ドラ魂キング

非常食は美味しく進化する。アルファ米を食べよう。

9月1日は防災の日。
CBCラジオ『ドラ魂キング』では、防災食のひとつ「アルファ米」について取り上げました。

国内シェアナンバーワンの尾西食品株式会社広報室の石川紘奈さんに、アルファ米について詳しく尋ねます。
聞き手は西村俊仁アナウンサーと三浦優奈です。

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水やお湯でおいしいご飯

アルファ米とはどんなお米なのでしょうか?

石川さん「炊いたお米を急速に乾燥させたもので、水やお湯を加えると、まるで炊き立てのような触感、美味しさのご飯を食べられる商品です」

長期保存できる乾燥技術ではフリーズドライが知られていますが、アルファ米はフリーズドライと違い、素材の構造を壊すことなく乾燥させているので、水やお湯で戻した後もご飯本来のもっちり感を保っているのだそうです。
 

80年前からあった

実はアルファ米には80年以上の歴史があります。
尾西食品はまさにアルファ米を開発した元祖なのです。
商品ラインナップが増えていく中で「誰でも食べられる、いつでも食べられる、美味しい」をキーワードにアルファ米を進化させてきたそうです。

石川さん「非常時に食べ物を選ぶ余裕がないことも多いかと思うので、どんな方でも安心して召し上がっていただける非常食を、という思いで開発しています」

現在ではアレルギー対応商品や、ハラール認証の商品も多数取り揃えているそうです。

ローリングストックしてる?

最近では、日常生活の中に食品備蓄を取り込む「ローリングストック」という考えが普及してきています。

災害時だけでなく普段から食べられる加工食品を一定量取り入れる考え方のことで、なくなればまた補充して、賞味期限切れを防ぎます。

石川さん「当社でも普段の一品として、美味しく召し上がっていただける商品をということで、長期で保存できるパンや米粉の麺など、アルファ米以外にもバラエティ豊かな商品をご用意してます」

進化しているアルファ米

尾西食品の新商品「一汁ご膳」はアルファ米とけんちん汁、アルファ米と豚汁が、それぞれセットになっています。
水やお湯でアルファ米を戻してご飯、豚汁とけんちん汁は温めれば、その名の通り「汁物」とご飯の出来上がり。

さらに「一汁ご膳」は、水と火を使わなくても食べられるという優れもの。
アルファ米に、けんちん汁か豚汁をそのまま注いで待つと、炊き込みご飯風に食べられるんです。石川さんの言葉通り、確かにアルファ米は進化しています。

でも味は?本当においしいのか?実際に食べてみました。

言葉を失う

二人が食べた「一汁ご膳」シリーズ。西村はけんちん汁を、三浦は豚汁を食べました。パウチの中のアルファ米に、けんちん汁、豚汁をそれぞれ入れてかき混ぜ、1時間ほど経っています。

西村「けんちん汁、いただきますよ。開けます…ゴゥエッ」
三浦「すごい!ご飯できてる!」

驚く三浦。西村に至っては言葉にならず、おかしな音を発するだけでした。

完全に、豚汁とけんちん汁の炊き込みご飯。ちゃんとゴボウの香りや豚汁の香りがするそうです。

石川さん「お野菜もゴロッと入っていますので、災害時に不足しがちなお野菜も摂っていただくことができます」

実際に食べてみると…。

三浦「うへ、う、は。ホントにお水もお湯も使ってないとは思えないぐらいおいしい。びっくりしてます、ホントに」

そのおいしさに声を震わせてしまう三浦。

西村「言葉を失ってはいけないラジオというメディアで、言葉を失うほど美味しいです。しかも、ちゃんと水の量を合わせた、しっかり炊き立てのご飯。食感もあふひ(あるし)…」

ローリングストックの中で、日常生活に取り入れても、また食べたくなる味です。

防災意識を高めよう

尾西食品では、小学校を中心に学生向けの防災教室を展開。
非常食の製造工程の学習や、実際に非常食に触れてアルファ米の試食体験など。オンライン授業も行っているそうです。

こどもたちが防災について学ぶことで、家庭内で防災についての会話があれば、防災意識も高まります。バラエティ豊富な尾西食品のアルファ米から、家族の好きなものをローリングストックに加えてみてはいかがでしょうか。

「一汁ご膳」や山菜おこわや赤飯、おかゆ、おにぎり。ドライカレーにナシゴレン。アルファ米以外にも、うどん、パンなど選ぶだけでも楽しそうです。

石川さん「いつも食べているものを非常時に食べられるというのは安心だと思います」

ローリングストックとして一度試す価値はありそうです。
(尾関)
 
ドラ魂キング
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2022年09月01日16時44分~抜粋

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