ドラ魂キング

川上憲伸が語る理想の投手は「早い時間から営業する寿司屋」?

プロ野球のキャンプもいよいよ佳境。
各球団を視察した川上憲伸さんが、2月20日『ドラ魂キング』に出演し、ドラゴンズ投手陣の展望について独自の視点で解説しました。

聞き手は西村俊仁アナウンサーと加藤由香アナウンサーです。

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カラオケ10曲目の状態

「各アナウンサーさんの情報を聞く限り、悪くてもAクラスしか考えられないんですが、川上さん、今年のドラゴンズをどう見てますか?」(Aさん)

川上「ひとつ言うと、チームが去年より明るいなという感じですね」

西村「出てる声の質が低くオーッて言うんじゃなくて、ポップな感じ」

川上「カラオケルームに行って、最初断っとったやつが、マイクを離さずに10曲ぐらい歌って、声が高音まで出るようになった感じですよ。始めは音がズレとったのに、10曲ぐらい歌うと全部合ってくるみたいなね」

不思議な例えをする川上さんですが、具体的には…

川上「心の底から動きも出てるし、ピッチャーも表情が明るくて、キャッチャーにきちんと注文してますよね」
 

投手陣好調の証し

去年の中日キャンプでは、キャッチャーまで声が届かないような雰囲気でコミュニケーションをしていたそうです。それが今年は…

川上「福も吉見も、みんなに聞かれてもいいですよ、というぐらいの堂々たる声でキャッチャーにしゃべってたんですよ」

今年の投手陣はそれぞれのピッチングに自信が持てているようです。
 

投手陣は安心できない?

「ドラゴンズの投手陣、練習試合で打たれすぎていますが、大丈夫でしょうか?前評判が高かったので、我々期待し過ぎなんじゃないでしょうか?」(Bさん)

川上「その心配もありますね」
西村「やっぱりあるんですね」

16日、日曜日の広島との練習試合は、8-13で負けてしまいました。

川上「皆さんね、昨シーズン中盤以降の後半で活躍したピッチャーがそのまま活躍してくれるだろうと思ってませんか?それに大野投手と柳投手が、去年ぐらいかそれ以上はやってくれると思ってません?」

大野雄大投手は去年1年ローテーション入りで9勝8敗、防御率2.58でキャリアハイとなる大活躍を見せました。
一方の柳裕也投手も1年間ローテーションで活躍し、11勝7敗。交流戦では3勝、防御率1.17と12球団トップで日本生命賞を受賞しました。

川上「僕ははあまり安心しない方がいいと思いますね」
 

底上げは出来ているか?

投手陣について分析する川上さん。

川上「一軍も二軍も全体的に底上げできてないといけない。去年一軍で活躍した人は、まずは安泰だとか、去年後半から活躍した藤嶋投手がさらにフォークも覚えたとか、そういった問題じゃないと思うんですよね」

キャンプでは野茂英雄さんからフォークボールを伝授された藤嶋健人投手、昨シーズンの後半活躍した梅津晃大投手、小笠原慎之介投手などには当然期待したくなるのですが…

川上「去年、あそこ(夏以降)からが大変なんですよ。みんなバテが来たりとか。初めて一軍に上がった新人の子が6月以降ガーッて落ちていったのは、、そこからのネタ切れなんですね」

去年、初勝利を挙げたピッチャーが5人いたとはいえ、一勝止まりで終わった選手も。確かにシーズン終盤の活躍は印象に残りますが、1年通して活躍できるかが重要とのことです。
 

こんな寿司屋はズルい

昨シーズン後半の成績だけでは保証できないとする川上さんですが…

川上「お寿司屋さんでも、夜遅く始まるお寿司屋さんってあるじゃないですか。あれはズルいんですよ。深夜なんて来る人が少ないんだから、そりゃあネタは残ってるだろう。そこで勝ち誇ってもね…。早い時間からやって、遅くまでネタをキープするのが難しいんですね」

カラオケに続き、またも独特の例え。

川上「お寿司屋さんに怒られますけどね。まあ、心配せんでも、そんなに遅くやってるお寿司屋さんはないですけど」
西村「なんの例えや」
川上「ここは難しいです」

最後、リスナーからこんな質問が寄せられました。

「去年、初勝利1勝だけだった、川上さんが大好きな阿知羅拓馬投手はどう見ましたか?」(Cさん)

川上「髭を剃ってさわやかになったことしか僕の目に留まるところはなかった。相変わらず性格は明るかったですよ。『もう少し危機感持てよ』と言ったぐらいです」 
(尾関) 
 
ドラ魂キング
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2020年02月20日18時21分~抜粋

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