ドラ魂キング

缶、パウチ、紙パック。食材を入れる容器を比べてみると?

4月15日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)では、食材を包んでいる「容器」を取り上げました。
ツナやコーンの容器は気づかないところで変化しているようです。

シーチキンやシャキッと!コーンでもおなじみの、はごろもフーズ株式会社の広報担当、金子さんに聞いた話を柳沢彩美アナウンサーが報告しました。

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パウチ、紙パックが登場した理由

はごろもフーズの看板商品、シーチキンは缶のバージョン、パウチのバージョン、この二種類が販売されています。シャキッと!コーンという商品は缶とパウチと紙パックという3つのラインナップです。

昔はシーチキンって缶しかありませんでした。どうしてパウチや紙パックが登場したのでしょうか?

缶は不燃ごみ。不燃ごみの回収頻度は多くありません。可燃ごみは週2回、不燃ゴミは月1回のところが多いと思います。缶は回収日まで家で保管しておかなければならないという煩わしさがあります。

そこで、はごろもフーズでは、消費者のニーズに合わせて、パウチと紙パックが誕生したそうです。

 

保存期間を比較すると

パウチや紙パックだと簡単に手で開けることができます。手軽に使えます。さらに使った後の処理も簡単というメリットがあります。
それなら缶はなくせばいいのにと思いますが、缶をやめない理由がありました。

缶、パウチ、紙パックの保存期間を比べてみると、缶は3年。紙パックが2年。パウチが1~2年。缶は、最も酸素を入れない密閉構造になっているので、保存期間が長いんです。
長期保存や備蓄には缶が向いてるというわけです。
 

エコ的に見ると?

スチール缶は90%以上がリサイクルされているので環境に優しいんです。しかしパウチ、紙パックに比べると重く、かさばるため輸送コストがかかります。

パウチと紙パックは軽量で省スペース。なので、一度に多くの商品を運べるので輸送コストが下がるんです。缶に比べると輸送の際に発生する二酸化炭素が削減できて環境には優しいわけです。

運ぶ時にエコになるのか?あるいは容器そのものがリサイクルできるか?それぞれメリットの違いが缶、パウチ、紙パックの3つの形態がある理由でもあります。
 

パッケージのちから

最後に商品の印刷、ラベルの面を比べてみました。缶は印刷できる表面積が少なく、パウチや紙パックは印刷できる表面積が多く取れます。

パッケージに商品名を大きく書いたりレシピを書いたりと、PRする部分が広く使えるという意味ではパウチ、紙パックに分がありました。

「確かにレシピが載ってるのはおいしい」と言う西村俊仁アナウンサーに、「おいしいって、レシピ見ただけで食べた気になってたね」と言う柳沢。パッケージの訴求力が良く分かる会話でした。

柳沢が食材の容器について調べた結果は、缶、パウチ、紙パック。三者三様、良い所がありました。 
(尾関)
 
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2021年04月15日16時31分~抜粋

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