ドラ魂キング

最後に収穫される梨は、カボチャを超えるラスボスぶり!?

毎週木曜日の『ドラ魂キング』で、旬の食材にスポットを当てている柳沢彩美アナウンサー。

10月1日の放送で取り上げたのは、まさに旬のフルーツ「梨」。
その魅力を、愛知県安城市にあるごっちゃん農園の後藤祐司さんに聞きました。

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今年の梨の出来は?

今年の梨も、例年通り7月中旬から収穫が開始されました。
雹(ひょう)が降ったりカメムシの被害で、梨の栽培に影響が出た時もあったそうですが、8月はよく晴れたため、ひとつひとつの梨が大きく実り、よく甘さの乗った美味しい梨が採れたそうです。

夏場に見かけたのは「幸水」「豊水」といった品種。これから楽しめる品種はどういうものがあるんでしょうか?

「ごっちゃん農園では約25種類の梨を栽培してますけど、これから4種類の梨が旬を迎えます」
 

カボチャ以上のサイズ

これからシーズンを迎えるひとつ目は「観月」。これは愛知県でできた品種で大きさは750グラムぐらいだそうです。甘みが特に強い品種なんだとか。

ふたつ目は「豊月」。これは大きさは600グラムぐらいで甘みと酸味のバランスが良い品種。

3つ目は「新興」。今月の中旬ぐらいから採れる品種で、大きさは500グラムぐらい。甘みと酸味のバランスが良い品種です。長期保存が効くのが特徴。普通の梨だと5日ぐらいが相場だそうですが、新興は2~3ヶ月は保存することができるそうです。

4つ目は「愛宕」。大きいものでは2キロを超える巨大な梨。
豊田で行われる「ジャンボ梨コンテスト」で重さが競われているのがこの品種だそうです。

この「愛宕」、大きいものは、なんとカボチャ以上のサイズだとか。
そんなに大きくて、どういう味がするんでしょうか?

「実が硬めなんですけども、甘みもあってとてもおいしい梨です」
 

出会えたらラッキー

これら4品種は、作っている農家が少ないため出荷量は多くないそうです。市場販売よりも、主に産直の販売がメインだとのこと。

「ごっちゃん農園で採れたものは、安城市にある『でんまぁと安城北部』や『でんまぁと安城西部』などの産直でご購入いただけます。数が少なく、すぐに売れてしまうこともあるので、あったらラッキーだと思ってください」

ラッキー中のラッキーならば「愛宕」に出会えるかも?

「愛宕は10月末ぐらいから出荷が始まります。それが一番最後に収穫される梨なんです」

最後の最後でラスボス登場となります。興味をお持ちの方は、ぜひその目でご確認を。
 

コタツで食べられる梨?

最後に、後藤さんから店頭でのおいしい梨の見分け方を教えていただきました。

「まだ青っぽいものよりも、ちょっと黄色っぽい梨を選んでください。柔らかすぎると熟しちゃってるので、実がしっかりしたものを選んでいただけると美味しく召し上がれます」

洋梨は追熟してから食べるのですが、和梨は採った瞬間から鮮度が落ちてくるそうです。
そのため、買ったら早めに食べることがオススメ。

また「新興」と「愛宕」は2~3ヶ月は日持ちがする品種だそうです。

「コタツに入って食べられる梨もあるんです」

やはり気になるのはラスボス「愛宕」。ぜひ冬にコタツに入って食べてみたいものです。 
(尾関)
 
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2020年10月01日16時30分~抜粋

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