ドラ魂キング

焦がして剥がしてごま油?パプリカの一番おいしい食べ方教えます

毎週木曜日の『ドラ魂キング』で、旬の食材にスポットを当てている柳沢彩美アナウンサー。

8月20日の放送では「飛騨パプリカ」の魅力を、岐阜県高山市の株式会社アルプス農場 代表取締役社長の大西洋介さんに尋ねました。
パプリカの意外な食べ方も教えてもらいました。

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ピーマンとどう違う?

大西さん「お店でよく見かける緑色のピーマンは、成熟する前に収穫したものなんです。そのままピーマンの木に付けておくと成熟して赤とか黄色に、実は色が変化するんですね」

成熟して色が付いたものが「カラーピーマン」と言われるそうです。

パプリカは、ピーマンを大型に品種改良したもの。一般的にはピーマンよりも大型で肉厚で、ベル型をしていて、しっかりと色をつけたものをパプリカと呼ぶそうです。
アルプス農場のパプリカはひと玉あたり、なんと約200グラムという大きさ。

パプリカにもいろいろな品種があり、色もその品種により変わるそうで、よく見かけるのが赤や黄色ですが、他にもオレンジ、黒、白、紫の品種があるそうです。
また、パプリカは他の野菜に比べてビタミンCの含有率がとても高いことが特徴です。
 

珍しい国産パプリカ

実は国内で流通しているパプリカの、およそ9割が海外産で、国内産はわずか1割。
アルプス農場のように国内で栽培しているところは、全国的に見ても珍しいんだそうです。

パプリカは気温が高いのを好む一方、高すぎると実に障害が出てくる野菜。
そのため夏になれば、どこでも栽培できるという野菜ではない、ということです。

大西さん「昼は気温が上がるんですけど、夜はとても冷える。この高山という土地が、パプリカ作りにはとても適しております」
 

新鮮な飛騨パプリカ

「飛騨パプリカは大型で肉厚なのが特徴です」と大西さん。
海外産のパプリカは、収穫してから消費者の手に渡るまでに、どうしても時間がかかってしまいます。それに比べると国産のパプリカは鮮度が違います。

大西さん「もし、見かけましたら、味の違いを感じていただければ嬉しいと思います」

今年のパプリカの出来について聞いてみると…。

大西さん「今年は7月の長雨に伴う日照不足とか低温で、とても栽培には難しい年でした」

しかし、じっくりと時間をかけて育った分、しっかりと味がのった美味しいパプリカが育ったそうです。出荷は7月の中旬ぐらいから11月中旬頃までとのこと。
 

意外なオススメの食べ方

サラダなどで生で食べるイメージがあるパプリカ。
実はじっくりと火を通すと、甘みが出るのが特徴です。
天ぷら、揚げ浸し、煮浸し、アヒージョなどの料理がオススメだそうです。

「これが一番オススメなんですが…」と大西さんが意外な食べ方を教えてくれました。
パプリカを4等分に切って、グリルやトースターで20分、じっくりと皮が焦げるぐらい焼きます。黒く焼けた皮をペロッとめくって、甘みが増した肉の部分だけにします。

大西さん「そのまま食べても甘くて美味しいんですが、私はこれを冷やして、ごま油と塩をまぶします。そうすると、昔懐かしいレバ刺しのような味になります。これはオススメです」

え?パプリカがレバ刺しに?興味を持った方、ぜひお試しください。 
(尾関)
 
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2020年08月20日16時30分~抜粋

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