ドラ魂キング

牛島和彦が注目。中日・木下拓哉選手のハーフスイングの止め方がすごい

プロ野球解説者の牛島和彦さんが、3月17日放送の『ドラ魂キング』に出演し、今季ドラゴンズの戦力について語りました。

まずは前日16日、バンテリンドームナゴヤでのホーム開幕戦となるジャイアンツとのオープン戦を振り返ります。試合は6-1でドラゴンズが久しぶりに勝利しています。

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16日の大野投手を分析

16日の巨人戦を観戦したリスナーからのメッセージです。

「大野雄大投手、本番さながらに打席も入る臨戦モードで試合をしてましたね」(Aさん)

この日の大野投手は低めのストレートを意識していたようです。立ち上がりは変化球が多めでしたが、バッターの膝元に行く球が多く、変化球も低めに集まっていた様子でした。

牛島「大野の調子が悪くなってくるとボールが高くなるじゃないですか。それがなかったんです。だから、もう1試合投げれれば、ある程度仕上がって来るのかなと感じました」

真っすぐも力まずに144キロほど出ていたそうです。
開幕して2試合、3試合になってくると、身体が出来上がってくるので、同じ投げ方でも、スピードはもっと出るようになるんだとか。

大野投手自身がテーマに上げていた内角の使い方については、ランナーが出ても次のバッターをゴロで打ち取っていたので、出来は上々だそうです。
 

大野投手はいつ投げる?

大野投手の起用について、与田監督は、去年のシーズン終わりからの疲れを考慮して、開幕戦ではないく、2カード目、ジャイアンツ戦に持って来るという情報があります。この件についての牛島さんの見方は?

牛島「出遅れ感があるんで、ちょっとでも後ろにずらしたいっていうのも、あったかもわかんないし、それと、マツダスタジアムじゃあんまり良くないですね」

今年ドラゴンズは開幕戦をマツダスタジアムで迎えます。
開幕投手に決まっているのが福谷投手。福谷投手は昨年、マツダスタジアムで2度登板しています。

7月28日に勝敗は付かなかったものの、6回を投げて10奪三振、防御率0.00の好投。2度目は8月11日で勝ち星をあげました。
 

何かあったのか?

一方の大野投手は、球場別の成績で見ると、マツダスタジアムでの防御率は9.00とよくありません。
マツダスタジアムでの開幕戦を避けたということはジャイアンツ戦が濃厚でしょうか?
地元バンテリンドームでの最初のカードでもあります。

牛島「いつも、大野は、オフに開幕投手どうのこうのって言うじゃないですか。去年、自分で言ってないですもんね。だから何かがあったんじゃないかなとも思います。

1年のスタートですから、いい形でスタートしたいじゃないですか。流れを見たらそういうのもあるのかなとか思います。本人じゃなくて首脳陣が相談したかもしれません。内部事情はわかりませんけど」
 

斬れのあるスイング

野手についてはこんなメッセージが寄せられました。

「キノタク(木下拓哉)選手の打撃が上達したように見えますが、どのようにご覧になりましたか?」(Bさん)

牛島「昨日もあったんですけど、ハーフスイングを、打ちにいって止まるんですよ」

どのバッターも、だいたいハーフスイングは、バットの先がベースの上まで来るんだそうです。しかし木下選手は、バットは後ろに向いたまま、身体を回転させるだけでヘッドは出さないんだとか。

牛島「バットが出てこないということは、短い時間でバットをスパッと出す自信があるんじゃないかと思います。最短距離でバットを出す自信があるから、そういう止まり方をする。あれだけ我慢できるということは、バットの出方がいいんでしょうね」

高評価の牛島さんです。
 

清水投手の改善点

最後に話題は投手陣に戻りました。

「これで開幕ローテーション、福谷、柳、大野は確定と思いますが残り3枠、誰が入りそうですか?私は清水投手に期待しています」(Cさん)

「清水には若いし、期待はしたいですよね。ただ、ちょっと左足突っ張る分気になりますね」と牛島さん。

清水達也投手は右投げのオーバースロー。投げる時に、左足をポンっと突っ張ってしまうんだそうです。左足に力が入る度合いによって、突っ張りが早くなったり遅くなったり。それがボールのリリースポイントのズレに繋がるということでした。

牛島「いつも同じ形で投げれるんだったら、コントロールもできるでしょうけど、たまにコントロール乱すことがあるでしょ?あれが、ちょっと気になりますね」

投手陣のローテーション争いにも目が離せません。そしてキノタク選手のハーフスイングにも注目です。 
(尾関)
 
ドラ魂キング
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2021年03月17日18時13分~抜粋

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