴られた選手側は、誰がどんな物で殴って来たのか永遠にわからないまま。
その傷で命を落とすかもしれないし、その道を二度と通れないトラウマが残るかもしれません。
西村「姿も見えない相手から、いきなり強い言葉をバーンって放たれるわけです。しかも、自分の人生や家族を脅かす言葉です。
これって夜道で後ろから、突然何かで頭をガーンと殴られたのと変わらない衝撃なんですよ」
殴られた選手側は、誰がどんな物で殴って来たのか永遠にわからないまま。
その傷で命を落とすかもしれないし、その道を二度と通れないトラウマが残るかもしれません。
プラスに使って選手に力を
西村「SNSには有益な情報があったり、自分の力、知恵になることもいっぱいあると思うんです」
番組中もリアルタイムでリスナーの反応を見ているという西村。リスナーのリアクションが、自分の力になっているそうです。
SNSの発達で「見て応援している」だけだったのが、「エールを届ける」ことができるようになりました。
西村「ファンの発言が、その選手、球団に、プラスのパワーを与えられるかもしれないんですよね。
SNSは、そういうすごく便利なメディアだからこそ、マイナスではなくプラスに使って、みんなで選手を後押してほしいなと思います」
もちろん、記録をたどれば誹謗中傷の発信元はわかってしまいます。
どうせ使うなら、選手のプラスになるような発言を心掛けたいものです。
(尾関)
番組中もリアルタイムでリスナーの反応を見ているという西村。リスナーのリアクションが、自分の力になっているそうです。
SNSの発達で「見て応援している」だけだったのが、「エールを届ける」ことができるようになりました。
西村「ファンの発言が、その選手、球団に、プラスのパワーを与えられるかもしれないんですよね。
SNSは、そういうすごく便利なメディアだからこそ、マイナスではなくプラスに使って、みんなで選手を後押してほしいなと思います」
もちろん、記録をたどれば誹謗中傷の発信元はわかってしまいます。
どうせ使うなら、選手のプラスになるような発言を心掛けたいものです。
(尾関)
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