ドラ魂キング

東海エリアの食卓に欠かせない1品「献立いろいろみそ」を深掘り!

パーソナリティが日替わりで、いま気になることや趣味を語る『ドラ魂キング』「趣味コレ」のコーナー。

毎週木曜日は、スーパーで食材を探すことが大好きな柳沢彩美アナウンサーが、気になった食材の疑問を調査しています。

2月3日の放送で取り上げたのは、東海地方の食卓になくてはならない「献立いろいろみそ」、通称「献立みそ」。

名古屋の食品メーカー、イチビキ株式会社 広報の栗木理恵さんから、柳沢が話を伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

「これがないと締まらんのよね」

東海地方の食文化には、大豆・塩・水のみを発酵させて作る「赤みそ(豆みそ)」が欠かせません。「なんといっても濃厚な旨味。これがないと締まらんのよね」と、その味わいを表現する柳沢。

この日は節分。「豆まき」から発想して、豆みその味わいを閉じ込めた「献立みそ」について取り上げました。

最初はこの疑問から「献立みその特徴とは?」

まずは味わいについて。東海エリアでは古くから濃厚な旨味が好まれていて、豆みそはさまざまな食品に使われていました。

いわゆる赤だしだけではなく、おでんや豆腐にかけて、またはカツに付けてなど、みそダレの発展にも繋がったのです。
 

1本でおかずの味が決まる

昔はみそダレを家庭で作る習慣もありましたが、実際作るのは大変。家庭で簡単に味わってもらうための商品として、1995年にイチビキから「献立いろいろみそ」が発売となりました。

豆みそは「甘みが少なくて渋みがある」のが特徴。イチビキでは、あえて甘みのある米みそもほどよくブレンドし、ダシとしてかつおや昆布もプラスしています。

東海エリアで好まれる豆みそ特有の風味「とがった味」を生かしつつ、どんな風味にもあう味わいです。

「この1本でおかずの味が決まるんです」と解説する柳沢に、「こんだけ個性が立ってるけど、おかず自体もおいしいし、これもおいしいって。ないですよね」と感心する宮部和裕アナウンサー。

柳沢は、回鍋肉、麻婆豆腐や麻婆茄子にも入れているんだとか。
 

社長がひらめいたパウチ容器

そしてもうひとつの特徴は、パッケージ。

献立みそは、瓶でもチューブでもなく、ゼリータイプの栄養ドリンクのような蓋つきの四角いパウチで売られています。

これは「冷蔵庫の中で邪魔にならない」ため。柔らかいパウチで、使うたびにペタンコになり、かさばりません。さらに「みそダレを最後まで絞りきることもできる」。ここがポイントです。

宮部「堂々としたいで立ちでありながら、残り量もわかるし、最後まで全部ピューッと使ききれる」
柳沢「水入れて、シャカシャカ振ってジャーとか」

この容器は、発売直前に当時のイチビキの社長がひらめいた形で、以来変わっていません。
 

あっと驚く「献立みそ」アレンジ

続いての疑問はこちら。「献立みそを使ったメニュー、どんなものがある?」
今回は「えっそんな使い方?」と驚くような方法をご紹介します。

まずは「みそ唐揚げ」。これは、唐揚げにみそを絡めたもの。みそダレがしみ込んだ、柔らかい唐揚げになります。

そして「コクうま味玉」。殻をむいたゆでたまごに、献立みそをぬるだけ!冷蔵庫で3時間以上漬けたら完成です。

「おでんを食べるときに、自分の小鉢で割って、黄身にしみ込むようにセルフでやっておりますが。それをもっと前からやってるってことね。いいね!」と、はりきる宮部。

味付けのアレンジとしては、献立みそ大さじ2と、レモン小さじ1を混ぜた「レモンみそソース」がおすすめ。焼いた鶏肉の上にレモンみそソースをかけると、洋風の味付けになります。
 

年間売り上げ330万個!

ちなみにこの「献立みそ」は、年間330万個以上売れています。このうち3分の2にあたる67%はもちろん東海エリアです。

この事実に、「やっぱりね」、そして「3分の1は東海以外で売れてるんだ!」と2つの感想を持った柳沢。

宮部も「東京で下宿の時には、宅配の中に2つは入れてもらってたけどね」と懐かしく振り返ります。今では関東地方でも手に入りやすくなったかもしれません。

今回は、東海エリアではおなじみの「献立いろいろみそ」を深掘りしました。
(minto)
 
ドラ魂キング
この記事をで聴く

2022年02月03日16時31分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報