ドラ魂キング

生産工程などで出る端材を活用する取り組み~豊田合成株式会社

『ドラ魂キング』「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」のコーナー。
「SDGs」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標のこと。

4月13日の放送では、愛知県清須市に本社がある豊田合成株式会社のSDGsに関する取り組みを紹介しました。
「つくる責任」や「つかう責任」など、12番の目標を掲げています。
豊田合成株式会社の経営企画部サステナビリティIR室主監兼SDGs関連商品グループのグループリーダー山田さんに、高田寛之アナウンサーと加藤由香アナウンサーが尋ねます。

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端材を使った活動のきっかけ

加藤「端材活用の取り組みはいつごろから、どのようなきっかけで始められたのでしょうか?」

山田さん「この活動は2018年頃から、当社の生産工程で出る様々な端材や捨てなければいけないものを『もったいないな』と言うことで、これらをノベルティにするといったところから活動を始めました。
2020年1月には専門のチームを作って、商品化を進めるべく活動しています」
 

端材の革を使った商品

豊田合成株式会社では、端材としてどのようなものが出るのでしょうか。

山田さんによると、生産工程では車のハンドルを作る際の革、エアバッグの布がでるとのこと。生産と関係ないところでは「岐阜県美濃加茂市と森林保全協定を締結しているため、木材の間伐材も出る」と話されていました。

スタジオには、実際に端材で作られた製品を持参してきた山田さん。

加藤「これがハンドルの革なんですか?」

山田さん「はい、これはハンドルの革を使ったペンケースです」

高田「やはり、原料になる車のハンドルに使われる革と言うことであれば、高級なものになりますよね?」

山田さん「そうですね、本革なので品質のいいものを使っています」

他にも、カードケースやキーホルダーなどを作っており、黒を基調にした高級感ある仕上がりに感心する高田アナと加藤アナ。
 

このペンケースを購入できる?

このおしゃれで素敵なペンケースを前に、購入できないのかを質問する加藤アナ。

山田さんによれば、購入できる場所は非常に限られているとのこと。
豊田合成株式会社近くの稲沢に体育館があり、その中にあるコンビニエンスストアで取り扱っている他、4月20日より期間限定で名古屋市にある「Mozoワンダーシティ」にショップを出店する予定があり、そちらでも購入可能とのことでした。なかなか手にすることが難しいようです。

革製品を購入するとなれば、とても高価な印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした端材を無駄にすることなく商品化している豊田合成株式会社の取り組みは、地球に優しい取り組みです。

 

革以外にも秘密が

この革を使ったペンケースには他にも端材が使われていました。
ペンケースを熱心に見ていた加藤アナが何かに気づいたようです。

加藤「ペンケースのチャックの…この部分に使われているのは木ですか?」

そう、実はペンケースのチャックを開け閉めする部分に使われているのは、間伐材。
革以外にも、間伐材を利用した他にはないデザインで、とても目を惹く仕上がりになっていて、高田も感心しきり。

環境に優しいこのペンケースの魅力について、加藤も話が尽きませんでした。
(葉月智世)
 
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2021年04月13日17時11分~抜粋

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