ドラ魂キング

昭和と令和でこんなに違う。現役選手のオフの過ごし方

2019年12月23日(月)

スポーツ

元中日ドラゴンズ選手で野球解説者の彦野利勝さんが、12月19日放送の『ドラ魂キング』に出演し、今年のドラゴンズを漢字一文字で「生」と評しました。

「生まれる」を示したこの一文字、どうしたら「育」(育つ)へ持っていけるのかを、現役選手のオフの過ごし方を交え語ります。
聞き手は西村俊仁アナと加藤由香アナです。

昭和と違うオフの過ごし方

この日の段階で、ナゴヤ球場で練習している選手が20名以上と多数。
これは素晴らしいことなのか?それとも休んだ方がいいのか、どちらでしょう?

「この判断は非常に難しいです。私たち昭和の人からすると、何のためのオフなんだって考える人が多かったと思います。なので、この時期、特に12月は休むべきだと思います」

しっかり休んで1月から始動、というのが昭和の野球選手の流れだったそうです。

変わらざるを得ない?

しかし、今は試合数も増え、来年は特に開幕も早まっています。従って、休養期間が短くなるのはやむを得ないという見方も。

「最近の選手たちの動き見ると、ほとんど休まないでしょ?継続して練習をやっていくことは非常に良いことなので、その中でうまく疲れが取れればいいと思います。
全体的に休みなしに変わってきているみたいですね。私はイヤですけどね」

休みにこだわる理由は、1週間から10日間ぐらいは頭の中から野球を外す時間が欲しかったタイプだったからだそうです。

継続した方がいいかも

「私たちが若い時疑問に思っていたのは…11月いっぱいまで目一杯練習するわけですよ。で、次は来年の2月と言われても、ずいぶん空くでしょ?その間やらないから忘れちゃうんですね」

こう語る彦野さんは、自身の現役時代を振り返ります。

「若い選手って、11月中に何かを掴んだような気がするんです。来年は『できるぞ』っていう気持ちになる。
でも12月に練習がなく、年が明けると合同自主トレ。だから、覚えてるはずなことが覚えてなかったり…」

間が空くと、もう一回身体も動きも作り直さなければいけなくなるそうです。

「計画を立てて、継続してやっておけば、キャンプの時は、ほぼ全回で動けますもんね。急にやることがないので、逆に怪我もしないんでしょうね」

昔の野球選手は、4月頭の開幕に合わせてゆっくりと調整していたそうです。ベテランになると2月の2週間ぐらいは自主トレのような状態だったんだとか。
今と違って、開幕のスケジュールも遅かったのそういうこともできたのでしょう。

若手は結局キャンプへ

リスナーから彦野さんへ質問が寄せられました。

「彦野さんの現役の頃は、キャンプインまでのこの時期、やはり温泉とゴルフでしたか?」(Aさん)

「そういうことも経験してますよ。昔は活躍すると行かしてもらいましたから。それに選ばれたくて頑張ってたのもありますし。選ばれると認められたみたいな気がするんですよ」

そのシーズンに活躍した10人ぐらいの選手は、秋季キャンプ免除で、10日ほど温泉に送ってもらえたそうです。
その間、身体のオーバーホールで何をしてもOK。もちろんゴルフもありだったそうです。ベテランはそのまま休暇へ。彦野さんたちは…。

「我々はまだ若かったので、オーバーホールが終わったらキャンプに合流してましたけどね。だから意味が良くわからないんですけど。
私と、中村武志とかは呼ばれて、キャンプはあと1週間だけなのに、練習しろとかありましたね」

30前の若手選手には、さほど休養は必要ないと思われていたのでしょうね。
(尾関/画像:加藤メカ)
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2019年12月19日18時19分~抜粋
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