昨年までドラゴンズのバッテリーコーチを務めていた中村武志さんが、3月17日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。
立浪和義監督が指揮を執る今季ドラゴンズのキャッチャーについて、リスナーの質問に丁寧に答える中村さんです。
中村武志曰く、捕手は打てなくても守れなくてもいい。その真意とは?
今年の捕手は何人?
「ズバリ、今年のキャッチャーは3人制なんでしょうか?2人制なんでしょうか?開幕するまでわからないんでしょうか?」(Aさん)
中村「登録だけ言うと、もしかしたら4人制なのかもしれないですね」
現在ドラゴンズには、正捕手の可能性が高い木下拓哉選手に加え、アリエル・マルティネス選手、山下斐紹選手という代打専任にもなれそうなバッティングの強い2人がいます。結局、何人体制?と疑問が出ます。
中村「アリエルも山下もキャッチャー登録だと思うので、さらに郡司が入って来て、もしかしたらキャッチャーが5人になるかもわかりませんよ」
いずれもバッティングが好調な選手たちばかりです。
中村「登録だけ言うと、もしかしたら4人制なのかもしれないですね」
現在ドラゴンズには、正捕手の可能性が高い木下拓哉選手に加え、アリエル・マルティネス選手、山下斐紹選手という代打専任にもなれそうなバッティングの強い2人がいます。結局、何人体制?と疑問が出ます。
中村「アリエルも山下もキャッチャー登録だと思うので、さらに郡司が入って来て、もしかしたらキャッチャーが5人になるかもわかりませんよ」
いずれもバッティングが好調な選手たちばかりです。
ホームランより打点
「15日の試合で見事に満塁ホームランを打った木下選手、うまくいけばホームラン20本を期待しているんですが、今年の木下拓哉選手はどうなんでしょうか?」(Bさん)
中村「20本打つ可能性はありますね。ただキャッチャーなので木下が20本もし打つ状況であれば、ちょっと中日の成績が悪いのかなと、僕は勝手に思いますね」
成績がいいに越したことはありませんが、チームが優勝争いをしてくると、キャッチャーは相手を抑えることに意識が行き、自身の打撃成績どころじゃないという中村さん。
中村「でも10本は必ず打つと思います。たぶん5番か6番を打つと思うんで、60打点ぐらいあれば、そっちの方がホームランより、僕はいいと思いますけどもね」
中村「20本打つ可能性はありますね。ただキャッチャーなので木下が20本もし打つ状況であれば、ちょっと中日の成績が悪いのかなと、僕は勝手に思いますね」
成績がいいに越したことはありませんが、チームが優勝争いをしてくると、キャッチャーは相手を抑えることに意識が行き、自身の打撃成績どころじゃないという中村さん。
中村「でも10本は必ず打つと思います。たぶん5番か6番を打つと思うんで、60打点ぐらいあれば、そっちの方がホームランより、僕はいいと思いますけどもね」
野球はセンターライン
西村「キャッチャーを評価する一番のポイントは何でしょうか?」
中村「真面目にですか?」
西村「僕、不真面目に聞こうと思ってないですけど(笑)」
ボケましょうか?という中村さんの好意に気づかず、真面目に答えてしまう西村。
バッティング、守備、牽制、ピッチャーのリードなど他のポジションに比べて、すべきことが多いキャッチャー。
中村さんの現役時代と今ではキャッチャーの評価ポイントが違うそうです。
中村「あの時の野球はとにかくセンターラインです。ピッチャーを含めた、キャッチャー、ショート、セカンド、センター。そこは極端に言うと『打たなくてもいい。とにかくお前ら守れ』と言われてました」
西村「野球はセンターラインだと言うけれど、守備だったんですね」
「野球はセンターライン」とは守備側について言われる言葉です。守備範囲の広いショート、セカンド、センターの3つのポジションとキャッチャーが守備の要という意味です。
中村「真面目にですか?」
西村「僕、不真面目に聞こうと思ってないですけど(笑)」
ボケましょうか?という中村さんの好意に気づかず、真面目に答えてしまう西村。
バッティング、守備、牽制、ピッチャーのリードなど他のポジションに比べて、すべきことが多いキャッチャー。
中村さんの現役時代と今ではキャッチャーの評価ポイントが違うそうです。
中村「あの時の野球はとにかくセンターラインです。ピッチャーを含めた、キャッチャー、ショート、セカンド、センター。そこは極端に言うと『打たなくてもいい。とにかくお前ら守れ』と言われてました」
西村「野球はセンターラインだと言うけれど、守備だったんですね」
「野球はセンターライン」とは守備側について言われる言葉です。守備範囲の広いショート、セカンド、センターの3つのポジションとキャッチャーが守備の要という意味です。
キャッチャーの役割り、昔と今
中村「『点は取ってやるから、お前ら、センターラインで守りぬけ』という野球ですよね」
中村さんの現役時代のキャッチャーの役割は、守りが8で打が2の割合だったそうです。練習の時からその割合とのこと。
ピッチャーのボールを受けて、ピッチャーと同じような練習をして、バッティング練習は余った時間でしていたそうです。
これは当時ドラゴンズだけでなく、どのチームも似たようなものだったとか。
中村「今は守備5、打5。キャッチャーも打たないといけない。打つ練習の時間もあげるので、目標・目的をもってやってもらわないと困るという時代になってます」
中村さんの現役時代のキャッチャーの役割は、守りが8で打が2の割合だったそうです。練習の時からその割合とのこと。
ピッチャーのボールを受けて、ピッチャーと同じような練習をして、バッティング練習は余った時間でしていたそうです。
これは当時ドラゴンズだけでなく、どのチームも似たようなものだったとか。
中村「今は守備5、打5。キャッチャーも打たないといけない。打つ練習の時間もあげるので、目標・目的をもってやってもらわないと困るという時代になってます」
勝てるキャッチャー
西村「例えばジャイアンツの小林誠司選手。打撃不振で出場機会が減っていくケースもありますよね」
中村「チームが勝ってれば必ず小林選手を使いますよ。今は、打てる、守れるキャッチャーと言う表現より、勝てるキャッチャーを作らなきゃいけないんです」
西村「はー」
中村「それが、まさしく今年の木下です」
中村さんによれば「極端なこと言うと、守れなくてもチームが勝てばいいんですよ」とのこと。
まさに「勝てるキャッチャー」の存在が必須のようです。
中村「チームが勝ってれば必ず小林選手を使いますよ。今は、打てる、守れるキャッチャーと言う表現より、勝てるキャッチャーを作らなきゃいけないんです」
西村「はー」
中村「それが、まさしく今年の木下です」
中村さんによれば「極端なこと言うと、守れなくてもチームが勝てばいいんですよ」とのこと。
まさに「勝てるキャッチャー」の存在が必須のようです。
120試合は出て欲しい
中村「僕は本人にも『打たなくてもいいから。チームが勝てるキャッチャーを目標にしろ』と言いたいです」
西村「そうなると、木下拓哉捕手一人制で勝ち続けることがチームにとってベストであると?」
中村「どこのチームも、キャッチャーは100試合以上は出て欲しいですよ。キャッチャーを変えるのも作戦ですが、あまりにも変わっているチームは、やっぱり最後の最後でダメですよね」
試合数はリーグ内125試合、交流戦18試合。合計143試合行われます。
中村さん曰く、143試合のうちキャッチャーは120試合は出て欲しいそうです。
西村「2番手以降のキャッチャーからすると、正捕手が揺らいでる時に、俺が出たら勝てるっていう試合を増やしていけば正捕手になれるってことですよね?」
中村「でも2番手の役割はちゃんとありますからね」
時代とともに、そして正捕手と2番手以降でも変わるキャッチャーの役割。
今年はドラゴンズのキャッチャー陣にも注目してください。
(尾関)
西村「そうなると、木下拓哉捕手一人制で勝ち続けることがチームにとってベストであると?」
中村「どこのチームも、キャッチャーは100試合以上は出て欲しいですよ。キャッチャーを変えるのも作戦ですが、あまりにも変わっているチームは、やっぱり最後の最後でダメですよね」
試合数はリーグ内125試合、交流戦18試合。合計143試合行われます。
中村さん曰く、143試合のうちキャッチャーは120試合は出て欲しいそうです。
西村「2番手以降のキャッチャーからすると、正捕手が揺らいでる時に、俺が出たら勝てるっていう試合を増やしていけば正捕手になれるってことですよね?」
中村「でも2番手の役割はちゃんとありますからね」
時代とともに、そして正捕手と2番手以降でも変わるキャッチャーの役割。
今年はドラゴンズのキャッチャー陣にも注目してください。
(尾関)
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