ドラ魂キング

ぶどうの神様の元で修行?極上の品種「アリサ」ってどんな味?

『ドラ魂キング』、各曜日のパーソナリティの趣味にフォーカスする「趣味コレ」のコーナー、木曜日のテーマは「野菜・フルーツの旬な話題」です。

8月27日の放送では、夏の終わりから秋にかけての季節が旬の「ぶどう」を取り上げました。

愛知県大府市のぶどう園「橘萄園(きっとうえん)」の園主、伴 成貴(ばん まさたか)さんにお話を伺いました。

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感動してもらえるぶどう作りを

橘萄園は、夏はぶどう、冬はみかんを中心とした果物を育てている農園。

3代目の園主である伴さんは、家業を継ぐ前に3年間、長野で「ぶどうの神様」と呼ばれている飯塚芳幸さんの元で修業をしました。

元々、橘萄園のぶどうは「味がとにかくいい」と評判ですが、「長野で学んだ技術を活かして、感動してもらえるようなぶどう作りを目指して頑張っています」と伴さん。

「今年は天候の影響がいろいろありましたけれど、ぶどうの出来はいかがでしょうか?」と尋ねる柳沢彩美アナウンサー。

伴さんによると、7月の長雨で早い品種に影響が出たといいます。

トレンドである皮ごと食べられる品種は皮が薄く、亀裂が入って傷んでしまうぶどうもあったそうです。

それでも8月は連日晴天が続いたことでぶどうの発育が順調で、遅れを取り戻せているということです。
 

実は品種改良しやすい

ここで柳沢が、リスナーから伴さんへの質問のおたよりを読み上げます。

「こどもの頃からぶどうというとデラウェア、巨峰、マスカットがありましたね。
でも最近はいろんな種類があって、ピオーネという名前をよく聞きます」(Aさん)

伴さんによると「ピオーネは巨峰を品種改良したぶどう」とのこと。

巨峰よりも一回り粒が大きく、贈答品として特に人気がある品種なんだそう。

「シャインマスカット」が出回るようになってからは、皮が薄く皮ごと食べられる品種や、種がない品種がとても多く作られるようになったといいます。

「ぶどうは民間で品種改良がしやすい果物なので、1年ごとに新しい品種がどんどん出ている状況です」と伴さん。

橘萄園のホームページでは現在8品種を掲載していますが、畑には実はその倍ほどの品種を植えていて、新しい品種を試験的に栽培しているんだそう。
 

看板娘アリサを実食!

そんな橘萄園自慢の看板娘は、「アリサ」という品種。

種がなく、皮ごと食べることができるアリサは、さっぱりとした甘さと、独特な香りが特徴的なぶどうです。

伴さんが育てたアリサを、西村アナが早速試食します。

「えっ、結構大粒ですね!すごいビックリ」と感激する西村。

「見た目は緑色。シャインマスカットにとても似てますね!」という柳沢に、「いわゆるマスカット系の品種になります」と伴さん。

西村「まん丸で、親指の腹2つ3つ分ぐらいの大きさ、かなりデカい」
柳沢「直径で4センチぐらいありますね」

西村、アリサを一口含んで「うー!甘みが強いですね!すごいおいしい!」と感激の声を上げます。
 

甘い香りに包まれて

もともと山梨県の原田さんという方が作ったアリサは、デリケートで作るのが難しい品種。

ぶどう業界では珍しい契約栽培なので、生産者は全国でも30人ほどしかいません。

中でも全国で一番アリサを生産しているのが、橘萄園なんだそう。

そんな橘萄園のぶどうは、農園の直売所や、ホームページのオンラインショップで購入することができます。

「ネットで販売しているセットは、私が今一番おいしいとお勧めできるぶどうをセットにしてお送りいたしております」と伴さん。

西村がアリサを食べ続ける中、「スタジオ中が甘い香りになってます」と、そのふくよかな香りにうっとりの柳沢でした。
(minto)
 
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2020年08月27日16時30分~抜粋

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