ドラ魂キング

意外!桃の旬はたったの1週間?

毎週木曜日の『ドラ魂キング』で、旬の食材にスポットを当てている柳沢彩美アナウンサー。

6月11日の放送では、日本の代表的な桃のひとつ「白鳳」を取り上げました。

これから7月中旬に向けて旬を迎えていく「白鳳」について、JAあいち豊田桃部会、部会長の森清人さんに聞きました。

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白鳳はどんな桃?

森さん「白鳳は結構古くからある品種で、甘さや硬さのバランスが良くて、非常にみずみずしい。食べてもらえると、これが桃だっていうような、皆さんがイメージしている桃の味がすると思います」

「白鳳」が発表されたのは1933年(昭和8年)のこと。神奈川県の農事試験場で「白桃」と「橘早生」の交雑により生まれた品種です。

外側の皮の色も桃のイメージ通りで、ピンクから赤みがかった色桃。果肉の色は白色で多少、ピンクが入ることもあるそうです。
非常に果汁が豊富で酸味がなく、甘みが強いのが味の特徴です。
 

一週間ごとに変わる

では「白鳳」の美味しい時期はいつでしょうか。

森さん「7月10日ぐらいから出始めて、20日過ぎぐらいまでだと思いますね」

かなり短いような気がしますが、桃の品種は一品種、だいたい1週間から10日ぐらいのスパンで作っていくそうです。

実は、スーパーなどで売っている桃、1週間から10日ごとに品種が変わっています。
例えば、豊田市では「白鳳」以外に栽培されてる品種は何から始まり、どんな桃で終わっていくんでしょうか ?

森さん「スーパーによく出回る品種で多いのが、6月の終わりくらいから早稲白鳳の氷川白鳳っていうのあります。それで7月に白鳳が出て、8月から川中島白桃。9月に黄肉種なんですけど、ゴールデンピーチっていう品種があります」
 

食べごろの見分け方

食べごろの桃を見分けるポイントを尋ねました。

森さん「JAあいち豊田では、機械選果で熟度などを測って出荷しているので、ある程度、熟度は揃ってるんですが、やっぱり赤みがあって、見ため美味しそうに見えるものを選んでもらえるといいですね」

硬さに関しては、色付いてくると柔らかくなってくるそうです。
青白いものはまだまだ固く、黄みがかってきて、人の肌のような色になってくると柔らかいんだとか。柔らか目が好きな人は色付いた方を選んでみてください。
 

手で剥くかナイフで剥くか

柳沢アナ「ときどき剥きづらい桃があるんですけど、剥きやすくするポイントとか、剥きやすい桃の見分け方ってあるんですか?」

森さん「難しいんですけど、桃の品種の中で"ゴム質の桃"という固めの桃はナイフなどを使うと剥きやすいです」

調べてみると嶺鵬という桃がゴム質の桃でした。川中島白桃という品種も柔らかくなりにくいいためナイフで剥きやすいそうです。

また、白鳳のような桃は熟して来るとだんだん柔らかくなるため、ナイフではうまく剥けませんが、手で剥くことが可能なんだとか。
 

ガブッと食べよう

最後に、森さんの桃のベストな食べ方を聞きました。

森さん「家ではですね、そのまま食べるのが良いと思うんですけど、自分がよく食べる桃はスーパーなんかでは出回らないんです」

桃は縦に縫合線があり、左右対称にバランスよく成長したものを出荷するのですが、出荷に適さないものもあるそうで…。

森さん「片方だけ膨らんでしまった桃が変形果なんですけど、そういうのをガブッっていくのが好きです」

とにかくガブッといくのが美味しい食べ方の様ですね。 
(尾関)
 
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2020年06月11日16時29分~抜粋

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