ドラ魂キング

大谷ノブ彦が提言、中日を救うのは「寛容さ」

最近何かとニュースを賑わせる中日ドラゴンズの『お前問題』。

「ネットなどでは与田監督批判がかなり強まっています。何かチームの成績から来る不満をそこに吐き出しているんじゃないかと思い、僕としては与田監督が可哀想に思えて心苦しいです。監督やコーチ、選手たちは真剣に戦っています。僕たちファンもポジティブに応援できないもんかなと思います」(Aさん)

7月8日の『ドラ魂キング』には、ドラゴンズがいま注目されている問題についてメッセージが数多く寄せられました。
ダイノジの大谷ノブ彦が紹介しながら、持論を展開していきます。

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お前問題

Aさんのメッセージに答える大谷。

「僕もそう思いますけども、ただ『お前』が不適切かどうかは、僕には全くわからないことでしたね」

「『お前』とは信頼のある人に対して使う言葉では?」という内容のおたよりも何通か寄せられていました。

大谷「でも俺は、今回のことに関して言うと、『お前』は愛がある呼び方だと思うんだけどな」

選手もそれほど気にしていないという報道もありました。
監督本人からは「こんな風になるとは思っていなかった」との発言もあり、監督自身、実は矛の収め処に困っている感じもします。
 

もっと緩くて良くないかな?

大谷「『サウスポー』はぶっちゃけやってほしいんだよね。今度、26~28日の竜陣祭で、DJを終わってからやるんですよ。本当は『サウスポー』のカバーをかけるつもりだったんです。あの足を上げる振付けが見てて楽しんで、みんなでやろうと思ってたの」

しかし今の状況で「サウスポー」をかけると問題提起のような意味がついてしまいます。
単に楽しいからやりたかっただけですが、どうするか迷っているという大谷です。

大谷「今は自粛という形ですけど、緩やかに戻っちゃダメっすかね?やっちゃダメですか?僕はいいと思うんだけどなぁ。何か過度に意見しあってるんだけど、もう少し柔らかい感じの価値観で包み込みたいっていう感じですね」
 

呼び捨て論

「選手に対して『お前』と呼んで良いかどうかはちょっと置いといて、選手を呼び捨てにするのはありだと思います。私も、親しみと敬意を込めて、つい呼び捨てで出てしまいます。言われた方は気持ちよくないんですかね?」(Bさん)

Bさんのおたよりは続きます。

「テニスでは錦織、サッカーならカズとか本田とかと言いますし。そう言えば、今はコーチの荒木雅博さんがドラゴンズに入った時に、同席していた立浪さんを見て『うわっ立浪だ、と思った』とおっしゃってました」(Bさん)

大谷「むかし『志村、後ろ、後ろー』なんてありました。こどもから『志村』って言われてるから志村けんさんは凄いんだって思いました。敬称略の文化がなくなってきて。
僕もよくやっちゃいますけど、ゲストに来たバンドに"さん付け"とかね。どんだけ気を使うってんだよ、って話ですよね。

若手でまだ尖ってた時、そういう"さん付け"がイヤで、あるインタビューで中川家さんとか、ますだおかださんのことを呼び捨てにしてたんです。相方の大地は全部”さん付け"。
それを読んでて、こいつ、イヤなヤツやなあって、自分で自分のことを思いましたけどね」

しかし、例えば球場全体で応援する時に"さん付け"になると…。
「正直、世も末だと思いますよ。語感も悪いし」とズバリ言う大谷です。
 

柔らかい愛で包もう

大谷「『志村、後ろ、後ろ』と言っていたこどもが、楽屋口かどこかで志村けんに会った時は、やっぱり『志村さん』って言わなきゃダメと思う。それが教育のような気がする。一対一の時はやっぱり"さん付け"がいいかな」

Twitterでは、ドラゴンズの応援団の皆さんが、トレードでオリックスに行くモヤ選手、松井佑介選手、松井雅人選手に激励のエールを贈った映像が流れてきたそうです。

大谷「あれは素晴らしいね。本当に素晴らしいことだと思うよ!ああいう寛容さ、ああいう愛がたまんないね。あの柔らかい感じで包みたいな、なんて思ってます」
(尾関)
 
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2019年07月08日16時26分~抜粋

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