ドラ魂キング

谷繁選手を呼んだらあの人が反応!中村武志がオールスターゲームでかいた冷や汗

元中日ドラゴンズの捕手で野球解説者の中村武志さんが、7月25日にCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演。自身の出場したオールスターゲームの思い出を語りました。

プロ野球界でも人気、実力のある選手しか出られないオールスターゲーム、一体どんなエピソードが語られたのでしょうか?
聞き手はダイノジの大谷ノブ彦です。

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オールスターの思い出

「オールスターに通算8回も出場している中村さん、オールスターの思い出を教えてください」(Aさん)

中村「昔、三冠王を獲ったブーマーっていましたよね。汚い話ですけど、ペッペと唾吐くんですよ。風で僕の口の中に入ったことがある」

大谷「オールスターの思い出、もっとあんだろ!(爆笑)」

ブーマー・ウェルズ選手は1983年から1991年まで阪急・オリックスの主砲として、三冠王や最優秀選手を始めとする数々のタイトルを獲得しました。
現在もアメリカと日本の野球界を繋ぐエージェントとして活躍しています。

怖い昭和の野球人

中村「あとは、門田さんってすごいバッターがいまして。ピッチャー槇原さん…」

門田博光さんは南海ホークスなどで活躍したパ・リーグを代表するホームランバッター。
槇原寛己さんは1990年代のジャイアンツを支えた投手です。

ところが槇原さんは目が悪く、キャッチャーのサインが見えないため、槇原さんが全部サインを出して投げていたんだそうです。
キャッチャーの中村さんは、ただ受けるだけ。

中村「門田さんは最後フォークボールで三振したんですけど、『おい小僧。お前、オールスター知らんなあ』って言われました。いや、俺じゃないのにと思って」

大谷「うわ、昭和のプロ野球人!」

「真っ直ぐで勝負しろ」という意味だったのでしょう。

中村「確かに小僧ですけど、僕、三振獲った瞬間に直立不動で謝ってたと思います。見てる人は、なんだろう?って思ったろうね(笑)」

門田さんは、普段の練習中は、普通のおじさん。しかしバッティング練習では飛ばすんだとか。さらに試合になると落合博満さん同様に集中力がすごかったそうです。

中村「真顔で怖かったイメージがある」

大谷「門田さんは怖いでしょう」

もっと怖い昭和の野球人

高校を卒業し、京都から出てきて、まだ世間も知らない中村青年。
「オールスターはお祭りだ」と聞いていたそうですが、門田さんからまさかの一言。

そしてベンチに戻り、監督から何があったのか聞かれて報告すると、またまたまさかの一言。

中村「『殴ってこい』とか言ってましたよ」

大谷「どっちも昭和だ(笑)」

もちろんその監督とは、熱血・星野仙一さん。

中村「すごいんですよ、オールスターとか、昔は対抗戦とか。一応お祭りっぽいゲームもあったんですけど、なぜか僕が怒られるんです」

公式戦だけでなく、オールスターゲームでも星野監督から怒られていた中村さんでした。

何が起こるかわからない

「オールスターゲームでベンチの座る位置は、どうやって決めていたんですか?年齢順、早い者勝ちなど、決まりはあったんですか?」(Bさん)

中村「一応年齢、回数とかね」

ここで、また衝撃のエピソードが。
場所はグリーンスタジアム神戸。
当時横浜のキャッチャーだった元中日監督の谷繁元信さんも一緒に出場していたそうです。

セ・リーグの攻撃。
長嶋茂雄さん、谷繁さん、中村さんの並びでベンチに座っていたそうです。ツーアウトになるとピッチャーがキャッチボールを始めます。その時…。

中村「『おい、シゲ』って言ったら、長嶋さんに「どうした?武志」って言われましたよ。その時、もう顔面から変な汗。あぶら汗です」

もちろん中村さんが呼びかけた「シゲ」は谷繁さんのこと。
横で「うわ、先輩やっちゃった」とゲラゲラ笑いだして、中村さんは変な汗が出て止まらなかったそうです。
中村さんはどう取り繕ったのか?

中村「『どうもしません』って自分でキャッチボールしに行った覚えがあります」

腹筋が崩壊しそうな勢いで爆笑する大谷。

中村「何が起こるかわからないのがオールスターです」

大谷「武志さんだけだと思うけどなあ(笑)」

ちなみに、今年のオールスターゲーム、中村さんの勝敗予想は、2試合ともパ・リーグが5点差以上の圧勝ということ。
26日の第1戦は、全パが3―2でサヨナラ勝ち。点差はともかく勝敗はひとつ当たりました。
(尾関)
 
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2022年07月25日17時18分~抜粋

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