ドラ魂キング

畑中建人、夢は親子2代のボクシング世界王者

9月4日放送の『ドラ魂キング』「宮部和裕presents ナゴヤドームへようこそ!ドラゴンズファンのススメ」で取り上げたのは、プロボクシングにまつわる話。

先日、WBOライトフライ級チャンピオンの田中恒成選手が、見事2度目の防衛に成功しました。

この前座試合では、WBC世界ユースフライ級王者の畑中建人選手が、同ライトフライ級11位のジェイセバー・アプシード選手に判定勝ち。

「畑中」という苗字でピンと来た方もいるのではないでしょうか。
畑中選手は、名古屋出身として初めてボクシングの世界チャンピオンになった、畑中清詞さんの息子なのです。

CBC宮部和裕アナウンサーのレポートです。

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「親父はかっこよかったんだ!」

建人選手は、畑中選手がチャンピオンとなった7年後に生まれため、父の現役のベルト姿は見たことがありませんでした。

実は建人選手の中では、「お酒を飲みに飲んで、酔っぱらっている親父」というイメージしかなかったといいます。

ある時、書斎で父が世界に挑戦する際の映像を見た建人選手は、そこで初めて「親父こんなにすげえんだ!」と感激。

このことが、建人選手がボクシングを始めたきっかけとなったのです。

しかも、この映像は父が世界戦で戦っている映像ではなく、世界戦を目前に控えたトレーニングの映像でした。

砂浜で走る父、減量のため夏なのにストーブの前で毛布にくるまってる父。

そんな父の姿を見て、「親父はかっこよかったんだ!」と気づかされたのです。

2世のプレッシャーもメリットに

岐阜県・中京学院大学附属中京高校時代に、国体4位の好成績を収めた建人選手。

高校生でプロデビューを果たし、プロ10戦目となる先日の試合で、初めて格上の世界ランカー相手に判定勝ちしました。

日本国内では、親子でボクシングの世界チャンピオンとなった選手はいまだかつていません。

建人選手がなしとげた場合、日本初の親子世界チャンピオンの誕生となるわけです。

2世タレントや議員が飽和状態の今。

有名人の子どもは、どうしてもプレッシャーや周囲の目から逃れることはできません。

しかし、建人選手は自身のそんな境遇についても常に前向きです。

2021年、世界チャンピオンへの道

「辛いことももちろんいただくけれども、おいしいことも僕はもらったりもする。
父が世界チャンピオンだったということで、マッチメイクしてもらえる。
ボクシングのいい舞台に立てるというメリットも込み込みで、俺はもらっていきます」

この建人選手の言葉に、「本当に素直で頼もしい」と感激する宮部アナ。

そんな建人選手の夢は、東京オリンピックの翌年、父が世界チャンピオンになってから30年後となる2021年に、自分がチャンピオンになりたいということ。

満員のナゴヤドームの真ん中にリングをたてて、世界に挑戦したいということです。

2021年、日本初となる「ボクシング親子世界チャンピオン」の誕生を楽しみに待ちましょう。
(minto)
 
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2019年09月04日17時15分~抜粋

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