ドラ魂キング

電話が来ると今でも汗が?吉見一起が語る立浪和義の圧倒的存在感

元中日ドラゴンズ選手の吉見一起さんが、11月17日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。

吉見さんは、現役時代の立浪和義新監督との心温まるエピソードを披露。さらに新生ドラゴンズについても語ります。
聞き手は宮部和裕アナウンサーです。

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代打の切り札

吉見一起さんはルーキーイヤー2006年から2009年までの4年間、立浪監督とは共にドラゴンズの現役として活躍しました。
吉見さんが入団した時、立浪監督は代打の切り札という役割だったそうです。

吉見「試合にいつ出るかわからない状況で、僕たちがブルペンでピッチングしている時とかに、打席に立ってもらったってのはありますね。
でも当てちゃいけないのでインコースなんか投げられない」

「インコースに投げて来い」と言われた記憶があるそうです。逆に緊張でボールが中に入ってしまうこともあったんだとか。
 

選手をやる気にさせる言葉

当時の立浪監督は代打のため、自分の番が来るまで基本的にロッカーで準備していたそうです。

吉見「降板してロッカーに戻ると、その時に『ナイスピッチング』って言ってくれることが何よりも嬉しかったですね」

逆に打たれて帰って来た時は「次だからな」など、前向きな言葉をかけてくれたそうです。そんな優しさ、気配りが立浪監督にはあったんだそうです。

吉見「先輩…今は監督ですけど。監督から声をかけてもらえるとやる気が出ますし、監督のために頑張ろうって選手は思えるんじゃないですか」
 

見てくれている

ホームの試合では練習の後、試合が始まるまで2時間程あります。
その間登板しないピッチャーは、ブルペンの横でバント練習をしているそうです。

すぐ傍にミーティングなどに使う第二ロッカールームがあり、立浪監督はそこで休憩していたそうです。
吉見さんは立浪監督の迷惑にならないように、なるべくコンコン音がしないように気を使いながら練習していたんだとか。

吉見「試合でバントした時、直接言われたことないんですけども、あいつはしっかりと練習してるから試合で決めれるんだって人づてで聞いた時に、やっぱり嬉しいですよね。見ててくれたんだって」
 

今でも緊張する

実は吉見さんは、現役時代に立浪監督に声をかけられると、その存在感の大きさにちょっと汗が出たそうです。

吉見「これはつい最近まで変わらないですよ。電話かかって来るだけでもドキッとしますし、何なんだろうと思いますよね」

吉見さんのスマホには、「立浪さん」としっかり「さん」付けで登録されているんだとか。

吉見「何度か食事に連れてってもらいましたけど、やぱりリラックスは出来ないですよね。でもたくさんいい話をしてくれますし、貴重な時間ではありましたね」
 

立浪ドラゴンズのイメージ

吉見「この3年間とは逆だと思うんですよね。ちょっときつくなるというか、チーム自体も締まるんじゃないかな。
立浪監督も打撃は何とかするとおっしゃってましたので、打てないと言われているチームを変えていってもらいたいなと思います」

また吉見さんは「チームが強くなるためには仲良しではダメ。嫌われ役と、逆にうまく慰める役が必要」と言います。

吉見「そのバランスの取れたチームになっていかなくちゃいけないと思います。監督がそれをすることはないと思います。
ただ他のコーチでそういうことができる人がいると思うので、そのコーチに期待したいですね」

言葉の節々に、吉見さんの中での立浪監督の大きさが伝わってきました。吉見一起さんならではの話でした。 
(尾関)
 
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2021年11月17日18時16分~抜粋

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