1今シーズンまで中日ドラゴンズのバッテリーコーチを務めた中村武志さんが、12月6日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、リスナーからの質問に答えました。
聞き手はダイノジの大谷ノブ彦、CBC論説室の北辻利寿特別解説委員です。
お尻のポケットの中は?
「バンテリンドームで勝利した時に、選手たちを出迎えると思います。その時に、中村武志さんのズボンのポケットだけがいつもパンパンになっているのが気になっていました。何をお尻のポケットに入れてたんでしょうか?」(Aさん)
中村「飴かなあ」
ウケる大谷。
中村「飴はパンパンに入れないので多分手帳だと思います」
気づいたことを書き込むためのメモだそうです。
大谷「現役時代からよくメモをしてたの?」
中村「これもまたドラマがあるんですわ」
星野監督から「お前メモ取ってるのか?持って来い」と言われたことがあり、何も書いてなかったので、過去の新聞を見ながら徹夜で100試合分ほど書き写して行ったそうです。
中村「そのままピョンって捨てられました。投げたやつがものの見事にくずカゴにポンと入った。やっぱり偽物って分かるんですね」
中村「飴かなあ」
ウケる大谷。
中村「飴はパンパンに入れないので多分手帳だと思います」
気づいたことを書き込むためのメモだそうです。
大谷「現役時代からよくメモをしてたの?」
中村「これもまたドラマがあるんですわ」
星野監督から「お前メモ取ってるのか?持って来い」と言われたことがあり、何も書いてなかったので、過去の新聞を見ながら徹夜で100試合分ほど書き写して行ったそうです。
中村「そのままピョンって捨てられました。投げたやつがものの見事にくずカゴにポンと入った。やっぱり偽物って分かるんですね」
相手投手の配球が読めた
「千葉ロッテマリーンズに移籍した加藤匠馬捕手の活躍をどう見ていますか?」(Bさん)
中村「こう言うと怒られますけど、彼は肩だけは宇宙一強いです。ただ、それだけ。でも相手が盗塁してこないというのはキャッチャーとしては大きいですよ」
今のキャッチャーは肩とバッティングも問われます。中村さんが現役の頃は、どのチームのキャッチャーも7割方ブルペンでピッチャーと過ごしていたそうです。ここからキャッチャーならではのバッティングについての話へ。
大谷「ずっと聞きたかったんだけど、リードして配球が読めるようになったらバッティングも良くなるもんなんですか?」
中村「もちろんです。自分は配球読めるんですよ。でも技術がないから打てないんですよ」
スタジオ内、大ウケ。
中村さん、ピッチャーが次に何を投げて来るかだいたいわかったそうです。しかし技術がないため、カーブが来ると思っても空振りしていたんだとか。
大谷「古田さんは首位打者獲ってましたよね」
中村「古田さんも読めるんですけど、あの人は技術があるじゃないですか。谷繁さんも技術があるじゃないですか。僕も同じぐらい読めるんですが、いかんせん技術がないから」
元ヤクルトの古田敦也さんは1991年に首位打者。元ドラゴンズの谷繫元信さんと古田さん共に2000本安打を達成しています。
中村「こう言うと怒られますけど、彼は肩だけは宇宙一強いです。ただ、それだけ。でも相手が盗塁してこないというのはキャッチャーとしては大きいですよ」
今のキャッチャーは肩とバッティングも問われます。中村さんが現役の頃は、どのチームのキャッチャーも7割方ブルペンでピッチャーと過ごしていたそうです。ここからキャッチャーならではのバッティングについての話へ。
大谷「ずっと聞きたかったんだけど、リードして配球が読めるようになったらバッティングも良くなるもんなんですか?」
中村「もちろんです。自分は配球読めるんですよ。でも技術がないから打てないんですよ」
スタジオ内、大ウケ。
中村さん、ピッチャーが次に何を投げて来るかだいたいわかったそうです。しかし技術がないため、カーブが来ると思っても空振りしていたんだとか。
大谷「古田さんは首位打者獲ってましたよね」
中村「古田さんも読めるんですけど、あの人は技術があるじゃないですか。谷繁さんも技術があるじゃないですか。僕も同じぐらい読めるんですが、いかんせん技術がないから」
元ヤクルトの古田敦也さんは1991年に首位打者。元ドラゴンズの谷繫元信さんと古田さん共に2000本安打を達成しています。
ファンは忘れていない
バッティング技術がなかったという中村さんに北辻委員がこんなことを言いました。
北辻「中村武志捕手は打つ捕手っていうイメージがありましたから。忘れもしない1991年、ジャイアンツ戦、0対8で負けていて、4点差まで追いついた時に代打で満塁ホームラン。その後延長戦でもホームランですよ」
中村「あの年は優勝する勢いだったんですよ。僕がああいうことをやっちゃったから、逆転されたって、シーズン終わってから星野さんに言われました。打った時は無茶苦茶喜んでくれてたのに」
まるで小話のような星野監督とのやり取りを暴露する中村さん。
中村「でも、自分でも思いました。負け試合はちゃんと負けた方がいいなと」
ここはツッコミどころなのか、しっかりオチまでついています。
打ったのに怒られたという事は普段の試合でもあったそうです。例えばバントのサインが出ている時。
中村「失敗、失敗でツーストライク。打つことに変わるじゃないですか。その時に打ってもバントをしっかりしろって怒られました」
結果論はダメだったそうです。
中村「でも、その時は監督本人は喜んでるんですよ。でもその後、平気で怒りましたから」
北辻「中村武志捕手は打つ捕手っていうイメージがありましたから。忘れもしない1991年、ジャイアンツ戦、0対8で負けていて、4点差まで追いついた時に代打で満塁ホームラン。その後延長戦でもホームランですよ」
中村「あの年は優勝する勢いだったんですよ。僕がああいうことをやっちゃったから、逆転されたって、シーズン終わってから星野さんに言われました。打った時は無茶苦茶喜んでくれてたのに」
まるで小話のような星野監督とのやり取りを暴露する中村さん。
中村「でも、自分でも思いました。負け試合はちゃんと負けた方がいいなと」
ここはツッコミどころなのか、しっかりオチまでついています。
打ったのに怒られたという事は普段の試合でもあったそうです。例えばバントのサインが出ている時。
中村「失敗、失敗でツーストライク。打つことに変わるじゃないですか。その時に打ってもバントをしっかりしろって怒られました」
結果論はダメだったそうです。
中村「でも、その時は監督本人は喜んでるんですよ。でもその後、平気で怒りましたから」
キャッチャーの仕事
「選手と接する際に、監督とコーチの立場の違いがあると思いますが、星野監督から学んだことで、今も実践していることはあるんでしょうか?」(Cさん)
星野監督から学んだというより、キャッチャーとして身に付いたことがあるそうです。それは毎日、ピッチャーの姿を見ること。
グラウンドでもロッカーでも顔の表情を見て、元気があるかないか?疲れがあるかないか?ウォーミングアップでは足の上りが悪いとか肩をぐるぐる回してるとか、咳をしているとか、とにかく会話することもなく毎日見ていたんだそうです。
中村「僕はキャッチャーですから、一軍にいるメンバーのピッチャーを毎日見ることが、球場に入って最初の仕事でしたね」
星野監督から学んだというより、キャッチャーとして身に付いたことがあるそうです。それは毎日、ピッチャーの姿を見ること。
グラウンドでもロッカーでも顔の表情を見て、元気があるかないか?疲れがあるかないか?ウォーミングアップでは足の上りが悪いとか肩をぐるぐる回してるとか、咳をしているとか、とにかく会話することもなく毎日見ていたんだそうです。
中村「僕はキャッチャーですから、一軍にいるメンバーのピッチャーを毎日見ることが、球場に入って最初の仕事でしたね」
この二人が覚醒すれば優勝
来年、ドラゴンズでブレイクしそうなピッチャーを聞くと、勝野昌慶投手と小笠原慎之介投手の名前が上がりました。ちなみに大野雄大投手と柳裕也投手は柱として確定だそうです。
勝野投手は持っているボールは良いのですが、ゲームになるとストライクが入らず結果が出ないんだそうです。
今年良くなったのは小笠原慎之介。怪我さえしなければ来年は期待できるんだそうです。
大谷「小笠原投手と勝野投手が完全に覚醒したら優勝が見えますか?」
中村「ドラゴンズは100勝すると思います」
大谷「もう武ちゃんバウだな。武ちゃんバウ」
中村武志さんの言葉に、松村邦洋さん風に喜ぶ大谷ノブ彦(ダイノジ)でした。
(尾関)
勝野投手は持っているボールは良いのですが、ゲームになるとストライクが入らず結果が出ないんだそうです。
今年良くなったのは小笠原慎之介。怪我さえしなければ来年は期待できるんだそうです。
大谷「小笠原投手と勝野投手が完全に覚醒したら優勝が見えますか?」
中村「ドラゴンズは100勝すると思います」
大谷「もう武ちゃんバウだな。武ちゃんバウ」
中村武志さんの言葉に、松村邦洋さん風に喜ぶ大谷ノブ彦(ダイノジ)でした。
(尾関)
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