ドラ魂キング

「どうしても言いたい」大谷ノブ彦が心情を吐露

7月22日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』のオープニング。

いつもなら、パーソナリティの大谷ノブ彦(ダイノジ)が、中日ドラゴンズをテーマに話すところが、今回は「どうしても言いたい」と、自身が所属する吉本興業の一連の問題について語りました。

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吉本社長の会見

20日、反社会勢力との繋がりや闇営業問題で、吉本興業から契約を解除された雨上がり決死隊の宮迫博之さん、そして謹慎処分を受けたロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが、自ら謝罪会見を開きました。

これを受けて22日午後、吉本興業の岡本昭彦社長が緊急会見を開きました。
この日のオンエア前、スタッフとともに会見の模様を観ていた大谷が口を開きます。

「『テープないやろな、お前らをクビにする力があるんやでってのは冗談だ』と(岡本社長は)おっしゃってますが…。
私は吉本興業所属の芸人ですけど、恐らくほとんどの吉本興業の芸人さんも、到底納得いくものではないような感じ、そんな印象をすごく覚えてます」
 

リスナーも気になる

やはり大谷が吉本所属ということもあり、リスナーからもこの会見に対する感想や疑問が寄せられました。

「ドラゴンズ以外の話になってしまうんですけどいいですか?同じ吉本興業として今の大谷さんの気持ち、考えをぜひ聞きたいです」(Aさん)

「吉本に対して思ってること言っちゃってください。リスナーは話のわかる人が多いんで、何かいけないことしゃべりすぎて、何の前触れもなく次週から司会がますだおかだの岡田さんに代わり、番組タイトルが『オリ魂キング』になってオリックスの話題しか取り上げられなくなっても狼狽えません」(Bさん)

「大人の事情はすごく嫌で、そういうものに対してすごく嫌な気持ちにさせられたこともありますので、なるだけ言いたいですね。
月曜日だけ『オリ魂キング』になっても、それはそれで聴いていただきたい」と大谷。
 

もっとコミュニケーションを

「もともと僕は、いわゆる不良芸人で、吉本がコントロールできないような勝手なことをすごくたくさんやって、DJのイベントも、正直言えば会社の人たちと一緒にやりたいけど反対もされて、こんな言い方悪いんですけど、たくさん潰されそうになったこともあります」

漫才のステージ以外にも、音楽フェスなどでは"DJダイノジ"としても活躍する大谷。
その活動は決して楽ではなかったようです。

そして話題は、会見には出てこなかった大崎洋会長のことに。
過去にあることから大崎会長に呼び出された大谷、その時はクビを覚悟したそうです。

「その時、いろんな話をさせてもらいました。その中で『君はどうしたいんだ?』って言われた時に『芸人がメシを食う方法はいろいろある』と思いの丈を言いました。
そしたら、それに面白いと言ってくれたり、DJ活動のことにも言葉をかけてもらって、今でも僕は大崎会長のことは好きです」

ダウンタウンの松本人志さん同様、大谷も大崎会長に対しては恩義があるようです。

今回の記者会見において、その大崎会長は岡本社長ともども1年間50%の減俸となることが発表されました。

「僕は正直言って反対です。大崎会長からの恩はすごくあるし、吉本が幹部の皆さんとかいろんな人たちがどんな思いでやってるかってことも、芸人側ももう少し歩み寄って、コミュニケーションする場所が必要なんじゃないかと思ってます」
 

スポンサーへの疑惑

「あまりに誠意に欠けてるんじゃないか。吉本の芸人さんは、雑に扱われることをネタにしちゃうから、それで許されてきたかもしれないけど、どこか芸人に対して、優しい、思いやりのある、あったかい会社でいてほしいと思ったのに、なんか芸人さんに対して冷たいんじゃないかなっていう気持ちもありました」

岡本社長の会見内容について、素直な心情を語る大谷。

「もう一点、リスナーのみんなに言っておきたいんですけど…」

一連の騒動において、カラテカの入江慎也さんが主催して、吉本社員も参加したイベントのスポンサーに反社会勢力が関与していたことが明るみに出ました。

「本当かどうかは、僕らはまだ会社から何の指示も、説明も受けてません。ただ、そういう疑惑があるなら、本来なら、社長がしっかりと応えてくれると思ってました」

そしてこう続けます。

「このイベントに、僕らは"DJダイノジ"として出てました」

このイベントには藤井隆さんなど、吉本の人気芸人が多数出演していたそうです。

「僕の思いとしては、一刻も早くそのことが本当かどうか知りたい。そして本当であるならば謝罪ももちろんしたいし、ギャラを全て返したいです。そんな後ろめたい気持ちでやりたくない」
 

偽らざる気持ち

「はっきりしないことを放送に乗っけるなって会社が言ってきそうだけど、そういう空気を読んで結論を延ばしにしてることが今の事態を招いてんじゃねえのって思っちゃうわけ。本当はドラゴンズの話をしたいのよ」

イベント疑惑は早急に事実を明かして欲しいと語る大谷。

「記者会見では入江君の契約解除は覆らないって言ってましたけど、本当にそれでいいのかな?っていう気持ちもあります」

「一方の情報だけで憶測で語るのはいけない」と前置きしつつ、このように続けます。

「僕は、吉本興業に対してはすごく感謝してるし、いろんなことを学ばせてもらったし。会社が良くなる方向に行くんだったら、僕らは微力ですけど、やっていきたいっていう気持ちがすごくあります」

そして再び、岡本会長の会見についてこう結びました。

「あの記者会見からは、自分たちの中では何も響かなかったし、胸が本当に痛いです。
ここにパーソナリティーとして座らせてくれるんだったら、自分の意見をちゃんと言いたいと思って、オープニングにお時間を頂きました。ご清聴ありがとうございます。
もっと笑いを交えて喋りたいんだけど、今の偽らざる思いはそういうことなんです」
(尾関)
 
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2019年07月22日16時00分~抜粋

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