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ドラゴンズきっての「いい人」高松渡選手のせつない魅力

ピン芸人の酒井直斗がナゴヤ球場で行われたドラゴンズ二軍の試合レポートを語る「酒井直斗のドラノート」。
多忙の中、ようやく行けることになった8月31日の試合ですが、残念ながら雨天中止の憂き目に。

そこで9月5日は、高田寛之アナウンサーを相手に、酒井が現在二軍で気になっている、ある選手のエピソードを紹介します。

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百発百中のリアクション

最近酒井が気になっている選手は、高松渡選手だそうです。

酒井「シュッとしてて、細身の凄くスタイルのいい選手なんですが、野球選手にはなかなかないぐらいに凄く気が弱そうに見えるんですよ。

試合を見てても優しさがにじみ出てるんです。ファンから『高松選手、頑張ってくださーい』って言われると、百発百中で振り返って『ありがとうございます』って言って、完全にいい人なわけですよ」

サインの列が後退した理由

高松選手の「いい人エピソード」はまだまだあります。

今年2月、酒井はドラゴンズの読谷村での二軍キャンプを回りました。
読谷では練習終了後、バスに戻るまでの間で、選手がサインをしてくれるそうです。

酒井「高松選手のところに人が並んで、1人書いて2人書いて、僕も書いて頂いて。その後もまだ書いてるわけですよ」

先輩の選手たちは、同じようにサインは書くものの、「じゃあ、ここら辺で」と切り上げるなど、帰り方が上手なんだそうです。
例えば平田良介選手だったら、並んでいる10メートルぐらい先に、「そこまでね」と事前告知をするそうです。

ところが…

酒井「高松選手はそれがわかんないんでしょうね。ずっと書くんですよ。
トレーナーの方が来て、耳元で「そろそろだよ」って言われてから、なおも後ずさりしながら書いていく。なので、列がただただ後退していくだけ」

どうしよう、どうしよう

最近は試合でも、その優しさがこんなことを引き起こしてしまいました。

試合で回が変わり、外野守備の選手とキャッチボールをしていたのが、その日は試合に出ていない高松選手。

以前このコーナーで酒井が紹介した、ボールを欲しがるこどもたちが、この時もいました。
「高松選手、ボールくださーい」と声を掛けるこどもたち。

キャッチボールをしている最中から、「後であげるね」と言う高松選手の言葉に、「誰がもらえるんだ?」と、期待が高まってしまいます。
そして約束通り、ボールをグラウンドから投げる高松選手ですが…

酒井「グランドとスタンドの間のネットにカシャーンと当たってネットを越えず、『どうしよう、どうしよう』ってオロオロ。こどもたちが大爆笑でした」

その後改めて高松選手が投げ直しますが、今度は強すぎたのか、こどもたちのいる2メートルぐらい後ろに落ちて跳ねていったそうです。
ちょっと切ないエピソードでした。

一軍で見たい

「高松選手のこういうところを見てると、一つ一つのプレーでもあり、一つ一つの所作であり、すごく細かい良い選手なんだなあと思います。早く高松選手、一軍で見たいですね」と期待する酒井。

高田「今年は一軍の試合にも合流して、あと少しというところまで行きましたよね。あの時は一軍首脳陣が見てみたいなということだったんでしょう。
まだ上に上げるまでは…ということだったんでしょう。でも近いと思いますよ」

酒井「最終回の守備で最後(打球を)さばいて、一塁ベンチに戻っていく時に、スタンドにボールを投げて、またカシャーンなんてことがあれば、ウエスタンのファンからしたら『あれの再現やー』ってなるんじゃないかな」

何を期待しているのかわからない酒井ですが、来年こそ高松選手、根尾選手の開幕一軍を期待してしまう二軍情報でした。
(尾関)
 
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2019年09月05日17時14分~抜粋

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