ドラ魂キング

大谷ノブ彦、高木守道さんの訃報に思う。

1月17日、元中日ドラゴンズの名二塁手、元監督の高木守道さんが亡くなりました。

週が明けた20日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、パーソナリティの大谷ノブ彦(ダイノジ)が、訃報を受けて改めて感じたことを語りました。

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ドームのホットドック

「(高木さんについては)第二次監督時代からしかわかりませんが、解説者だった時、ドームでのラジオ解説の日には、実況やスタッフの皆さんに、必ず(5階席レフト側と思いますが)ドーム内のホットドッグを振舞われてたとお聞きしてます」(Aさん)

大谷「これ結構メールで来てるんですよ。そこがすごくおいしいっておっしゃってたらしいですね。今年は、ホットドックが食べたいですね」

シーズンが始まりナゴヤドームに足をお運びの際は、高木さんを偲んでホットドックを食べてみてはいかがでしょう。

ジョイナス

「高木さんの訃報にびっくりしましたが、『板東サンデー』を聞いていて、坂東さん、加藤由香アナウンサーが、高木さんの思い出話を涙なく話されていたのが印象的でした。お二人ともプロですね。
大谷さんは高木さんに関する思い出はありますか?」(Bさん)

「僕は会ったことがないので…。今から言うのは個人的な意見です。聞き流して欲しいですけど…」と前置きをして話し始める大谷。

「2012年、二度目の監督になって『ジョイナス』っていう、割といじられることを言って、それを話のネタにしてましたよね」

「ジョイナス」とは、その当時、ドラゴンズに欠けていたライトなファン層を取り込むためのスローガン「join us ファンと共に」の「join us」部分。
CBCラジオでも、ナイター中継でアイキャッチ的に、高木さんの「ジョイナス」というコメントが使用されていました。

「昔の名プレーヤーとして好きだった人は、そういう側面を言われることは嫌だとおっしゃるんですが、僕はそこも含めて愛された人だと思うんです。そして、それをすごく望んでた人なんじゃないかな」

『坂東サンデー』での高木さんの話しぶりなどを振り返ると、お茶目な面もあり、大谷の言うこともあながち外れていないような気もします。

懐の深い人

「いろんなエピソードを聞く度に、なんて懐の深い人なんだろうと思いました」

第二次政権時、ベテラン選手がはっきりとベンチの中で聞こえる声で「ジジイ」と言っていたのを、「ベテランって、そういうことを言いたくなるもんなんだよ」と話したというエピソード。

また、2013年5月の日本ハム戦で、井端弘和さんと守備のプレーについて衝突したことが大きなニュースとなりました。

次の日、冷静になって謝りに行った井端選手に「俺なんて頭にきて、試合途中で帰ったこともあるぐらいだから気にするな」と言ったエピソードなどを例にあげる大谷です。

成熟したファンとして

「監督解任の時にナゴヤドームでのヤジが凄かったのを覚えてます。亡くなられて、良い話をいっぱい集めるというのもあるんだけど、心のどこかで、それは高木さんの懐の深さに皆さんが甘えてるんじゃないかと…。
僕は改めて、成熟したファンになりたいなと思いました」

そしてヤジをそこで飛ばした人たちは今どう思っているのか?また、もしドラゴンズファンとして、自分がその場にいたらヤジを飛ばしていたのだろうか?と問いました。

「高木さんは、そういうの全部を受け止めた上で、ドラゴンズがどうしたら良くなるのか?そして選手の気持ちを汲み取ることを一番に考えた人だったんだろうなと思って、自分の中で追悼の意を納めたという感じですね」

そして、最後にこう語ります。

「成熟したファンとして、選手の立場も考慮しながら応援していくべきなのかな?って思いましたね。個人的な僕の感想です」 
(尾関)
 
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2020年01月20日16時12分~抜粋

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