1月14日放送の『ドラ魂キング』には、昨年引退した元ドラゴンズ選手の吉見一起さんが登場。
吉見さんは今シーズンからCBCテレビ・ラジオ解説者となりましたが、まずは11月に行われた引退試合について語りました。
聞き手は、西村俊仁アナウンサーと柳沢彩美アナウンサーです。
引退試合でも泣かなかった元中日・吉見一起さんが唯一泣いたのは…
引退試合をあらためて聴くと…
コーナー冒頭、11月6日に行われた引退試合の際の音源が流れましたが、当日CBCで実況を行っていたのは西村アナ。
223試合目となる最後のマウンドでは、見事空振りの三振に打ち取りました。
最後の投球が終わった直後の実況は、次のとおりです。
西村「アウトコース、空振り三振!138キロ。最後は外のボール、吉見一起、今、深々と一礼をしました。
最高の準備を最高のピッチングにつなげ、派手なパフォーマンスはありませんでしたが、計算された投球術でファンを魅了し続けた吉見一起。
いま内野守備陣がマウンド上に集まります。吉見は笑顔です。
少し目に涙を湛えているかもしれません。内野の守備陣が…」
本人を目の前にして、自分の実況を聴くというのは、西村アナからすればかなりのプレッシャーですが、あらためてこの実況を聴いた吉見さんから「良かったですよ」と感想をもらってひと安心。
223試合目となる最後のマウンドでは、見事空振りの三振に打ち取りました。
最後の投球が終わった直後の実況は、次のとおりです。
西村「アウトコース、空振り三振!138キロ。最後は外のボール、吉見一起、今、深々と一礼をしました。
最高の準備を最高のピッチングにつなげ、派手なパフォーマンスはありませんでしたが、計算された投球術でファンを魅了し続けた吉見一起。
いま内野守備陣がマウンド上に集まります。吉見は笑顔です。
少し目に涙を湛えているかもしれません。内野の守備陣が…」
本人を目の前にして、自分の実況を聴くというのは、西村アナからすればかなりのプレッシャーですが、あらためてこの実況を聴いた吉見さんから「良かったですよ」と感想をもらってひと安心。
最後のマウンドに上がった時の心境
「ただ…」と吉見さんから断りが入りつつ、さらなる感想が。
吉見さん「最後、『涙を浮かべてるかもしれません』っておっしゃってましたけど、全く涙を浮かべてなかったですね」
実はこの後、引退セレモニーでお子さまが登場した時以外は、引退会見を含めても泣くことはありませんでした。
吉見さん「僕も結構涙もろいところがあるので、きっと泣くだろうなと思っていたんですけど、始まると『これどこで泣くんだろう』っていうのがあって。実感がなかったですね、引退するという」
西村「実感は、それこそ練習の時にみんなで同じTシャツを着て、いろんなところにお花がたくさんあってみたいな、見れば見るほど『俺、引退なんだな』っていうヒントがあったと思うんですけど」
吉見さん「それでいて、そうは思わなかったですね」
登板された時、コブクロの「君という名の翼」が流れ、スタンドにはすでに泣いている観客もいる中で、吉見さんはどのように感じられていたのでしょうか。
吉見さん「僕は2割緊張、8割楽しもうと思ってマウンドに向かってましたね」
西村「マウンドに向かって楽しもうという気持ちは、さすがに引退試合と他では違いますか?」
吉見さん「全然違いますね。(通常の試合では)楽しみたいけれども楽しめないというのが正直な(心境)」
吉見さん「最後、『涙を浮かべてるかもしれません』っておっしゃってましたけど、全く涙を浮かべてなかったですね」
実はこの後、引退セレモニーでお子さまが登場した時以外は、引退会見を含めても泣くことはありませんでした。
吉見さん「僕も結構涙もろいところがあるので、きっと泣くだろうなと思っていたんですけど、始まると『これどこで泣くんだろう』っていうのがあって。実感がなかったですね、引退するという」
西村「実感は、それこそ練習の時にみんなで同じTシャツを着て、いろんなところにお花がたくさんあってみたいな、見れば見るほど『俺、引退なんだな』っていうヒントがあったと思うんですけど」
吉見さん「それでいて、そうは思わなかったですね」
登板された時、コブクロの「君という名の翼」が流れ、スタンドにはすでに泣いている観客もいる中で、吉見さんはどのように感じられていたのでしょうか。
吉見さん「僕は2割緊張、8割楽しもうと思ってマウンドに向かってましたね」
西村「マウンドに向かって楽しもうという気持ちは、さすがに引退試合と他では違いますか?」
吉見さん「全然違いますね。(通常の試合では)楽しみたいけれども楽しめないというのが正直な(心境)」
唯一泣いた瞬間
そして4球を投げ切った後、内野陣とハグして花束の贈呈がありましたが、ここでも吉見さんは泣くことがありませんでした。
吉見さん「あの時の気持ちを正直に言うと『おい外野手、こっちこいよ』と思ったんです。『えっ、外野手来ないの?』って」
ものすごく冷静ですが、高校野球で対戦したこともあり、元チームメイト、現在はヤクルトのコーチを務める森岡良介さんから花束をもらった際も、「今度メシ行こうや」と言われ、「また連絡するわ」と返したぐらい、普段と変わらないテンションだったようです。
ただ、お子さんから花束の贈呈を受けた時は、唯一号泣されていました。
吉見さん「長男が泣いていたんですよ。それを見て『もっと野球をしておけば良かったかな』っていういろんな思いが出てきて。うれしかったのと悔しいというか、それが涙に変わった、もらい泣きという感じだったんですけど」
引退は自ら決めた吉見さんですが、やはりいろいろな思いがあったようです。
(岡本)
吉見さん「あの時の気持ちを正直に言うと『おい外野手、こっちこいよ』と思ったんです。『えっ、外野手来ないの?』って」
ものすごく冷静ですが、高校野球で対戦したこともあり、元チームメイト、現在はヤクルトのコーチを務める森岡良介さんから花束をもらった際も、「今度メシ行こうや」と言われ、「また連絡するわ」と返したぐらい、普段と変わらないテンションだったようです。
ただ、お子さんから花束の贈呈を受けた時は、唯一号泣されていました。
吉見さん「長男が泣いていたんですよ。それを見て『もっと野球をしておけば良かったかな』っていういろんな思いが出てきて。うれしかったのと悔しいというか、それが涙に変わった、もらい泣きという感じだったんですけど」
引退は自ら決めた吉見さんですが、やはりいろいろな思いがあったようです。
(岡本)
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