ドラ魂キング

お寺の中に温泉が!イタコだけじゃない「恐山温泉」の魅力

『ドラ魂キング』の1コーナー「趣味コレ!」。火曜日は温泉マニアの高田寛之アナウンサーが、全国各地の温泉について、まさに熱く語っています。

12月17日の放送で紹介した温泉は、青森県の下北半島にある「恐山」。

恐山といえば、温泉よりもまっさきにイタコが思い浮かびそうなものですが、実は温泉場でもあるんです。

別に死者がいる場所と言われているからといって、おどろおどろしい温泉ではないとのことなのですが、いったい、どんな特徴のある温泉なのでしょうか。

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お寺の中に温泉が

恐山は滋賀県の比叡山、和歌山県の高野山と並ぶ日本三大霊山の1つといわれており、大きな霊場、要するに大きなお寺があります。そして、その中に温泉があるというシチュエーション。聞いただけで神秘的な場所のように感じます。

もちろん、恐山の温泉に行ったことがある高田アナは、その時の体験談を語りました。

高田アナ「正直、恐山に行こうと思って行かないと。どっかの途中に立ち寄れるような場所じゃないんですよ」

とはいえ、名古屋から青森へ来たからには、恐山以外の場所にも行こうと思った高田アナ。

4日間ほど休みを取ってレンタカーを借り、まぐろで有名な大間を最終目的地に設定。

恐山に行く前日は青森市内に泊まった後、2時間半ほどかけて恐山へ行くことに。同じ青森県内でも、かなりの距離です。

ちなみに、同じ青森でも青森市のあたりは津軽地方、岩手北部から北にかけて下北半島までは南部地方と呼ばれており、文化圏は異なるそうです。

高田アナ「山の中をうねうねと上がっていって、お寺に入るのに、入山料500円を払う感じですね」

お寺なので当然、多くの人は参詣が目的で来ている中、温泉目的でやってくる高田アナは少数派です。

温泉の質はお墨付き!

本題に戻り、恐山温泉の話ですが、お寺の中に4か所浴場があり、泉質はどこも似たようなものです。

お寺の敷地に入るお金を払うだけで良く、入浴料は無料ですが、スーパー銭湯ではないので、タオルなどは用意されていません。事前に買っておきましょう。

まずは参道にあるのが薬師の湯。境内のど真ん中にあり、人目につく感じだそうです。

お湯はかけ流しで、卵のような硫黄臭がしており、色は白濁のいわゆるにごり湯。

換気のために窓を開けるよう、注意書きが掲げられているそうですが、外からまる見えの状態であるため、参詣に訪れている人からすれば、「ここでなにをやっているのか?」と思われるかもしれません。

お湯は酸性が強く、体に染みる感じがするそうで、もしちょっとキズがある人は痛そうですし、このお湯で顔を洗うと、目に染みそうなほどの強さだそうです。

温度も高く硫黄泉なので、あまり長時間の入浴には向いていませんが、高田アナは「湯としては確かですので、ぜひ行っていただきたい!」と太鼓判を押しました。

そして最後に、「本州の最北端、大間崎に近い場所なんですよ。最果て感と恐山という特別感、これは何ものにも代えがたい!立地のすばらしさというのがありますね」とまとめました。
(岡本)
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2019年12月17日16時31分~抜粋

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