ドラ魂キング

スポーツ紙なんかのドラフトの採点って必要?意味ないよね?

2019年10月26日(土)

スポーツ

10月17日のドラフト会議で、中日ドラゴンズの与田剛監督は1位指名の石川昂弥選手(東邦高校)を獲得しました。

21日放送の『ドラ魂キング』では、ダイノジの大谷ノブ彦がドラフト会議へのメッセージを紹介しながら、ドラゴンズへの熱い思いを語りました。

オリックスを責めないで

「私はオリ姫ことオリックスファンです。ドラゴンズファンの皆さんがオリックスが石川君を指名したことにめっちゃ批判してますが、オリックスにも右の大砲がいないのですから、そんなに批判はしないで下さい。石川君の明るい未来を期待してます」(Aさん)

大谷「批判じゃなくて、ビックリしたの。戸惑ったのよ!オリも沖縄の宮城投手という良いピッチャーを取りましたよね」

宮城大弥選手は沖縄県興南高校のエースでした。

「僕は、なんだっけな、去年のオリックスのドキュメンタリーみたいなやつを見て…」

大谷が見たのは、19日放送のTBSテレビのドキュメンタリー番組『バース・デイ』。この回は去年のドラフトの裏側を追った内容でした。

下位の選手にあるドラマ

『バース・デイ』のエピソードの一つにオリックスの中川圭太選手のことがありました。

中川選手は去年のドラフトで7位指名で入団。実は去年のドラフトで、オリックスは6人の選手を指名して終わる予定でした。
しかし、中川選手に惚れ込んでいた牧田スカウトが「どうしても」と頼み込んで当日、ギリギリで7位指名に至ったそうです。

「惚れ込んだからっていう、下位のそういうのがすごくいいよね。ドラゴンズのスカウトも170センチ以下の高卒のピッチャーは取らないと決めてたのに、山本拓実投手を指名したよね」

山本選手は2017年のドラフトで、ドラゴンズがやはり下位の6位で指名しました。
身長167センチ。160センチ台の高卒の選手を指名するのは異例でした。今年の7月31日に初勝利を挙げています。

「スカウトが惚れ込んだ何かあって、それを球団が信頼して指名する。選手側もそれを粋に感じて、自分はこの人に感謝してやるんだって感じで頑張る。
だって中川選手、1年目で交流戦首位打者だよ。4番にもなったんだから。ああいうの、俺、スゲー好きよ」

ドラフトの採点は必要か?

「ドラフトについては賛否もあって当然だと思うんだけど、選手はまだ何も活躍してないのに、点数を付ける、ドラフトの採点ってなんなんだろうと思う」

毎年スポーツ新聞や雑誌などはドラフト終了後、各球団の獲得選手について点数を付けて評価します。

「例えば去年の阪神で言ったら近本(光司)選手。点数を付けるなら、あんな風に使うことまで想定して考えないとダメじゃん。矢野監督がノーサインで盗塁させるってところまで行って、あの活躍。あれはチームに適性として合ってるからです!」

去年、ドラフト1位で入団した近本選手は今年の開幕からスタメン出場。
9月に入ると矢野監督からは「タイトル狙えるなら狙えばいい。それはチームのためにもなるし、ファンも喜ぶ」という内容の発言もありました。
近本選手はその期待通り36盗塁で盗塁王を獲得しました。

「その近本選手の実力を全部に平らに見て点数を付けるって、どうなんやろ?それ必要?紙面は埋まるけど、もういらないんじゃないかな」

各チームには意図がある

「チームごとにカラーがある。例えば、今年で言うと楽天。ドラフトの採点が低いけど、どんなチームにしたいかの意図があるんだから」

今年のドラフトの採点は、総じて楽天と阪神の点数が低いという大谷。

「今年の阪神なんかめっちゃ良いと思ってるよ。どんな選手を指名して、どんな球団にして行きたいかって意図を感じるもん。だからと言って、これが本当に成功かどうかはわからない」

ドラフトが成功かは、この後の育成の仕方であったり、選手が球団に適合して才能を伸ばせるかであって、答えが出るのは、ずいぶんと先の話かもしれません。

何が大事なのか?

「根尾は一軍に出てない。広島の小園の方が活躍した?いやいや、根尾を長く育てるって決めてんだから、そんな風に比べられたらお門違いだよ!こっちは大事に育ててんだよ。2~3年後見てろよって気持ちでやってんだから」

鼻息が荒くなる大谷。

「どこの球団にも意図があって、その通りにやってんだったらいいじゃんって思うけどね。採点されて点数低いとこで入っちゃった選手は、その記事を読んだらちょっとショックだよね。それを見て奮起しろっていう言い方もあるかもしんないけど、余計なお世話だよね。

今の段階のこのスタートは、どのチームも100点だと思ってる。入った選手を、どう育成して、どう伸ばしていくかでしょ?それが大事でしょ?そっちの方が全然大事でしょ!」

郡司がデカい

続いてのメッセージ。

「私は高校野球マニアで毎年甲子園を見てます。4年前、仙台育英の四番捕手として活躍していた郡司選手が中日ドラゴンズでプレイするということがとても不思議な感覚です。U-18でバッテリーを組んだ小笠原選手、仙台育英の後輩の梅津選手もSNSでとても喜んでました。とても良い選手なので大切に育てて欲しいです」(Bさん)

ドラゴンズが4位指名した郡司裕也選手は頭脳派キャッチャー。慶應大学では4番でキャプテン。リーダーシップもバッティング力もあります。
2015年のベースボールワールドカップでは日本代表として小笠原慎之介選手とバッテリーを組んでいます。

この日も、「郡司選手獲得はデカい」という多数のおたよりが寄せられていました。リスナーもかなり期待しているようです。

「『よく4位まで残ってたな。ドラゴンズ、ラッキーだぞ』っていう声をよく聞きます。楽しみですね。梅津投手の時にマスクを被って欲しいよね」

期待が大きいせいか、またも鼻息が荒くなる大谷ノブ彦でした。
(尾関)
 
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2019年10月21日17時12分~抜粋
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