ドラ魂キング

廃棄される外葉を有効利用!ほうれん草のパウダー「飛騨抹草」

『ドラ魂キング』、「SDGs(エス・ディー・ジーズ) 」のコーナー。

「SDGs」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標のこと。
「貧困をなくそう」や「飢餓をゼロに」など、17の目標を掲げています。

2月16日の放送では、12番「つくる責任 つかう責任」、15番「陸の豊かさも守ろう」に関する話題を取り上げました。

加藤由香アナウンサーから、謎の緑の粉を舐めるように指示された西村俊仁アナウンサーは、恐る恐るチャレンジすることに。

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もしかしてバッタ?イモムシ?

通常このSDGsのコーナーでは、高田寛之アナウンサーがコオロギ、イナゴ、ハチノコなど、いろいろな食べ物を試食しています。

「今日、西村君にはこの粉かなと思って。緑色の粉を持ってまいりました」

加藤は、高田のピンチヒッターを務める西村にも、有無を言わさずチャレンジをすすめます。

西村「つまり、コレを口に入れろと?」
加藤「ちょっと舐めてみて!」
西村「えっ?」

一瞬、躊躇した西村でしたが、気を取り直して実況を開始します。

「緑色の、まさに抹茶のパウダーな感じですよね」

抹茶と信じたい西村でしたが、「でもさ、緑色って言ったらバッタとかさ。イモムシも緑色のやついるよね」と、不安をあおる加藤。
 

高山市が誇る出荷量日本一の野菜

観念して、謎の緑色の粉を舐める西村。

西村「えっ、これ抹茶じゃないんですか?」
加藤「抹茶のような味と香り、見た目。でも抹茶じゃないの。なんだと思う?」

抹茶ではないと聞いて驚く西村は、苦し紛れに「青のり」と答えを出しました。

ブブー、残念ながら不正解。

ヒントは岐阜県高山市が誇る、市町村別の出荷量が10年以上日本一のある野菜です。

「ラーメン?さるぼぼ?」

西村からは、絶対に正解しないパターンの答えしか出てきません。

緑色のパウダーの正体は、ほうれん草でした。
 

栄養価も味も変わらない外葉

「言われてみるとわかる!ほうれん草の味がする!」と納得の西村。

ほうれん草の旬は一般的に秋から冬。

しかし、夏も涼しい飛騨地域では春から秋にかけての生産も盛んで、4~11月まで出荷することができます。

ほうれん草を出荷する際、以前は規格に合わせるために外側の葉を廃棄していました。

栄養価も味も、外側も内側の葉と大きく変わらないのに、生産量の2~3割に当たる部分が捨てられてしまっていたのです。

ここに目を付けたのが、高山市のミチナル株式会社。

捨ててしまう外側の葉を引き取り、冷凍加工して販売しました。

その後「ケーキやクッキーにも使えるものを」ということで、このほうれん草パウダーを開発したのです。
 

抹茶と青汁の中間の飲み物

このパウダーは、お湯で溶かして飲むこともできます。

「綺麗な色ですね!コンビニでよく目にする、ペットボトルの青汁と同じような色」と西村。

肝心のお味は?

西村「あっ、すごい飲みやすい」
加藤「青汁よりも飲みやすいし、味が抹茶に似ているので、お菓子にも使えるな、と」

そしてカフェインもゼロ。

抹茶は濃すぎる、青汁は苦すぎるという方にとっては、まさに間を埋めてくれる飲みものといえそうです。

このほうれん草パウダーの名前は「飛騨抹草(まっそう)」。抹茶ならぬ、抹草です。

牛乳を入れると、抹茶オレのような味わいになるんだそう。

以上、SDGsにつながる緑の粉「飛騨抹草」の紹介でした。
(minto)
 
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2021年02月16日17時15分~抜粋

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