ドラ魂キング

映画『糸』を観たふたりのアナウンサー、泣いた回数を競い合う

中島みゆきさんが1992年に発表した楽曲「糸」に着想を得て制作された映画『糸』が、8月21日に公開されました。

8月19日『ドラ魂キング』では、事前の試写会でこの作品を観た山内彩加アナウンサーが熱く語りました。
パートナーの宮部和裕アナウンサーも泣いたというこの映画、いったいどんな作品なのしょうか?

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泣いた自慢

宮部「僕、3月の試写会で3回泣きましたからね」
山内「私、5回」

泣きの回数で競い合うふたり。いったいどんなところが琴線に触れたのでしょう。

宮部「自分と重なる部分と、重ならない部分と両方で泣けちゃった」

映画『糸』は、菅田将暉さんと小松菜奈さんが主演。
中島みゆきさんの曲「糸」をモチーフにしたラブストーリーです。
 

別れ、別れ

菅田将暉さんが演じる高橋漣と小松菜奈さんが演じる園田葵。
この二人は北海道育ちで、13歳の時に恋に落ちますが、引き裂かれてしまいます。

微妙な感じで、サヨナラしてしまって8年後。漣はずっと地元のチーズ工房で働いています。葵は世界を飛び回りたいという夢があって東京にいました。
そんな時、友人の結婚式のために東京に来ていた漣は葵と再会します。

山内「ここで結ばれるのかと思いきや、葵ちゃんには、斎藤工さんが演じるエリートの彼氏がいるんですよね」
宮部「高級車で迎えに来たね」

漣と葵は、付き合うこともなく、また別々の人生を歩んでいき、さらに10年が過ぎます。
 

泣けるけど、そこじゃない

31歳になった二人がまた、ひょんなことから出会うことになります。
「何回も引き裂かれるのに出会うという不思議な話」と表現する山内アナ。

山内「5回泣いたぐらいすごく心に刺さる映画。なんか予想はつくんですよ。こうなりそうだなって見ててわかるのに、要所要所出てくるシーンがすごく印象的で、そこに泣かされるんですよね」
宮部「テレビCMでもダイジェスト的に名シーンが流れますけど、そこと違うんですよね」
山内「そこじゃないとこで泣けます」

どうやら、CMだけで全貌が掴めないようです。
 

苗字で呼び捨て

山内「私が注目してるポイントは二つ。一つ目は主演の菅田将暉さんの役作り。インタビュー動画を見たんですけど、台本とは葵ちゃんの呼び方を変えてたんですよ」

東京に出てきた漣は8年ぶりに葵と再会します。
台本では漣が葵のことを呼ぶ時は「葵」と下の名前で書かれていたそうです。昔から「葵」と呼んでいたので違和感はありません。

しかし菅田さんは役作りの上で、こんなにも間が空いているのであれば、下の名前で呼ぶのは照れくさいし、苗字で呼び捨てにするのではないか?と思ったそうです。

宮部「大人になってますからね」
山内「監督と話し合って『園田』って呼び捨てにしてるんですね」
宮部「変えたんだ!」
山内「変えてます。なのに最後は『葵』って言って探すんですよね。呼び方まで細かく役作りされてる。そこにぜひ注目していただきたいです」
 

感動しすぎて夢に出た

もう一つ、山内アナが注目したのが榮倉奈々さんの演技。榮倉さんは、漣のチーズ工房での先輩、桐野香を演じています。

山内「大切なところで出てくる榮倉奈々さんの演技がとっても好きでした。役作りもすごくて、1ヶ月で7キロ体重を落としたそうなんですよ。

菅田さんと榮倉さんがお話しするシーンがあるんですけど、あまりにも榮倉さんの演技が素晴らしすぎて、菅田さんはカットがかかった後も涙が止まらなかったそうですよ。皆さんも劇場に行けば、すぐわかるシーンだと思います」

「夢に出てくるぐらい忘れられない」と語る山内アナ、そのシーンを見るためだけに映画館に行ってもいいと主張します。

山内「運命ってどこでどう繋がるかわかりませんし、人との出会いを大切にすれば、その人が自分の人生をちょっと変えてくれたりするんだなって思う映画でした」 
(尾関)
 
ドラ魂キング
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2020年08月19日16時26分~抜粋

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