ドラ魂キング

声の演奏の素敵なクリスマスプレゼント「アナウンサーおとなの朗読会」

12月21日、ドルチェ・アートホールNagoyaにて、CBCアナウンサーによる「アナウンサーおとなの朗読会~Christmas READING Concert~」が開催されました。

アナウンサー5人に、ピアノ奏者の西濱由有さん、フルートの小島祐加さんを加えた総勢7名による、朗読と演奏のコラボレーション。

12月25日放送の『ドラ魂キング』では、出演者のひとりである宮部和裕アナが、朗読会の振り返りを行いました。

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肝が据わった「局アナ第7世代」

本番の前に、入念なリハーサルを行いますが、本番とリハーサルには大きな違いがあります。
それは、お客さんが入っているか、いないかということ。

特にこの冬の時期は、洋服が音を吸収してしまうため、音の加減が難しかったと宮部アナ。

「ただ大きい音をだせばいいわけじゃない。楽器との兼ね合いがある」と、知られざる苦労を語りました。

トップバッターの加藤愛アナは『賢者の贈り物』を朗読。

「ガチガチに緊張しているだろう」と思っていた宮部アナでしたが、さにあらず。

加藤アナは出番前に、物語のカギとなる言葉「1ドル75セント」だけを声に出し、「じゃあ、行ってきます!」と、颯爽と舞台に向かったといいます。

「もうちょっと!5行ぐらい読んだら!」と心配する宮部アナをよそに、加藤アナは昼・夜の2公演とも、トップバッターの役割をきっちり果たしました。

舞台度胸がある加藤アナに、「さすが局アナ第7世代、肝が据わっておりました」と感心しきりの宮部アナ。

ニュース読みとは異なる語り

しかし、これには実はこんな裏話がありました。

当日、出演者は10時集合でしたが、加藤アナだけ1時間前に入り朝から声出しをしていたというのです。

「努力家ですからね、愛ちゃんは」と納得の山内彩加アナに、「さすが第7世代ですわ」と、再度「第7世代」を強調する宮部アナ。

続いては、永岡歩アナによる『クリスマスは探偵と』。

永岡アナは、まるで落語のような、現在上映中の映画『カツベン!』の成田凌さん演じる活動弁士のような話芸で、観客を魅了しました。

渡辺美香アナは、双子の弟妹がまもなく生まれる、“なっちゃん”という女の子の気持ちを描いた『サンタ・エクスプレス』を朗読。

里帰り中のママと離れて寂しい女の子の、素敵なクリスマスにほっこりする作品です。

夏目みな美アナは、『チャント!』でのニュース読みとは全く異なる語りを『アンテナ』という物語を通して披露しました。

「ニュースの場合は“残り尺”といって、時間に合わせなきゃいけないみたいなところが、正しく読むのと同じくらい大事な部分があるんですが。この朗読は、その作品の中身のペースに合わせて全く別物として伝えていました」と宮部アナ。

涙でカピカピ

そして、満を持して登場した宮部アナが朗読したのは『アンテナ』。

世界大戦中のドイツ軍とフランス軍の1日だけのクリスマス休暇が、ある手紙であきらかになるというラブストーリーです。

下を向いているお客さんに気づき、一瞬「寝ているのでは?と疑った私が完全にバカでした」と反省する宮部アナ。

ホールでお見送りをした宮部アナが目にしたのは、目元が涙でカピカピのお客さんの姿でした。

ラスト3作品は、朗読中に涙を流していたお客さんが多かったようです。

「舞台上のクリススマスツリーを見ながら、それぞれのクリスマスにまつわるお話をイメージしていただけたんじゃないかな」と宮部アナ。

CBCアナの声が素敵なクリスマスプレゼントとなったようです。
(minto)
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2019年12月25日16時31分~抜粋

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