ドラ魂キング

6月10日は無糖茶飲料の日!今や飲料は甘くないものが主流?

『ドラ魂キング』の火曜日は、CBC論説室特別解説委員の石塚元章が今週予定されているできごとの中からピックアップして解説しています。

6月10日は「ムトウ」の語呂合わせで、飲料メーカーの伊藤園が「無糖茶飲料の日」と制定していることから、6月7日の放送では無糖ドリンクの最新事情について取り上げました。

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無糖ドリンクの売り上げが上昇

パーソナリティの加藤里奈が最近ハマっているのは黒豆茶で、沖縄好きの高田寛之アナウンサーはうっちん茶やさんぴん茶を通販サイトで取り寄せているなど、お茶の好みはさまざま。

そんなお茶を含めて、最近国内の飲料市場で無糖のものが占める割合が半分にまで増えてきているのはご存知でしょうか。

昔は飲料といえば炭酸飲料やジュースなど甘いものが多かったのですが、今やお茶やお水、無糖のコーヒーなど、無糖のものが増えてきています。

さらにカテゴリ別に見ると、コーヒーよりもお茶の方が多くなっているそうです。

高田「平成が始まったぐらいまでは、『水をペットボトルで買うってどういうこと?』っていう」

昔は日本の水道水は世界でもトップクラスに安全なものなので、わざわざお金を出して買わなくてもという発想で、お茶も家で沸かすものという認識でした。

お茶の売り出し方に工夫

お茶の飲料の売り上げトップは『お~いお茶』(伊藤園)で、2番手を『伊右衛門』(サントリー)が追っていますが、ここで石塚がクイズを出題。

「両方とも同じペットボトル入りの緑茶ですが、2位で追い上げようとしている『伊右衛門』は見た目、どこの部分を変えて売り方を変えているのでしょうか」

答えは「伊右衛門はラベルを小さくし中身を見えやすくすることで、きれいな緑色のカラーリングを全面に押し出している」というもの。

よく見ると、お茶自体の色が昔よりもさらに鮮やかな緑色になっています。

石塚は「消費者がお茶に求めるものが多様化していることの1つのあらわれだと思います」と分析しました。

ソバーキュリアスって何?

飲料つながりでもう1つ、石塚が話題にあげたのはお酒ですが、こちらで「なし」のものはアルコール、つまりノンアルコール飲料。

ノンアルコールといえばビールですが、最近はチューハイも出てきたり、味も本物に近づいてきたりと、昔よりもかなり改良されてきています。

日本経済新聞が7日に発表した2022年上期の日経MJヒット商品番付によりますと、東の大関に「ノンアル生活」、つまりアルコール飲料を飲まない、ノンアルコール飲料に置き換えるという意味の用語が入っています。

それに関連して、いま新たに広まりつつあるのが「ソバーキュリアス」という用語。

「ソバー」はしらふ、「キュリアス」は好奇心や「〇〇しがち」という意味ですので、お酒を飲まない状態でいたい、お酒に弱いわけではなく、お酒が好きでもあえて飲まないというスタイルで、そのような人たちのことを「ソバーキュリアン」と呼ぶそうです。

飲み物は糖分なし、お酒はアルコールなしというのが、最近のトレンドのようです。
(岡本)
 
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2022年06月07日17時09分~抜粋

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