ドラ魂キング

旬は一年中?知られざるスイカの世界

毎週木曜日の『ドラ魂キング』で、旬の食材にスポットを当てている柳沢彩美アナウンサー。

8月6日の放送で取り上げたのは夏のイメージの強いスイカ。
こだわりのブランドスイカを取り扱っているインターネットサイト「あまいスイカ」代表の佐藤洸さんに、スイカの魅力について聞きました。

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「あまいスイカ」とは?

佐藤さんが運営する「あまいスイカ」は、全国から厳選したこだわりのブランドスイカのみを扱うスイカ専門店です。今年4月に開設されたばかりのサイトです。

「スイカは追熟しない果物なので鮮度が命なんです」

「追熟」とは、収穫後に一定時間置くことで甘さが増したりすることです。スイカは追熟しないので、獲れたてが食べごろ。

「畑で食べるのが一番美味しいと言われてるぐらいです」

流通をなるべく短くして、スーパーでは買えない「スイカ本来の味」が味わえるのもこのサイトならでは。

ちなみにスイカは果物ではなく「果実的野菜」と言います。
加工を前提とせず、田畑で作られる草本類が野菜。木に実るものを果物と分類します。スイカは畑で出来るので野菜ですが、果物として利用されるので、果実的野菜となっています。
 

スイカ農家を救いたい

「これまで全国各地のいろんなところからスイカを取り寄せて食べ比べするのが趣味だったんですよ」

スイカ好きの佐藤さんですが、ただ好きなだけでこのサイトを始めたわけではありません。

実は年々スイカ農家の数が減少しているとのこと。
その理由は後継者不足。さらに品質にこだわればこだわるほど儲からない仕組み、など苦しい状況があるんだそうです。

「本当に美味しいスイカを作る農家さんがどんどん辞めていってる現状が悲しくて悲しくて…。それを変えたくて、このサイトをオープンしました」
 

スイカ前線も北上

そのスイカ、まさに今が旬だと思うんですが…

「もちろん夏は楽しめるんですけれども、今は品種改良が進んでいて、秋冬スイカというのもあって、一年中楽しめるフルーツなんです」

スイカの旬、実は4月頃から始まっているそうです。
4月は沖縄、5月は熊本、6月は千葉といったよう、どんどん旬の産地が北上して行くんだそうです。
桜前線、梅雨前線の裏でスイカ前線も活動していたのでした。
 

この夏のオススメ

今年のスイカの出来はどうでしょうか?

「春先は気候が良くて、良いスイカができていたんですけれども、先月の長い梅雨は、スイカ作りに厳しい状況だったと伺ってます」

雨はスイカにとって天敵。割れてしまったり、病気になることの原因になるそうです。
しかし、今月に入ってからは例年通り、美味しいものができているとの報告が届いているとか。

この夏オススメのスイカはなんでしょうか?

「新潟県南魚沼市の八色原っていうところに『八色スイカ』っていうのがあるんですけど、小澤農場さんで生産している『八色小町』がオススメです。皮の際まで糖度が乗っていて凄く美味しいんですよ。みずみずしくてシャリ感もあっておススメです」
 

美味しいスイカは縞々が凸凹

店頭でスイカを選ぶ際、どこを見るのがいいのでしょうか?

「ツルを見るのが一番わかりやすいです。ツルの色が緑色な方が新鮮なんですよ。収穫して日が経ってしまうと、劣化してどんどん茶色くなってしまうんですね」

また、ツルの周りが盛り上がっている方が熟度が高いんだそうです。

さらに、緑と黒の縞模様がはっきりしていて、表面を触った時にちょっと凹凸を感じる方が美味しいものが多いと言うことです。緑のところがちょっと盛り上がっているんだとか。

「触ってみると美味しいスイカは凸凹があります」

単なる縞模様だと思っていたスイカの表面には、凸凹があるそうです。

なお、食べる時は冷やし過ぎは禁物。冷やし過ぎると甘さを感じにくくなるそうです。
一番おいしい温度は8~10度。食べる30分から1時間前ぐらいに、冷蔵庫の野菜室に入れて冷やすのがいいそうです。

ブランドスイカに興味を持った方は、インターネットの通販サイト「あまいスイカ」を一度ご覧ください。
(尾関)
 
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2020年08月06日16時30分~抜粋

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