ドラ魂キング

山田久志が根尾選手へ忠告。「人生は我慢」の真意とは?

元中日ドラゴンズ野球解説者の山田久志さんが、2月14日放送のCBCラジオ『ドラ魂KING』に出演しました。

西村俊仁アナウンサーが根尾昂選手の1週間を紹介する中で、山田さんが根尾選手へ忠告したこととは?

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根尾ウィークリー

「今日は山田久志さんをお送りして…お迎えしてお送りしております。まだ緊張が続いているようでした」と言う西村に、「間違うな」と山田さんが一言。

「根尾ウィークリー」のコーナー説明では「1週間これを聞けば全ての根尾選手がわかるというコーナーを目指しております」と言う西村に、「ああそうなの」と何故か素っ気なく答える山田さん。

まずはその「根尾ウィークリー」から。
8日の金曜日、読谷球場の隣にある陸上競技場で50メートル走を10本行うなど、根尾選手は練習の強度を徐々に上げてきました。
 

誰に対しても真摯な受け答え

9日の土曜日には、ファンとの交流イベントに登場。9歳の女の子から突然「京田選手に勝てますか?」とド直球の質問を受けました。実はこの子、京田選手のファンだったそうです。

「今の段階では勝負できる状況ではない。まずはスタート地点に立てるように頑張ります」

根尾選手はいつものように真面目に、丁寧に答えました。

10日の日曜日、読谷球場にはこのキャンプ最多の1,200人が来場。その中で根尾選手は屋外でのフリーバッティングを行い、32スイング中、13本がヒット性の当たりという高い確実性を見せました。

「2ヶ月ぶりに屋外で打つっていうことで、打球の距離の感じや、立った時の距離感をしっかり確かめようと考えて立ってました」と語る根尾選手でした。
 

地域密着?

12日の火曜日は、第2クールの最終日。全体練習の一部に参加しました。練習後のコメントは以下のとおり。

「怪我した時ぶりだったので、合流出来て良かったなと思います。トレーニングの強度を上げていくのも、技術練習のレベルを一つずつあげていくのもあると思います」

13日、水曜日はオフ。読谷の小学校を訪れてこどもたちと触れ合いました。

「応援してくれてるのはわかりましたし、こどもたちからいっぱいパワーをもらったので、自分も頑張りたいと思います。
沖縄に関しては、無知の部分が多いので、美味しいものや、どういう生活をされているのかということを聞かせてもらいました」
 

まずは故障を治せ

ここまでの話を聞きながら

山田「恐らく真面目だろうね。受け答えが高校生の卒業式終わったすぐには聞こえてこないね。ちょっと優等生すぎるよ。もう少しやんちゃなほうがいいなあ」

こう印象を語る山田さん。とは言え…

山田「まあ、周りからの注目度を考えたら、変なことも言えないなとなるだろうね」

リスナーからのメッセージが紹介されます。

「今日の練習試合、ロッテではドラフト1位の藤原君が侍の笠原さんから初ヒットを打ちました。根尾君もこの場で試合に出たかっただろうな。焦らずにいてほしいですね」(Aさん)

これに対し、「焦る必要全くなし」ときっぱり言い切る山田さん。

山田「まだまだこれからの野球人生は長いんだからね。いま根尾選手が一番にやることは故障を治すこと。
また故障してしまったら完全な出遅れになる。今ならまだ取り返せる。そういう気持ちでやってほしい」

根尾選手へアドバイスを送ります。
 

ドラゴンズは我慢

西村「オープン戦のスタート、なんなら開幕に合わせて欲しい。でも、合わせられなかったとしても今年はそれでいいじゃないかということですか?」

山田「今からでは合わせれない。無理。首脳陣はそれをやらそうとは絶対、考えない。それはやったらダメだわ。
ファンの皆様が根尾を見たいという気持ちはよくわかる。私も見たい」

西村「僕も見たい」

山田「けど、ずっと我慢。根尾も我慢してるし、我々も我慢しないと」

MANA「そうですね」

チアドラMANAもと納得。
「今年の2月、3月はドラゴンズは我慢」と言う山田さんでした。
 

年齢が気になる年ごろ

西村アナが根尾選手のプラスワン情報を伝える「根尾番記」のコーナーでは、根尾選手の生年月日について話しました。

根尾選手は2000年4月19日生まれ。この年はミレニアムベイビーと言われています。もちろんゲストの山田さんのことも調べている西村アナ。
「山田さんの同じ1948年生まれを紐解くと、すごいメンバーがいまして…」と話し出したとたん、割って入る山田さん。

山田「西村君、西暦で言ってくれるのが非常に良い!
急に西暦で言ったら歳がわからない人がいるでしょ。いま何年だ?1948年?あの人何歳だって、ちょっとわかんない時もあるじゃない」

どうやら年齢を気にしている様子の山田さんです。
 

山田さんの意外な縁

山田さんと同級生にあたる1948年生まれの著名人には、都はるみさん、五木ひろしさん、いしだあゆみさん、井上陽水さん、谷村新司さん、瀬川瑛子さん、沢田研二さんと錚々たるメンバーが並びます。

「2、3人は縁がある人いるね」と言う山田さん。
「陽水はね、陽水っていう言い方、カッコよすぎるか?私、陽水さんと一緒に番組を作ったことがあるの」と続けます。

山田さんが引退した時に特番が作られ、その企画は同級生ということもあって井上陽水さんが持ち込んだ企画だったそうです。さらに…。

「沢田研二、ジュリーにリクエストされて、『勝手にしやがれ』でレコード大賞を獲った時に、会場に花束贈呈に行った。私も野球界で結構活躍してたから。そういうので縁はある」

結構どころか山田さんは「史上最高のサブマリン投手」と呼ばれています。
 

人生は我慢

そういう縁がこれから根尾選手にも生まれるかもしれません。

2000年生まれ根尾選手の同級生には卓球の伊藤美誠選手、平野美宇選手といいう、もう世界に出ている人たちがいます。また白血病を告白した競泳の池江璃花子選手も同級生です。

「治りますよ」と静かに言う山田さん。

「他にも女性タレントを中心に2000年生まれが大活躍しているんです」と紹介する西村アナに、「タレント?タレントとはあんまり付き合わない方がいい!」と山田さんが急に厳しくなりました。

「自分でバリバリ、レギュラーをとって、そして中日のスターは根尾だと認められた時に、放っておいても向こうから来るから。そこまでじっと待つ。
これも我慢。人生、我慢が大事よ、西村君」

根尾選手への忠告を西村にも向ける山田久志さん。
思わず西村アナも「そういうことですね」と神妙に聞くのでした。 
(尾関)
 
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2019年02月14日18時32分~抜粋

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