ドラ魂キング

セ・リーグへのDH制導入を阻んでいるのはどのチーム?

元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の小松辰雄さんが、2月17日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)に出演しました。

ドラゴンズの沖縄キャンプ情報と、気になるセ・リーグでのDH制導入論争などについて西村俊仁アナウンサーが尋ねます。

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巨人のキャンプに足を運んだ理由

沖縄キャンプを視察してきた小松さん。
中日の他には巨人のキャンプにも足を運んだそうです。その理由は、年上の監督が原監督だけだから。

セ・リーグは原監督だけが60歳以上オーバーの63歳。阪神の矢野監督は53歳、ヤクルトの高津監督は53歳、広島の佐々岡監督は54歳、そして中日の立浪監督は52歳でみんな50代。DeNAの三浦監督に至っては48歳です。

小松「みんな年下ですからね。原監督には敬意を表して挨拶に行かないとね」

小松さんは62歳。原監督の1つ下です。
 

ジャイアンツの知られざる助っ人

原監督と話した小松さんによれば、原監督は中日のドラフト1位のブライト健太選手と2位の鵜飼航選手を気にしているそうです。
鵜飼選手は16日の日本ハムとの練習試合でホームランを打ちました。

巨人サイドの情報は、まだ来日していない新外国人が4人いるそうです。
この4人はアメリカでまとめて練習させているんだとか。この辺が巨人の選手管理の細かいところ。2月の終わりから3月の頭頃に日本に来るそうです。

小松「日本に入って来られる準備が整えば、開幕戦に十分間に合うでしょう」

西村「今年の開幕三連戦はジャイアンツだけに気になります」
 

背の高さにびっくり、高橋宏斗

中日のキャンプで小松さんが注目した選手は2年目の高橋宏斗投手だそうです。

小松「このままいけば一軍に残れるんじゃないですか?でもドラゴンズはレベル高いですからね。これからの実践で結果を出さないとね」

小松さんが驚いたのは身長の大きさ。高い位置から投げる球は角度があるそうです。

小松「真っすぐもこの時期で152キロ出るわけでしょ。シーズンに入ればもっと出ますよ」

西村「末恐ろしいですね」
 

気持ちが強い山本拓実

もう一人の注目選手は山本拓実投手。小松さんは「シュートを覚えろ」などアドバイスをしたそうです。
山本投手、13日の紅白戦では2イニングを無失点に抑えました。

西村「先発でも中継ぎでも使えると思うんですけど、どこにハマるといいですか?」

小松「投げれるんだったらどこでもいいんじゃないでしょうか。長いイニングの中継ぎでも大丈夫だしね。気持ち的に強いものを持ってるピッチャーです」
 

セ・リーグでDH制はいつ?

今年からメジャーリーグは、アメリカンリーグとナショナルリーグの両方でDH制になります。
日本のプロ野球でもパ・リーグはDH制ですが…。

小松「原さんだけが、セ・リーグもDHをやろうって言うんですけども、球団名は言いませんけど、ある3球団は絶対反対してくるらしいんですよ」

中日は聞く耳を持っているそうですが、ある3球団は巨人の言うことは全部反対してくるんだとか。

西村「その3球団のうちの1つは、あそこかな、みたいなね。
…ということはセ・リーグ6球団の中でもDH制に動き始めている?」
 

DHはスタンダード

ちなみに他国では台湾、韓国、キューバなどがDH制を導入。現在国際大会で行われる試合のほとんどはDH制です。

日本ではパ・リーグの他、独立リーグ、社会人野球、大学野球でもDH制です。DHでないのはセ・リーグと高校野球だけ。

西村「世界のスタンダードから遅れている」

小松「来年辺りからやると思いますけど。私もDH賛成派なんですよ。煩わしいことしなくていいですから」

スピードガンの申し子、ピッチャー目線からもDH制賛成ということでした。 
(尾関)
 
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2022年02月17日18時20分~抜粋

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