11月1日にドラゴンズ常勝時代のエース吉見一起投手が現役引退を表明しました。
事前に吉見投手本人から連絡を受けたというCBCの宮部和裕アナウンサー。
4日放送の『ドラ魂キング』では、宮部アナが本人から引退の知らせを聞いて感じたことを率直に語りました。
山内彩加アナもその話を興味深く聞きます。
吉見投手の気配り
宮部アナ「吉見投手の活躍は紹介するまでもないんですが、僕が心震えたのは引退の発表の仕方です」
中日ドラゴンズのエースともなれば、親会社の中日スポーツだけがとくダネで日曜日に報道していてもよかったものの、吉見さんは前もって各新聞担当者、テレビ・ラジオの関係者に事前に連絡していたそうです。
宮部アナ「こういうところが実に吉さんらしい。事前にこういうことをお知らせしときますという連絡を、一体、何十本したんでしょうね?」
引退表明の事前連絡は、マスコミ関係者だけでなく、先輩選手、ドラゴンズOB、さらにはチーム外の個人で契約したトレーナーにも連絡していたんだとか。
体はまだまだいける
宮部アナは吉見投手のトレーナーからも話を聞いていました。
トレーナーから見れば、吉見投手の身体はまだまだいけると感じたそうです。問題はメンタル面だったようです。
宮部アナ「ここまでの半年間、彼の決断に至るまでの葛藤が切ないまでに伝わってきたと。気持ちの部分で長いこと続けていくのは大変だったんでしょうね、とトレーナーさんは話してくれました」
連絡を受けて感じたこと
宮部アナ「引退について皆に連絡する気配り。投げてる姿以上に、吉見投手すげーなと思いましたね」
山内アナ「去り際までカッコいいんですね」
宮部アナ「ここまでが非常にいい話でございます。ここからは、ちょっとしょぼい話」
山内アナ「なんとなく見当つきます。宮部さんには連絡があったんですか?」
山内アナの口ドラムロールの後、発表。
宮部「連絡いただきました」
山内「よかった」
宮部アナ「と思うでしょ?僕もそう思ったんです。電話を受けた時によかったと思った自分が何ともちっぽけで、僕っていう存在は吉見投手とは対局だと思いました」
もう一度ユニフォームを
吉見投手から各方面に連絡が入っていることを知った宮部アナ、ラグビーの取材中にもかかわらず、自分に連絡が来るかどうか、ラグビーそっちのけで気になっていたそうです。
宮部アナ「正直嬉しかった。連絡いただいたことで、嫌われてなかったんだなって嬉しかったです。でも、僕なんかに連絡してくるってことは、一体、何人の人に連絡してるんだろうと…」
山内「ポジティブに考えると、宮部さんが仲良いメンバーの主要にいたってことですよ」
宮部「ムフ~ン」
山内「嬉しそう」
宮部「こうなっちゃうからダメなんです。そういうことじゃないんですよ」
最後に「いったん身体を休めて、評論家という形で、また一緒にお話しできたらいいなと思います」と語り、さらにまたドラゴンズのユニフォーム着てくれることを期待する宮部アナでした。
(尾関)
ドラ魂キング
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2020年11月04日16時00分~抜粋