ドラ魂キング

とろける甘さが魅力!「西洋ナシ」の食べ頃はどうやって見極める?

『ドラ魂キング』、各曜日のパーソナリティの趣味にフォーカスする「趣味コレ」のコーナー、木曜日のテーマは「野菜・フルーツの旬な話題」です。
11月5日の放送では、「西洋ナシ」を取り上げました。

スーパーなどで、ここ数年でよく目にするようになった西洋ナシ。

西洋ナシ=ラ・フランスというイメージがありますが、実はラ・フランスは西洋ナシの一種。西洋ナシには、20以上の品種があるのです。

秋の味覚・西洋ナシについて、山形県南陽市にある「田中農園」の田中貞一さんにお話を伺います。

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今年は特に美味しい!

南陽市を含めた山形県の南東部では、西洋ナシの栽培が盛んに行われています。
これは、明治時代に西洋ナシの苗木がフランスから入ってきたことがきっかけです。

フランス・プロバンス地方と気候が似ていることから、山形では西洋なしの栽培が広がり、現在も多くの農園で栽培されています。

この秋、すでに山形産の西洋ナシを食べたという柳沢彩美アナウンサーは「すーごい美味しかったです!」と感激。

田中さんによると、今年は夏が暑く果実にでんぷんが多く蓄積されたことから、例年よりも甘く美味しい西洋ナシに仕上がったということです。

台風が少なかったことについても、「非常に恵まれた夏でしたね」と田中さん。
 

サインは「耳たぶの硬さ」

以前、このコーナーで和ナシを特集した際に、和ナシは収穫後すぐ食べるのに対し、西洋ナシは「追熟」をさせてから食べるという話がありました。

「バナナとかキウイフルーツと一緒で、木から採ってそのまま食べても硬くて美味しくない」と田中さん。

田中さんによると、出荷の2週前に洋ナシを農協の冷蔵庫から作業場に出し、常温で1週間寝かせます。

1週間後、選果機で選別してから箱詰めをして、市場へ出荷するという流れです。

つまり私たちがスーパーで洋ナシを買うころには、すでに「追熟が始まっている状態」ということです。

洋ナシはバナナのように色が変わるわけではないので、見た目だけで食べ頃を判断するのは非常に難しいといいます。

そんな洋ナシの食べ頃のサインは、「耳たぶくらいの柔らかさ」。

購入後は常温で置いておき、耳たぶくらいの柔らかさになったころが、まさに食べ頃。
この状態で冷蔵庫に入れると、しばらく日持ちするとのことです。
 

クリスマスに「シルバーベル」を

ラ・フランス以外にも、西洋ナシには20以上の品種があるそうです。

田中農園では、昭和50年代に山形県の園芸試験場が開発した「シルバーベル」という品種も取り扱っています。

「銀の鈴」の名にふさわしく、クリスマス頃に食べ頃を迎える品種です。

「これから12月にかけてスーパーで見かけるかもしれない?」と期待する柳沢でしたが、シルバーベルは栽培面積が少ないため希少価値が高く、残念ながら東海地方ではなかなか手に入らないようです。

しかし、田中農園では「どうしてもシルバーベルを食べたい!」という方のためにインターネット販売もしています。

「たなかのかじつ」で、ぜひ検索してみてください。

クリスマスプレゼントに、シルバーベルの選択もオシャレですね。
(minto)
 
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2020年11月05日16時31分~抜粋

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