ドラ魂キング

歴史を感じる名湯。鹿児島・指宿温泉の共同浴場「村之湯温泉」

パーソナリティが日替わりで、いま気になることや趣味を語る『ドラ魂キング』「趣味コレ」のコーナー。
毎週火曜日は、高田寛之アナウンサーが大好きな温泉を1か所紹介しています。

3月15日の放送では、鹿児島県・指宿(いぶずき)温泉の共同浴場「村之湯温泉」を取り上げました。昭和レトロな雰囲気を感じる、歴史ある温泉です。

[この番組の画像一覧を見る]

名古屋から1,085km!

「また遠いですね」と苦笑いの加藤由香アナウンサーに、「本当に申し訳ないんですが、ちょっと遠いです」と高田。

「“果て”感がありますね。指宿、枕崎っていうと『来るところまで来たな』っていう感じがね」と高田も話すように、ちょっと特別感がある場所です。

名古屋の中心部からは1,085km。車で12時間37分の旅です。
鹿児島空港からも、指宿行きのバスで2時間。

JR指宿駅から徒歩14分のところにあるのが、共同浴場「村之湯温泉」です。
 

良い子はマネしないでね

名古屋から指宿まで、車で何度か行ったことがあるという高田。
一度だけ、どこにも寄らずに指宿のホテルを出て、名古屋の自宅まで直帰したことがあるといいます。

午前10時にチェックアウトして、途中ガソリンを入れたり食事をしたり、名古屋の自宅に夜の12時すぎに到着したそうです。

「さすがに、もうやめようとは思わなかったんですか?車で行くのは」と加藤がもっともな質問をぶつけますが、高田は「よう運転したなー、今日はっていうね」と達成感でいっぱいだった様子。

高田「青森県の下北半島から車で一気に帰ってくるのと、似たような感じかな」

加藤「どっちも皆さんしないです(笑)」

高田「そうですね。良い子の皆さんはマネしないように」
 

脱衣場と風呂場の仕切りなし

それでは、おまちかね。いよいよ村之湯温泉の全貌に迫ります。

指宿といえば「砂蒸し風呂」が有名ですが、今回はあくまでも温泉の紹介です。

住宅街の中にある村之湯温泉は、レトロな雰囲気がある平屋の木造建築。
中は歴史を感じる造りで、古い共同浴場によくある、脱衣場と風呂場の仕切りがない方式です。

ロッカーに鍵はなく、ボックス状の木の囲いがあるのみ。いたってシンプルです。

うなぎの寝床のような、細長い浴槽が特徴。
長方形の浴槽が、掘りごたつ状に2つ縦に並んでいます。

浴槽の上だけでなく、下からも湯が溢れる、足元湧出の要素もある温泉です。
 

トドになれる!

床が真っ平ではないため、お湯があふれるお決まりの場所があります。そこに寝っ転がって流れるお湯を浴びる、専門用語で“トドになる”を堪能することができるそうです。

シャワー、カラン、石鹸、シャンプーもないため、浴槽の横に直に座って洗う形です。

泉質はナトリウム塩化物泉。ほのかにゆで卵の香りもありますが、鉄っぽさも感じる、やや黒みがかったお湯です。

片方が熱い湯、もう片方がぬる湯のはずですが、「両方熱い日もあります(笑)。このゆるやかな感じがいいんですよ。温度管理を完璧にやってないところも自然のままでいいな」と高田。

村之湯温泉は4つの源泉をミックスしています。
 

温泉の歴史を感じて

飲泉用の湯だめから温泉を飲むことができます。
高田によると「ほのかに出汁の感じがする。味がある」んだとか。

キシキシした肌触り。熱い湯なので、長湯はできません。

「お客さんがほかにいなかったら、トドになっていただいて、楽しんでいただければいいかな」と高田。

「脱衣所スペースとか、今風な感じではないので、初心者の方にはハードルが高いかもしれないですけど、ぜひ行っていただきたい。温泉の歴史を感じていただければと思います」とおすすめした高田でした。
(minto)
 
ドラ魂キング
この記事をで聴く

2022年03月15日16時30分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報