今季8年ぶりとなるAクラス入りが確定した中日ドラゴンズですが、いま注目されているのが国内FA権を取得した大野雄大投手。
11月9日『ドラ魂キング』では、ダイノジの大谷ノブ彦、清水藍に加え、CBC解説室の北辻利寿特別論説委員がこれらの話題について語りました。
順位がチームを作る
大谷「Aクラス入りおめでとうございます」
北辻「よかったですね。8年ぶりって大変なことですよね」
ドーム最終戦での与田監督の「弱いドラゴンズは終わり」という言葉と、引退試合での吉見投手の「ドラゴンズは強くなっていると実感している」という言葉から、チーム内がそういう空気になっているのでは?と推測する大谷。
「一般企業でも、立場が人を作るって言いますよね。それと同じように、ドラゴンズが3位という立場になったことで、また1ランク上を目指す位置に来た、と改めて実感しますね」と北辻。
8年ぶりのAクラス入り。勝ち方を忘れていたチームが、今シーズンで勝ち方を覚えたチームになったのか?来シーズンに期待したいものです。
気になる大野雄大問題
ファンが気になる大野雄大投手の去就についてです。
「大野投手のヒーローインタビューの関西弁が、完封するたびに濃くなったのか気になります」(Aさん)
清水「わかる!めちゃわかる!」
大谷「関西に意識が行ってるんじゃなんですか?」
9月頃から、大野雄大投手の阪神移籍説がスポーツ新聞の紙面を賑わしています。
北辻「大丈夫ですよ。私は99%残ってくれると確信してます」
大谷「それは何か確信を?」
北辻「勘です!」
ズバリ言い切る北辻委員ですが、根拠は勘…。
大野雄大が移籍しない理由
北辻「ここまで突き抜けた投手になると、万が一、大野雄大投手がFA宣言して移籍なんてことになったら、ドラゴンズだけの問題ではなくて、中日新聞社という親会社を含めた企業としての体裁とか体面までくると思いませんか?
そうなると、この選手は出しちゃ駄目だって、絶対なりますよ。そんなふうに色々勘ぐったりして。またこれ、勘ですけどね」
結局、最後は勘でした。
その北辻委員、吉見投手の引退試合を観戦したそうです。
北辻「節々に、吉見から大野雄大へのエースの継承が感じられました。ちゃんと大野雄大投手が『吉見さん、後は任せてよ』っていう空気を醸し出してたのを観客席で感じましたから」
長年、熱狂的なドラゴンズファンである北辻は、大野雄大投手の移籍はないと肌で感じているようです。
大野雄大が移籍する理由
しかし、それに反するおたよりも寄せられました。
「私は出て行く方だと思います。理由はナゴヤドーム最終戦、吉見投手引退セレモニーのスピーチで、吉見投手が『雄大、後は託す。ドラゴンズのエースはお前だから』。残留する前提でのコメントがあると期待していましたが、なかったからです」(Bさん)
大谷「そこまで言わないでしょ?」
「大野投手は吉見投手を信頼しているならば、去就について一言二言相談しているはずだと思います。吉見投手は答えを聞いてるんじゃないかな」(Bさん)
大谷「だからこそ、ドラゴンズを託したっていう空気はあったと思うんですが…」
北辻委員も大谷に賛同し、大野雄大投手がドラゴンズ・クラウン賞を受賞した時のコメントを取りあげました。
北辻「『来年、違うユニフォーム着てるかもしれませんけど』って冗談を言ったんですよ。で、キャー止めて~、みたいな悲鳴があったんですけど、ああいうふうに冗談言えるってことは逆ですよね」
大谷「なるほど。リアルに移籍だったら、言えるわけないということですね」
清水「確かに」
北辻委員の意見に2人も頷きます
移籍しない理由を「勘」と言う北辻委員ですが、長年の取材記者の経験があっての勘。信憑性があります。
メジャーもあり?
大谷「FAは彼が勝ちえた権利なので、行くんだったら拍手を持って送りたいです。でも、やっぱり、ドラゴンズのユニフォームが似合うんだよね」
北辻委員はFA宣言した上で、ドラゴンズに残ればいいという意見でした。
さらに話題は、何年か後にメジャーに移籍するのでは?というところまで発展しました。実際、メジャーリーグからも注目されているようです。
北辻「ただ、大野雄大さんの名古屋愛は、かなりのもんだと思いますよ」
大谷「メジャーでも見たいですけどね。Oh, No! You Die. これ、僕の中で、すでに出来上がってるんですよ」
大野雄大投手が6試合連続完投したことで、チームの雰囲気がガラッと変わりました。それほど影響力がある選手です。
北辻「今年のAクラスの立役者ですよね。大野雄大投手がナンバーワンの活躍をした」
(尾関)
ドラ魂キング
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2020年11月09日17時00分~抜粋