自粛中の意外な過ごし方
まず質問で多かったのは「自粛期間は何をしてたんですか?」、これに対して高橋選手は、「家にいるしかなかったんで、料理とか」という意外な答え。
元から趣味だったというわけではなく、「何でもおいしいですよ」と自信があるようです。
時間があった分、自分を見つめ直す機会になったかどうかという高田からの問いに関しては、「野球に関しては見つめ直すも何もなかったんですけど、基本的にトレーニングは大目にやりました。あまり良い時間ではなかったです」と率直な感想を述べました。
また、120試合と試合数は少なかったものの、コロナ禍で辛い時期だったため、体の疲れというよりは精神的な方の疲れを感じていたそうです。
そんな大変な年でしたが3位に入り、キャプテンとしてはどのように感じられているのでしょうか。
高橋選手「優勝しないと意味がないと言われてしまえばそれまでなんですけど、8年ぶりにAクラスに入れたんで、そこは良かったかなと思います」
高橋選手が入団した年は2位でしたが、そのあとはずっとBクラスだったので、長いトンネルをようやく抜けたという感じですね。
1時間半に及ぶ契約更改の結果
プロ野球オフシーズンの話題の1つといえば、契約更改のお話。
登場していきなりお金の話になってしまいますが、高橋選手はドラゴンズの中でもトップバッターに近いぐらいに早く契約更改を終えられ、26日に2,000万円アップの推定8,000万円と言われています。
高橋選手「トップバッターはすごい嫌だったんですけど、時間が長かったですね。1時間半ぐらいですかね」
1時間半の中身は、今年どうだったのかを聞かれた後、金額の交渉だったそうで、「評価してもらえるのは、金額なんで」と、金額が大事な理由を答えました。
108試合に出場し打率は3割到達と成績は良かったのですが、今年は試合数が少ない上に観客数も本来の数ではないという外部要因があるのが、難しいところです。
高田「他の人もまずちょっと聞いてみたかったっていうような感じはありますよね」
高橋選手「だからトップバッターっていうのは少し嫌だったんですけど、結局みんな上がらない状況なんで、潔くサインして良かったと思いました」
また、打率3割5厘という成績については、「まあまあですね。3割打てたんで、そこは良かったですね」とコメント。
昨年は残り10試合ぐらいの時点で3割をキープしていたのですが、最後で2割9分3厘とわずかに3割を切る結果に。
今年も残り5試合のところで3割を切り、2割9分6厘まで下がった時は地獄だったそうですが、その後の対DeNA戦で一気に回復しました。
最後の方は3割を切ることもさることながら、Aクラス入りもかかっていて、チームと個人、両方の成績でプレッシャーを感じていたとのこと。
やはり、バッターにとって3割という数字は大きいようです。
(岡本)