中日ドラゴンズの根尾昂選手が、12月15日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に電話で出演しました。
リスナーの質問に丁寧に答えていきながら、今季のバッティングについて振り返りました。
ファンには忘れられないあの打席から、最近の打席での出来事まで盛りだくさんです。
初打点を振り返る
今年3月31日の巨人戦で、根尾選手がプロ初打点をマークした時の実況から始まりました。
3対3の同点、2回裏ノーアウト、ランナー二塁。初球を打って、センター前へのタイムリーヒットでした。
「チャンスだったので初球から行こうと思ってました」と振り返る根尾選手。
実はこの試合、ナゴヤドームからバンテリンドームへと球場の名前が変わって、最初のドラゴンズの勝利でした。
もっと打ちたかった
根尾「もっと打点を上げたかったですし、下位打線にいながら、いつもチャンスで回って来ていた印象があるので、チャンスの時は打ちたいと思ってましたね」
「今シーズン、一番印象的な打席を教えて下さい」(Aさん)
この質問には少し考えて、次のように答えました。
根尾「最後の横浜との試合、猛打賞の3本目のレフト前ヒットですかね」
10月22日のDeNA戦では5回、7回、9回に連続ヒットを放ちました。
2対4で負けた試合ですが、7回と9回はタイムリーヒットでした。
この日の2得点は根尾選手の打点でした。
根尾「早く3本打ちたいと思ってたので、めちゃくちゃ時間かかりましたけど、打てて良かったですね」
71年振り2人目の快挙
今年、ファンには忘れられないのが初ホームランです。
5月4日のDeNA戦、3回に打ったホームランがプロ初、しかも満塁ホームランでした。
根尾「満塁ホームランで良かったですね」
初ホームランで満塁弾を打ったのは、プロ野球が2リーグ制になってから、71年振り。杉下茂投手以来2人目です。
この時はYahooのリアルタイム検索でも「根尾昂」がトレンド入りしました。
根尾「そんなに振り切れてなくて、どちらかと言うと詰まっていて、完璧とは言えないんですけど、フェンスを越えたのでよかったです。
最悪犠牲フライでも、と思って打席に立ったので結果は良かったです」
ホームラン後の謎の動き
「歓喜と感動の初ホームランありがとうございました。
ところで、ベンチ前での指のチョロチョロは何か意味があるジェスチャーなんですか?」(Bさん)
根尾「僕もわからないので、ビシエドさんに聞いていただけると助かります(笑)」
ホームベースで、出迎えたビシエド選手が両手を水平に出して指をチョロチョロ動かしていました。
この時の根尾選手はビシエド選手のノリを真似したようです。
長打力のためには?
「外野手としては長打力も求められると思いますが、それに伴って身体を大きくするようなトレーニングは考えていますか?」(Cさん)
根尾「もちろん今の身体のままではダメだと思ってるので、トレーニングはしないといけないと思ってます。
でも10キロも増えて動ける身体じゃないので、とにかく使える筋肉がしっかりつくようにとことんやりたいなと思ってます」
体重とのバランスを重視して身体づくりをしていくそうで、来年はさらに長打力に期待できそうです。
自然に出ちゃう
今年の根尾選手のバッティングについて、あることに気付いたリスナーがいました。
「打つ瞬間にうめき声を出していますが、ご自身ではどう思っていますか?」(Dさん)
根尾「出したくないんですけど、出てる時ありますよね」
自覚している様子の根尾選手。
力が入ると自然に声が出ちゃうそうです。とは言え、昔からのクセではないとのこと。
宮部和裕アナウンサーの証言でも「新人の頃は聞こえていなかった」とのこと。
根尾「出ちゃってますね」
やはり最近になって、出ちゃってるようです。
(尾関)
ドラ魂キング
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2021年12月15日18時14分~抜粋