ドラ魂キング

ふりかけ「ゆかり」四姉妹に誕生した弟「ひろし」の使命とは?

毎週木曜日の『ドラ魂キング』は、柳沢彩美アナウンサーが旬の食材を紹介しています。

5月27日の放送で取り上げたのは、ふりかけの「ひろし」(三島食品)。
西村俊仁アナウンサーも毎朝食べているという「ひろし」とはどんなふりかけなのでしょう。

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ひろし大人気

三島食品のしそご飯を作るふりかけとして知られる「ゆかり」。
今年2月、このシリーズに新しく「ひろし」というふりかけが加わりました。
黄緑色のパッケージに、大きくひらがなで「ひろし」と書かれてます。

この「ひろし」、発売から大ヒット商品となり、売り切れ店も出ているそうです。
なんと年間販売目標をわずか2ヶ月で達成するという勢いです。
 

彩美、俊仁、そしてひろし

西村「実はね、僕、本当にひろし好きで、今朝も朝ごはんにひろしかけて食べてきたんですよ。こんなに僕のひろしが認知されてると思ってなくて、いますごく嬉しいです」

柳沢「僕のひろし?」

西村をにらむように言う柳沢。
怪しげな三角関係。

二人の間でも「ひろし」を取り合うほどの人気です。

「ひろし」を販売している広島県の食品メーカー、三島食品広報の佐伯さんに聞いた話を柳沢が報告しました。
 

当然の疑問

まず「ゆかり」シリーズのおさらい。赤しその「ゆかり」。
オレンジのパッケージ、たらこの「あかり」。緑色のパッケージ、青じその「かおり」。
ピンクのパッケージ、カリカリ梅の「うめこ」という4つのラインナップがありました。

西村「四姉妹な感じだね」
柳沢「我々消費者も、勝手にゆかりファミリー。四姉妹だと言っています」

ここに新商品として発売されたのが「ひろし」です。爆発的に売れている「ひろし」ですが、
当然浮かぶ疑問がこれ。なぜ男なの?
 

ひろしの使命

「ひろし」の中身は広島菜という広島のみに広がっている地元の菜漬けのこと。これを広めるために発売されたのが「ひろし」でした。

広島菜というのは広島にだけに伝わる郷土食の漬物のことで、「日本三大菜漬」のうちの一つ。野沢菜、高菜、そして広島菜です。広島菜だけピンとこない人が多いと思いますが、「ひろし」の登場で知名度アップ。

「ひろし」の食べ方としてはふりかけです。かけてすぐ食べるのもいいんですが、柔らかくなるまで蒸らしてから食べると格別。やはり菜飯の食べ方が似合う「ひろし」です。

「混ぜご飯にして、おにぎりにすると最高にうまいの。しっかり塩気もあるし、本当に菜漬けのいいところが出てくる感じ」と言う西村。
 

消費者の反応

味が美味しい、色が鮮やかで綺麗、と品質面で人気が出ている「ひろし」ですが、ヒットの要因は名前にもあるようです。

消費者の間では、SNSで、「ゆかり」「あかり」「かおり」「うめこ」は姉妹みたいだと話題になっていたのですが、次に出てきたのが「ひろし」。

「なんだよ、男の人だ。次、絶対、妹来ると思ってたのに」という趣旨の投稿が多くされていたようです。
 

命名ひろし

なぜ、「ひろし」に落ち着いたのか?柳沢の調査は核心に迫りました。

広島菜のふりかけ、最初の名前は「ひろこ」だったようです。それが「ひろし」に変わった理由は、三島食品の社長が「ひろこ」に違和感を感じたから。

広島菜を世に広めるための名前なので「ひろこ」ではなくて、「ひろし」の方が良いのではないか?言われてみれば「ひろしまな」の最初の三文字は「ひろし」。

そこで「ひろし」に白羽の矢が立ち、ついにここで長男「ひろし」が誕生したわけです。そして売り切れ店が出るほどの人気になりました。

柳沢「ゆかりファミリー、四姉妹います。ここで五人目が妹、ひろこではなく、息子ひろしを誕生させたのは狙い通りっていうことです」
(尾関)
 
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2021年05月27日16時30分~抜粋

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