ドラ魂キング

牛島和彦がロッテ時代を回想。酒を飲む時のしきたりとは?

元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の牛島和彦さんが、3月3日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。

現役時代はドラゴンズとロッテ、監督としてベイスターズの3チームを見てきた牛島さんに、西村俊仁アナウンサーと柳沢彩美アナが、チームによって異なるしきたりについて尋ねました。

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まず麺類を食べる

牛島さんによると、練習方法は3チームほとんど変わらなかったそうです。

最も違ったのは、ロッテのキャンプ中の晩御飯。
食べ方にひとつの決まりがあったそうです。

牛嶋「ビールも飲んでもいいです。でも、ロッテの練習はめちゃめちゃハードですから、空きっ腹でガッて飲むとパターンと倒れるのが出てくるんです。だから、麺類が何か出てきました」

西村「まずお腹に溜める」

牛島「何か麺類を入れてからビールを飲んでくれ、ということでした」

これは球団からの指示だったそうです。ちなみに牛島さんも、練習後に空きっ腹でビールを飲んでひっくり返ったことがあるそうです。しかも球団の用意した食堂ではなく、飲食店だったそうです。
 

絶対に注いじゃダメ

プロ野球の世界は、先輩後輩のタテ社会というイメージが強いのではないでしょうか?
お酒を飲む時も、後輩はいろいろと気を遣いそうです。ところが、ロッテでは…

牛島「絶対に注いじゃダメ」

西村「先輩後輩だと飲まなきゃいけなかったりするから、自分でやれと?」

牛島「人に注がれると、どうしても量が増えるから、自分で好きな量を飲んでくれと」

牛島さんはロッテに移籍した時も、先輩の席に行ってビールを注がなきゃダメかな?と思っていたそうですが、それがなくてホッとしたそうです。

柳沢「これって、選手の身体のことをものすごく考えてらっしゃいますよね」

牛島「ロッテは、体調面、食事面はものすごく豪華でしたし、気を遣ってましたね」
 

手酌全盛時代到来

西村「まさかビールを飲む前に、炭水化物を入れとけよって話があったとは思いませんでした」

柳沢「一般の人も当てはまります。これから新人歓迎会とか。これからの世の中、もう手酌でいいですね」

牛島「僕はそれを経験して、手酌の方が楽だなと思います。今、こういうご時世ですから、あんまり注ぐのもっていうので、手酌を浸透させた方がいいと思うんですけどね」

柳沢「瓶の口をコップにつけ合うってことは、感染症対策的にもいかがなものか。これからは手酌全盛時代ですね」

コロナ対策を意識する柳沢。

西村「柳沢がしゃべるとそれっぽく聞こえる。何でだろう、キャスターだから?」

確かにしゃべるプロの言うことは説得力があります。

柳沢「今の時代に、それを言うのは別にありなんじゃない?と思いますけど、牛島さんのロッテの現役時代に、それがチームの中でのルールになってたってことに驚きですね」

牛島「35年前ですからね」

チーム内に酒で失敗した人がいたのかもしれませんね。
 

食べてから飲もう

西村「手酌は、キャンプの時の食事だけですか?例えば納会は?」

スポーツアナウンサーらしい質問。
ちなみに納会とは、プロ野球の忘年会みたいなものです。

牛島「ロッテの納会は記憶にないかも。どっかで食事して終わりみたいな納会じゃなかったですかね。どっか泊まるんじゃなくて」

ちなみにドラゴンズの納会は、毎年温泉で一泊。大騒ぎする年もあれば、静かに済む時もあったそうです。
納会とは別に、選手会による納会ゴルフもあります。納会は球団によって様々。まさに「しきたり」です。

牛島「歓迎会などで、緊張で食べられずに飲む、ということに気をつけて欲しいと思います」

柳沢「ロッテの教えを皆さんと共有しています。空腹じゃダメですよ」

ロッテの飲み方についての「しきたり」を牛島さんに教わった両アナウンサーでした。 
(尾関)
 
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2022年03月03日18時32分~抜粋

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