ドラ魂キング

全国シェア95パーセント!愛知県幸田町特産の筆柿

『ドラ魂キング』、各曜日のパーソナリティの趣味にフォーカスする「趣味コレ」のコーナー、木曜日のテーマは「野菜・フルーツの旬な話題」です。

10月15日放送の『ドラ魂キング』で柳沢彩美アナウンサーが紹介したのは「筆柿」。
秋のフルーツの代表でもある柿の中でも比較的早く旬を迎えるのがこの筆柿です。

JAあいち三河・西三河筆柿選果場の矢田さんに聞きました。

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今年は豊作

筆柿は愛知県額田郡幸田町の特産品で、生産量は日本一で、そのシェア、なんと全国の95%を占めているそうです。「筆柿の里」というイメージで町おこしをしている幸田町ですが、イメージではなく筆柿の里そのものです。

今年の筆柿の出来はどうだったのでしょうか?

「7月の長雨や8月の暑さなどで、サイズはやや小ぶりですが、順調に出荷が進んでいます」

9月20日から出荷が始り、ここまでは平年比188%と出荷量が多く、今年は豊作の年だそうです。筆柿選果場では9月の中旬から始まった出荷が10月いっぱいまで続くそうです。
 

筆柿を丸かじり

筆柿は見た目が特徴的。筆柿という名前の通り、先が筆のように細くなっています。
大きさにも特徴があります。

「だいたい一個あたりの平均が100グラムほどで、他の柿と比べると少し小ぶりな部類になります」

卵の二回りか三回りぐらい大きいサイズです。
色は非常に濃いオレンジ色で、柿色と言われる色になります。気になるのは味。

「甘みが強い品種です。あと特徴として柿の皮が非常に薄いので、地元では皮をむかずに、そのまま丸かじりもしております」

柿の丸かじりは全くイメージできませんが…

「丸かじりするのは、多分、地元の幸田の方ぐらいだと思います」
 

食べ頃は色で見分ける

美味しい筆柿の見分け方はあるのでしょうか?

「やっぱり色ですね。緑がかったよりも、濃い柿色、オレンジ色の方が美味しい柿だと思います」

ちなみに筆柿に限らず、柿を切ると、よく中に黒い粒のようなものがありますが、あれは何でしょうか?

「断面にゴマと呼ばれる黒い点々があると思いますけども、そちらの方が多いと甘く感じるサインとなっております」

あの黒い点は、バナナでいうところのスイートスポットのようなものかもしれませんね。
 

硬さはお好みでどうぞ

筆柿は甘柿と渋柿が同じ木になります。
渋いものは渋を抜くために「脱渋」というアルコール処理をするそうです。これが追熟のような効果になり、甘みがより一層増すんだそうです。

購入してから家で食べる時のベストタイミングはいつでしょう?
触って柔らかくなってきたなど、手で触る感触でわかるところはあるのでしょうか。

「人それぞれの食感の違いになるかと思いますが、やっぱり鮮度が良い方がシャキシャキしていて美味しいです。甘みが濃い、ちょっとトロッとしたのが良いという方は、ちょっと置いといていただくといいと思います」
 

食べる時の注意

温度管理は常温でも冷蔵庫でもいいそうですが、温度変化が少ない方が日持ちがするそうです。
常温と冷蔵庫を繰り返すよりも一定の温度で保存するのがベスト。食べる時には避けた方がいい場所もあるようです。

「先端とヘタ部分に渋みを感じやすいので、先端1センチとヘタ部分を切っていただくと、非常に美味しく食べれるかと思います」

愛知県幸田町が全国シェア95%という筆柿。愛知県内のスーパーや量販店、また道の駅「筆柿の里 幸田」でも購入することができます。ぜひ秋の味覚、筆柿を手に取ってみてください。 
(尾関)
 
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2020年10月15日16時30分~抜粋

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