ドラ魂キング

定番の揚げ米菓「歌舞伎揚」の見えないオシャレとは?

現在、揚げ米菓市場が伸びているんだそうです。揚げ米菓とは、簡単に言えばお煎餅のこと。

日本には数々の揚げ米菓がありますが、その中でも独特の味わいで知られる「歌舞伎揚」を思い浮かべる方も多いでしょう。
7月22日放送CBCラジオ『ドラ魂キング』では、柳沢彩美アナウンサーが「歌舞伎揚」の販売元、株式会社天乃屋の須原さんに聞きました。

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揚げ米菓が好調な理由

揚げ米菓が好調な理由は何でしょうか?

柳沢「ズバリ、お腹にたまるからです」

直球過ぎる柳沢アナの回答に「大変よくわかります!」と同意する西村俊仁アナ。

西村「晩御飯の後のお酒で、もうちょっとお腹にたまるおつまみ欲しい時にベストチョイスなんですよ。かつ健康に害がなくて、食べても大丈夫っていう安心感があるんです」

アルコールや炭酸との相性が良く、手軽につまめて、ほどよくお腹にたまる、というのが揚げ煎餅が選ばれている理由なんだとか。

これには昨年から続くコロナ禍が影響しているようです。
家飲みをする人が増え、つまみとして揚げ米菓が選ばれているということです。
 

カテゴリー分けして見ると

西村の言うようにそもそも原材料はお米ですから、身体に害がないということもアピールポイントです。

ここで今回取り上げる「歌舞伎揚」を米菓の中でカテゴリー分けしてみましょう。

米菓は主に原料で大別されるとのこと。
うるち米を原料にしているものを「せんべい」、もち米を原料にしているものを「おかき」「揚げ餅」というそうです。

「歌舞伎揚」はうるち米をつかっているので、種類としてはせんべいです。
さらに「焼きせんべい」と「揚げせんべい」に分かれており、歌舞伎揚は後者に分類されるそうです。
 

名前の由来

株式会社天乃屋が「歌舞伎揚」を発売したのは、今から60年以上前の1960年(昭和30年)のこと。
販売に当たって、日本の伝統文化である歌舞伎と、日本の伝統食文化であるせんべいを伝えていきたいということで「歌舞伎揚」のネーミングが決まったそうです。

独特のパッケージにデザインされているのは「定式幕」です。
黒と柿色と萌葱色(深い緑)の三色を使った歌舞伎独特の幕で、ちなみに定式幕そのものの名の由来は、いつも使っている定式の幕、ということのようです。
 

一枚一枚家紋が刻印されている

実は「歌舞伎揚」には、歌舞伎の家紋が一枚一枚刻印されているそうです。
しかし生地が柔らかくなった上に、揚げてしまっているので家紋はほとんどわからなくなっているんだとか。

西村「そんな隠れたオシャレしてるの?」

丸い形以外にも四角い形があり、丸いせんべいの中には丸い家紋。四角いせんべい中には四角い家紋が入っているそうです。

西村「見えないところのオシャレ、素敵じゃないか!」

まるで、チラッとのぞく着物の裏地に凝る江戸っ子のようなオシャレさ。

なお、「歌舞伎揚」の丸と四角のせんべいの比率は非公開。袋を開けてみたら全部丸だったということもあるそうです。
ちなみに今回、番組で用意した「歌舞伎揚」(11枚入り)では四角はたった一枚でした。

柳沢「お家で食べる時に、当たり探しみたいな感じで、丸と四角を探してみるのも面白いかもしれません」
 

最新歌舞伎揚事情

発売以来、甘口醤油味で親しまれている「歌舞伎揚」ですが、最近は様々な味の商品が展開されています。
そのラインナップは焼きとうもろこし味、焼きえび味、わさびマヨ、めんたいマヨなど。

西村「絶対お酒に合うやつだよ!」

若い人向けに様々なフレーバーを出したところ、売り上げ増にも繋がっているんだそうです。味だけでななく、食感もバリエーションを増やしているんだとか。

西村「ちょっと上顎がちょっと痛くなる時があって、これでこそ『歌舞伎揚』だと思うよ」

実は最近は口どけの優しい「瑞夢」という商品が出ているそうです。

また天乃屋のホームページでは「歌舞伎揚」のアレンジレシピが公開されています。とんかつの衣に使うとかアイスをのせて食べる、などがあるそうです。

西村「ええ!?アイス乗せるの?」
柳沢「絶対おいしいよね!」

ぜひお試しください。
(尾関)
 
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2021年07月22日16時29分~抜粋

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