ドラ魂キング

山の中にポツンと1軒…まさに秘湯の「倉真赤石温泉」

『ドラ魂キング』の1コーナー「趣味コレ」火曜日は、温泉マニアの高田寛之アナウンサーが全国各地の温泉を紹介しています。

1月14日の放送では、高田アナが今季初めての取材報告…要は温泉へ入浴しに行ったということなのですが、今回紹介するのは秘湯中の秘湯、静岡県掛川市にある「倉真(くらみ)赤石温泉」です。

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温泉は趣味で営業!?

場所は新東名高速道路の森掛川ICから車で20分ほどのところにあり、名古屋の中心部からだと車で2時間弱程で着きます。

なお、名前に「赤石」とあるのは、滝から落ちる水の影響で石が赤くなるということから付いたのだそうです。

この温泉、実は温泉街というわけではなく、造園業を営んでいる男性が山林を購入し、40年ほど前に温泉を掘り当てたというもので、山の中にポツンと1軒だけあるそうです。

誰かから紹介してもらわないとわからないという、まさに「秘湯」です。

この男性も温泉業を営んでいるというよりは、趣味で温泉をやっているというふうで、温泉マニアの最終形とも言えるのではないでしょうか。

高田アナも「だからこそ、お湯がすばらしいというのもある」と絶賛です。

入浴料は1,100円と、日帰り入浴としてはやや価格が高い部類には入ります。

また、源泉の温度は20度と低めですが、温度を上げてかけ流していて、水を混ぜたり消毒していないということで、温泉そのものが楽しめるのも、温泉マニアの高田アナとしては、高評価となるポイントです。

お湯の良さは折り紙付き!

ちなみに高田アナが訪れた時は、たまたまお客さんが他にいなかった日で、期せずして温泉をひとり占めできることになりました。

一番風呂もいただけることになったのですが、まず、源泉を温める時間が必要ということで、20分ほど待機した後、いよいよ入浴。

浴室は3人も入ればいっぱいになるほどの広さで、湯船も浅め。底にお尻を付けると、みぞおちぐらいの浅さであるため、高田アナは「もうちょっと深いといいかな」と思ったそうです。

泉質はアルカリ性で硫黄泉炭酸泉で、温度が低めの状態で温泉にそのまま浸かると、細かい泡がまとわりつくようになるのだとか。

高田アナは38度ほどの状態でしたので、泡はそこまで付かなかったそうです。

お湯の特徴は、まずは湯の花が大量であるということ。

温泉の成分に関する析出物がお湯の中で舞っている状態のものを「湯の花」と呼び、ここでは透明な温泉に、グレーの湯の花が現れています。

香りは硫黄泉でありがちな卵の匂いというよりも、すこし焦げた感じの匂いで、かすかな香りだそうです。

お肌スベスベ!美人の湯

そして浴感は、肌がすべすべになるというもの。これは特に女性にとって朗報です。

アルカリ性のお湯には身体をきれいにする効果があると言われるそうですが、なるべくなら同じアルカリ性の石鹸を併用しない方が、お肌には良いとされています。

そして、ロケーションとして良いのが「ポツンと1軒温泉」のため、とにかく静か。

まさに都会の喧騒を離れてゆっくり温泉に浸かるのにピッタリの場所です。

ちなみに、ぬるいお湯のため長時間入りやすいのですが、温泉の効能が強いため、あまり長い間入浴するのはお勧めしないとのこと。30分程度で出た方が良さそうです。

しかし、高田アナは「この30分があっという間!」と評し、結局15分オーバーで浸かり続け、その時の心境を「お湯と同化してました」とまとめました。
(岡本)
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2020年01月14日16時33分~抜粋

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