ドラ魂キング

ゴマってそもそもなに?白・金・黒ゴマの違いは?

パーソナリティが日替わりで、いま気になることや趣味を語る『ドラ魂キング』「趣味コレ」のコーナー。

毎週木曜日は、スーパーで食材を探すことが大好きな柳沢彩美アナウンサーが、気になった食材の疑問を調査しています。

1月27日放送で取り上げたのは「ゴマ」。
ゴマ製品の製造・販売を行う株式会社真誠の相京毅さんから、柳沢が話を伺いました。

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元をたどると結局ゴマだった

まずは最初の疑問。「ゴマってどんな植物?」

「ゴマは、木ではなく一年草の植物です」ときっぱり語る柳沢に、「一年草なの?枯れちゃうってこと?」と驚く西村。

柳沢「だからこそゴマが取れるんです。ゴマはズバリ種です!」
西村「やっぱそうなんだ!かたち種っぽいもんな」

ゴマはゴマ科ゴマ属、一年草の植物。

西村「混ざりもののない、リアルゴマってことね?」
柳沢「植物学的に、非常に原始的ですね。元をたどるとゴマだった。スタートがゴマです(笑)」
 

可憐でかわいい「ゴマの花」

ゴマの草長は1~2m前後。4~6月に種まきをして、1週間で発芽。
7~8月には釣り鐘型の花が咲きます。

柳沢「ぜひ『ゴマの花』で検索してみてください、非常にね、可憐でかわいらしい。白とか紫とか淡い色なんですよ。朝顔よりもすぼんでいる釣り鐘型ですからね。つりがね草のお花にもよく似ているかわいいお花です」

花が落ち、秋になると縦に長い実が熟します。だんだんさやが開きパーンと弾けると、中からゴマが出てくる。これがゴマの種です。

西村「『開けゴマ!』でゴマが出てくるわけだ!まさに」
柳沢「そう、まさに。パァーン!!」
 

99%は輸入品!

収穫方法がとても難しいのもゴマの特徴です。

さやが開いてくると、生産者さんは草の根元から鎌でザクッと刈り取ります。これは1本1本手作業です。その後、10日間かけて乾燥させ、種の部分・ゴマを取り出します。

このように手間がかかるため、現在国内で栽培しているゴマはほんのわずか。99%はアフリカやミャンマー、トルコなどからの輸入に頼っています。

株式会社真誠では、なるべく農薬を使っていないゴマを選ぶなど、ゴマ選びにこだわっているそうです。
 

ゴマの違いは味の違い?

続いての疑問はこちら。「何種類あるの?」

植物としてのゴマは、3,000~5,000種類あります。
それでは、スーパーでよく見かける白ゴマ・黒ゴマ・金ゴマは何が違うのでしょうか。

実はこの3つ、栄養面はほぼ同じ。ただ、味わいが異なります。

白ゴマは、マイルドな香ばしさ。黒ゴマよりも脂質が多い。ドレッシングや和え物に。
黒ゴマは、重めの香り。皮が硬く油分が少ない。プリンやまんじゅうなどのスイーツに。
金ゴマは、甘い香りで独特のコク。白や黒よりも脂質が多いのが特徴。ドレッシング、和え物、タレに。

お酒の前に大さじ1杯のゴマを

柳沢「金ゴマはリッチに感じるっていうところがあるかもしれないですね」
西村「『ゴマドレッシング』よりも『金ゴマドレッシング』って書いてる方を取りがち」
柳沢「脂質が多いから、おのずとコクが増したりとか。口当たりのリッチさがあるんでしょうね」

ゴマの栄養成分として有名なのは「セサミン」
身体の老化を食い止める、老化を防ぐ作用、免疫力の向上、アンチエイジング、肝機能の向上、アルコール分解の促進作用もあります。

株式会社真誠のおすすめは、「お酒を飲む前に、大さじ1杯分のゴマを食べること」
つまりほうれん草の和え物、ゴマドレッシングなど、ゴマ入りのおつまみをチョイスするのがベストということです。

「みなさんも身近なところからゴマを取り入れてください!」とおすすめした柳沢でした。
(minto)
 
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2022年01月27日16時30分~抜粋

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