こりゃ恥ずかしい!インフィールドフライへの無知が招いた珍プレー

ドラ魂KING / スポーツ

野球解説者の彦野利勝さんが、1月15日放送のCBCラジオ『ドラ魂KING』に出演し、インフィールドフライについて解説しました。

プロ野球中継で耳にすることもあるインフィールドフライですが、意外なことに、プロ野球選手にも間違って理解している人がいるようです。

よく出てくるルール

「中学生の僕にもわかるように、『インフィールドフライ』の解説をお願いします」(Aさん)

「ルールの中身、それから設立趣旨があまり浸透していないように思います。このルールを間違って解釈したプレイもちょこちょこ出てますよね」(Bさん)

インフィールドフライについては、リスナーも興味があるようです。

彦野「私も含めてですけど、ルールブックを読んで覚えて野球やる子って少ないと思うんですよ。やりながら細かいルールを覚えていく中で、本当によく出てくるルールのひとつです」
 

どんなルール?

インフィールドフライとは、ノーアウト、もしくは1アウトの場面で、ランナー1・2塁あるいは満塁の時、バッターが打ち上げた打球が内野フライだった時に、守備が捕球をする前にアウトを宣告されるというルールです。

フライであれば捕ってしまえばいいはず。なぜこのルールができたんでしょうか?

彦野「フライなのでランナーは当然、離塁できませんのでベースにいますよね。だから、わざと落としてダブルプレイが狙えます。そういうことをやらせないようにというルールです」

例えば1アウトで、ランナーが1・2塁にいて、サードフライをポロッと落とす。
で、ベースを踏んで2アウト、2塁に送って3アウト。
こんなプレイを禁じるためにできたのがインフィールドフライなのです。
 

よくある勘違い

彦野「インフィールドフライはフライが上がった瞬間にアウトなんです。ここがミソなんですよ」

インフィールドフライと宣告をされた時点で、打ったバッターはアウトが決定します。そのフライを守備側が落としても捕ってもアウトです。

彦野「ここを間違えることがよくあるんです」。

守り側のミスで落とした時に走り出すランナーがいます。
ここでよくあるのが守備側がフォースプレーだと勘違いすることだそうです。

次の塁に、ランナーより先にボールが付けばいいと思って投げるのですが、この場合はランナーにタッチしないとアウトになりません。

彦野「失敗する時は『あれ?そういえばタッチプレイだったじゃないか』と後で気が付くんですね」
 

実際にあった珍プレー

実際にこうしたプレーが、2015年5月4日、マツダスタジアムで行われた広島対巨人戦で起こりました。

2対2の9回裏、広島の攻撃。
1アウト満塁でバッターが小窪選手。ホームベース付近に打ち上げてインフィールドフライが宣告されました。

これで2アウト満塁と決定しますが、プレーは続行中です。このフライを捕りに行った巨人のファーストとサードがお見合いしてボールが捕れませんでした。
それを見たサードランナーの広島、野間選手がホームに突っ込んできました。

5メートル手前でタッチアウトにできるタイミングでした。しかし巨人の選手はホームを踏んでアウト、これで3アウトチェンジの延長と思いこんで、野間選手にタッチをしませんでした。
結局、野間選手はそのままホームを踏み、広島のサヨナラ勝ちとなったのです。
 

インフィールドフライを想定せよ

「これは恥ずかしいプレイの一つになりますよね」と彦野さん。
実は、走った野間選手も野手が落としたから走ってしまったようです。
ホームベース付近にボールがあるのでタッチされればアウトです。

彦野「普通は走らないと思うんですけれど、ランナーの方も間違えてる。ただ巨人の方の守備側がもっと間違えてるから、広島としたらありがたい勝ちになりました。珍プレーですよね。本当に大珍プレー」

プロでも起こりうる、こんなプレイを防ぐには?

彦野「インフィールドフライがあるような場面は、内野手もランナーも想定しておかないといけません。急にフライが上がった時に頭が真っ白になってしまうと間違えますから。私は外野手だったので全然関係なかったですけども」

ルールをちゃんと把握しておかないと衆人環視の前で恥ずかしい思いをします。

「これは本当に恥ずかしいですよ」と念を押す彦野さんでした。 
(尾関)
 
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2019年01月15日18時31分~抜粋

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