生粋のニューヨーカーが中日ファンになったきっかけはあの映画だった!

ドラ魂キング / スポーツ

中日ドラゴンズ二軍がナゴヤ球場でプレーする試合に通い、応援する外国人ファン、エリオット(仮名)さん。
選手たちに対し、自ら作詞した応援ソングを披露し、ナゴヤ球場の名物ともなっています。

そのエリオットさんが、10月3日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、ドラゴンズファンになったいきさつを聞きました。
聞き手は西村俊仁アナウンサーと加藤由香アナウンサーです。

遡ること1994年

西村「今日はニューヨーク生まれ名古屋在住ドラゴンズファン。エリオットさんにお越しいただいております。よろしくお願いします!」
エリオットさん「ありがとうございます」

「『ありがとうございます』って言っていただけるのが、すごく気持ちがいい」とテンション高めの西村アナ。

エリオットさんはアメリカのニューヨーク出身で、地元ニューヨーク・ヤンキースのファンです。
なぜ日本に来て、ドラゴンズのファンになったのでしょうか?

今を遡ること25年、1994年に高校生だったエリオットさん。
この年、メジャーリーグの野球選手のストライキがあり、1年間野球の試合が一切ありませんでした。

「大好きな野球が全然観られなくて、試合に行けなくて。それで慰めとして、ちょうどヤンキースの試合が放送する時間に『ミスター・ベースボール』という映画を毎晩毎晩見てたんです」

『ミスター・ベースボール』は1992年のアメリカ映画。ヤンキースから中日ドラゴンズにトレードされたエリオット選手の活躍を描いたヒューマンコメディ。監督はフレッド・スケビシ。ドラゴンズの監督役は高倉健さんでした。

実はエリオットさん、本名を伏せているのですが、この仮名はこの主人公から採られたもの。

「それで、初めて中日ドラゴンズの魅力、特に聖地・ナゴヤ球場という野球場に魅力を感じ始めました」とエリオットさん。

北陸シリーズで愛が生まれる

『ミスター・ベースボール』をきっかけに、日本語を独学で習い始めたというエリオットさん。
大学へ進学して日本語を学び、奨学金で金沢大学へ留学したそうです。
金沢には石川県立野球場があります。

エリオット「そこに友達が連れてってくれて、地方野球で初めて中日の試合を見たんですね」
加藤「北陸シリーズですね」
エリオット「一軍の試合を見たんですけど、さらなるドラゴンズ愛が生まれたんです」

それが1999年のこと。エリオットさんが観たのはヤクルト戦だったと記憶しています。
「山本昌さんとか荒木(雅博)選手とか、そういう時代です」と振り返るエリオットさん。

この1999年は2回目の星野仙一監督体制での4年目・11年ぶり5回目のリーグ優勝を果たしました。

チャリで行く

「2011年ですね。名古屋のある大学に着任して、本当に縁だと思いましたね。しかも、家の近くに鳴海球場があって、そこは金鯱軍対巨人軍の日本初のプロ野球の試合が行われたとこなんです。毎朝散歩でぐるぐる歩いてるんですけども」

名古屋の人よりも歴史にも詳しいエリオットさん。

昭和2年に建設された鳴海球場は、名古屋市緑区の名鉄自動車学校の辺りにあり、甲子園球場を上回る大きさの球場でした。
昭和11年2月9日には、金鯱軍対巨人軍の日本初のプロ野球試合が行われています。
現在は学校内に記念碑が設置されており、教習外の時間なら見学も可能とのことです。

「仕事の息抜きにナゴヤ球場へ行くんです。たいてい東海道を通るんですよね。チャリに乗って東海道を通って行くんですけど、痩せられないんですよね」」

酒井直斗の母がすごい

「酒井直斗君、彼の第一印象はどうでしたか?」(Aさん)

エリオットさんを最初にメディアで紹介したのは、ピン芸人の酒井直斗。自分の担当のラジオ番組で話したのが始まり。

「5年ほど前に声かけてくださって、非常に優しかった。ラジオで私の話をしていただいたんですけども」とエリオットさん。

「言っていいのかどうかわかんないんですけど、酒井さんのお母さんが、本当に野球に詳しい方で、本当にすごい人です。
酒井さんもすごいけども、お母さんがすごく中日が大好きで、本当に野球に詳しくて、お話しすると本当に勉強になります」

青空と絆

「ナゴヤ球場最終戦で一緒に写真を撮ってもらった酔っ払いオヤジ軍団の団長です。我々は野球観戦の原点を追求した結果、ナゴヤ球場こそ、本来の野球観戦が楽しめる唯一無二の場所だと認識しています」(Bさん)

エリオットさんもこのリスナーのことは覚えていました。Bさんのおたよりは続きます。

「飲食物の持ち込みはOK。 太陽と青空があって、バットがボールをしばく音。キャッチャーミットの爆音。そういう野球の醍醐味を体感したくて私たちは行っているんです。エリオットさんはナゴヤ球場のどこに魅力を感じてらっしゃいますか?」(Bさん)

「何よりもアメリカ人として、青空の下で野球を見るのは一番嬉しいですね。雨が降っても我慢する」

Bさんの意見に賛同するエリオットさん。さらに…。

「選手に声をかけて挨拶をして、そうやって数年間応援していると選手と絆ができると思います。それは一軍の野球場ではできないことだと思います」

ナゴヤ球場の魅力を熱く伝えるエリオットさんでした。 
(尾関)
 
この記事をradikoで聴く

2019年10月03日18時20分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×