ドラ魂キング

災害時だけじゃなく主婦の強い味方。長期保存ができる食品最前線

木曜日の『ドラ魂キング』では、スーパーで旬の食材を探すことが趣味な柳沢彩美アナウンサーが気になった食材の疑問を調査しています。

6月24日の放送では「長期保存」をテーマに、日本ハムから販売されている「ストックポーク」シリーズについて調べました。

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長期保存ができる理由

「ストックポーク」シリーズは、ウインナー、ブロックベーコン、ソーセージステーキの3種類があります。

中でも特筆すべき商品はウインナー。普通は10日ほど冷蔵庫に置いておけるかな?というぐらいですが、なんと常温で365日保存できます。

どうしてここまで長期保存できるのでしょう?日本ハム株式会社に柳沢アナが聞きました。

この「ストックポーク」シリーズは、レトルトカレーや缶詰などでも使用されている加圧加熱殺菌を採用しています。これは、圧力で熱と菌を殺すという方法で、従来から食品業界では使用されてきました。

この殺菌方法に加え、製品の配合に工夫を施すことで長期保存を可能にしているんだそうです。
 

主婦も嬉しい

なぜ今、長期保存できる商品が増えているのでしょうか?
一番の理由は災害時の非常食になること。

さらに、フードロス削減の観点から、食品市場全体で賞味期限が長い製品が求められているんだそうです。日持ちがすれば捨てなくて済み、最後まで食べられるというわけです。

また常温で長期保存ができるということはこんなメリットもあります。

柳沢「冷蔵庫って、すぐいっぱいになっちゃうじゃないですか。置き場を選ばないというところは、やはり主婦にとっては嬉しいわけです」
 

いつものウインナーの味

商品を西村俊仁アナウンサーが実食。
西村アナが食べたのは「ストックポーク」シリーズのウインナー。
そのままでも食べられるのですが、今回は電子レンジで温めたものを食べてみました。

西村「パッと見た感じ、何の変哲もないウインナーですよ。ちゃんと燻製の香りがする」

パリパリと音をさせて食べました。食感も普通のウインナーと変わらないようです。

西村「日持ちするというと、外の皮がパリッと言わないとか、塩気が強すぎるとか、スパイシーすぎるとか思ったけど、そんなことなくって普通に毎朝食べているウインナーと同じ味がする」
 

災害時には気持ちも救う

かつて阪神淡路大震災で被災した経験のある西村アナ。

西村「お肉とか生鮮食料品、野菜とかなかなか食べられないんですよ。
だから、ご飯とかおにぎりとかの中にウインナーが一本あるだけで、間違いなくすごく気持ちが楽になる」

災害時は電気、ガスが止まって加熱調理ができないことも想定されます。
常温で食べることができる肉は、栄養面だけでなく心理的にも強い味方になりそうです。
 

料理も常温保存

日本ハムが出している、もう一つの常温で保存できるシリーズが、「味わいレンジ」シリーズ。
こちらは賞味期限が90日で、既に調理済みの料理です。

プラスチックのお皿に入っていて、電子レンジで温めるだけ。このシリーズの肉じゃがを西村が実食しました。

「パッと見た感じは、チンした肉じゃがです」と言いながら口にします。

西村「ジャガイモ柔らか。味めっちゃ染みてるよ!ニンジンやわらか。うちでしっかり炊いて作った肉じゃがの味がする」

西村家の肉じゃがと遜色ない味だそうです。
 

会社のランチにも

西村「ちょっと疲れたから、ご飯作りたくないという時に出してくることもできるし」

柳沢「今日の夕飯のお助けマンとして、家の食料庫ゾーンに備蓄したい」

西村「プラスチックのパッケージでそのまま出してもいいと思いますけど、小鉢に入れたら、君が作ったのねって言う味」

柳沢「究極に、お助けマン出動の場合は皿も洗いたくないんで、このプラスチックのカップで十分です」

常温で持ち運びができるので、会社に出勤する時もカバンに忍ばせと置くことができます。おにぎりを買って、あとはこれを電子レンジで温めれば、ちゃんとしたランチに。

ちなみに肉じゃがの他には牛バラ大根、ビーフシチューなど現在は和洋で5種類の料理があります。
今後はキャンプ、アウトドアでの需要も見込んで、日本ハムではこれらのシリーズを拡充していくそうです。

「長期保存っていうのと常温で保存できるという、この技術。これは素晴らしいです」と絶賛する主婦、柳沢アナでした。  
(尾関)
 
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2021年06月24日16時30分~抜粋

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