ドラ魂キング

彦野利勝が語る「ドラゴンズ新体制のココがポイント!」

中日ドラゴンズの監督について、1軍に立浪和義氏、2軍に片岡篤史氏が就任することが先日発表され、あわせてコーチ陣も一部明らかになりました。

11月2日放送『ドラ魂キング』ではこの発表を受けて、ドラゴンズOBでCBC野球解説者の彦野利勝さんに、来季からの新体制についていろいろと解説されました。

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1軍と2軍との風通しの良さ

11月2日時点ではまだ2軍のコーチは一部発表されていませんが、彦野さんは今回の新体制の1番のポイントについて、1軍と2軍の関係性の良さを挙げました。

立浪さんと片岡さんは高校の時からの同級生で、片岡さんは立浪さんからのオファーを快諾。

1軍と2軍の選手の入れ替えもスムーズに行きやすくなります。

彦野さん「入れ替えるだけではないですが、入れ替えやすくしておくというのが良いですよね。

情報がわからないことが1番困るんですよ。
ファームではこう思ってたけど、1軍には伝わってないとか、そういうのが困るので。

ちょっと故障が起きた時とか、調子が悪いとか、そういう時にうまく他の選手を入れ替えながらシーズンを乗り切っていかないと」
 

レギュラー争いが熾烈に?

新体制に期待が高まりますが、ここでドラゴンズファンから彦野さんへの質問を紹介しました。

「立浪新監督は就任会見で、『レギュラーは大島・ビシエド選手だけで、他は競争になる』とおっしゃってましたが、その辺はいかがですか」(Aさん)

彦野さん「それぐらいのつもりなんじゃないです?ハッパをかけてるんですよ、京田(陽太選手)と高橋周平(選手)に。まあ、木下(拓哉選手)もかな」

チーム内での競争が激化しそうですが、彦野さんは、この考えはかつての星野仙一監督に似ていると語ります。

彦野さん「(現役当時は)毎年言われてました。(3年連続でゴールデングラブ賞をもらうぐらいの実力があっても)『来年、外国人選手獲ってくるからがんばれよ』って。
それは外野手の宿命なんですけどね。

特にドラゴンズって、京田と周平がやってくれないと。若い選手は当然必要ですけど、あの2人なんですよ」

高田寛之アナウンサー「確かに2人揃って、2割5分ではちょっと厳しい所が……」

彦野さん「来年、2人とも2割8分以上打って、それこそホームランでも10本超えるような打撃にもしなってくれたら、それだけで何勝違いますかね」
 

投手に期待

今年のドラゴンズは打撃が弱いといわれた一方で、柳裕也投手が最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得するなど、ピッチャーは良いという話もありますが……。

彦野さん「ただ、ピッチャーが良いっていってても、がんばったピッチャーが毎年ずっとがんばれるかっていうと、キツいですよ」

高田「2年、3年続けて活躍した後の反動がどうしても」

彦野さん「疲労が取れないとか、あと研究もされますし。ちょっと球威が落ちただけで、同じようなボールを投げてても打たれますからね。
なかなか見ても判断がつかないと思うんですけど、ちょっとしたことで打たれてしまう。

そういう世界でやってますから、なかなか続けて毎年がんばれるピッチャーが少なくなっていくのはしょうがないと思うんですけども。

それこそ立浪監督が『先発にもうちょっとがんばってくれ』と言ってましたね。じゃないと、中継ぎ陣がかなり厳しいと。

そういうことを考えれば、小笠原(慎之介投手)が(規定投球回数)到達したのは良いでしょうし、もう1人、2人出て来てくれると」

そして、投手コーチ兼ヘッドコーチに就任する落合英二さんについては、「だいぶドラゴンズから離れてますけど、理にかなったことをきちっとやっていくタイプだと思います」とコメント。

チームをまとめるのにはヘッドコーチが重要ですが、落合さんは兼任。

この役割について彦野さんは、できれば投手コーチのウエイトを下げて、ヘッドコーチの役割に重きを置いてほしいと語りました。
(岡本)
 
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2021年11月02日18時17分~抜粋

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