ドラ魂キング

オリンピック競技「スポーツクライミング」の驚異的なスピード

『ドラ魂キング』(CBCラジオ)火曜日の「スポコレ」は、スポーツトピックをより身近に感じてもらおうというコーナーです。この1週間のスポーツニュースから話題になったスポーツを取り上げます。

9月6日の放送で取り上げたのは「バドミントン」と「スポーツクライミング」。
高田寛之アナウンサーと加藤里奈が紹介します。

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バドミントン誕生

バドミントンの国際大会、ジャパンオープンは、大阪市で3年ぶりに開催され、大会最終日の4日、各種目の決勝が行われました。女子シングルスは、世界ランキング2位の山口茜選手が大会2連覇。また男子シングルスは西本拳太選手が大会初優勝を果たしました。

バドミントンのルーツはイギリスに昔から伝わるバトルドーアンドシャトルコックという羽根つき遊び。19世紀中ごろ、ボーフォート公爵のバドミントンハウスと呼ばれる邸宅で、その遊びが盛んに行われました。

競技性を高めるために、いろいろなルールが考えられたことが、その後のバドミントン誕生に繋がりました。

日本に来たのは意外に遅い?

バドミントンが競技として日本に伝えられたのは1921年(大正10年)ごろ。
キリスト教青年会、いわゆるYMCAの横浜支部で体育主幹を務めていた広田兼敏が、アメリカ人のスネードから用具一式を寄贈されたことがきっかけで日本に広まりました。

第二次世界大戦のため、普及がいったん停滞しますが、戦後にYMCAなどのクラブチームが再開。1946年(昭和21年)頃に日本バドミントン協会が設立されました。

加藤「バドミントンって公園とかでもやりやすいし、みんながチャレンジできる競技ではありますよね。部活でやってる人たちって、すごく動体視力要るし、結構難しそうだなと思いました」

高田「スマッシュの初速なんかもすごいんでしょ?」

加藤「見えないですからね」

ギネス認定のスマッシュ初速記録は時速493キロです。

スポーツクライミング

スポーツクライミング・リードのワールドカップがスロベニアで行われ、女子は18歳の森秋彩選手がワールドカップ初優勝を果たしました。

スポーツクライミングの「リード」は、壁を登った高さを競う種目で、2年後のパリオリンピックではボルダリングと合わせた、2種目の総合成績で争う、複合の中の1つとして実施されます。

このスポーツクライミングにはボルダリング、リード、スピードの3種目があります。このうちスピードは95度に前傾した高さ15メートルの壁を駆け上がる種目です。

瞬発力が特に重要とされ、そのタイムは男子は5~6秒。女子は7~8秒と、まさにスピード勝負の種目です。

壁の高さは何メートル?

スポーツクライミングはオリンピック競技としては、東京2020オリンピックで初めて実施されました。
高田、加藤がテレビで見たスピードの印象を語りました。

高田「私の印象では40~50メートル登ってるようなイメージですよ。どうかすると100メートル」

加藤「プールって24メートルじゃないですか。あれ、縦にしたら相当な長さですよ」

高田「25ね。24って、そんな中途半端な距離で泳がへんでしょ。どんなんや」

加藤「25か。24だと思ってた」

プールの長さを中途半端に覚えている加藤も、スピードの壁を異常に高く感じていた高田も、どっちもヘンです。

とにかく速い

加藤「95度に前傾してるって、びっくりしました」

高田「ほぼ直角ですね。5度だけ前に行ってるってことですね」

加藤「え?これ、手前に倒れてんじゃないの?」

高田「手前じゃないでしょ。手前だったらボルダリングになっちゃう」

スピードは5度だけ前に倒れた平らな壁に、ホールドがつけられています。ホールドを利用して、シュシュシュシュッと登り、最後のゴールパッドを叩くとゴール。

ボルダリングはデコボコの壁を登っていきます。加藤が思っていたように、こちら側に倒れている、オーバーハングした部分もあります。スピードと違い、静の動きで設定された課題を攻略していきます。

2人の話題はスピードに。

高田「女子7~8秒。男子は5~6秒で行くんだ」

加藤「私がペットボトル飲むより速いですね」

最後はどうでもいい話で終わりました。 
(尾関)
 
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2022年09月06日16時30分~抜粋

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