野球解説者の牛島和彦さんが1月9日放送のＣＢＣラジオ『ドラ魂KING』に出演しました。
自身のコーナー「これで大丈夫 牛島和彦の安心理論」では、牛島さんが横浜ベイスターズの監督に就任した時の経験を語り、中日ドラゴンズの与田剛新監督との共通点を見つけました。
牛島新監督の時は？
宮部和裕アナウンサーが「新監督の初陣に向けての準備、時間が足りないんじゃないですか？」との不安を、牛島和彦さんにぶつけました。
中日の与田新監督は開幕までにチームを作り上げることが出来るのでしょうか？
牛島さんは2005年、横浜ベイスターズの監督に就任して、それまで3年連続最下位だったチームを初年度でAクラスに導きました。初陣に向けての秋から年越し、そして春キャンプ、どんな思いで臨んでいたのでしょうか？時間は十分あったのでしょうか？
牛島「時間は足りるって言うか、やるのは選手ですから。僕は頭で考えることしかないんですよ。年末年始、挨拶回りしながら、練習を把握して、どう振り割って、どこを鍛えてとか、そんなことを考えてましたね」
中日の与田新監督は開幕までにチームを作り上げることが出来るのでしょうか？
牛島さんは2005年、横浜ベイスターズの監督に就任して、それまで3年連続最下位だったチームを初年度でAクラスに導きました。初陣に向けての秋から年越し、そして春キャンプ、どんな思いで臨んでいたのでしょうか？時間は十分あったのでしょうか？
牛島「時間は足りるって言うか、やるのは選手ですから。僕は頭で考えることしかないんですよ。年末年始、挨拶回りしながら、練習を把握して、どう振り割って、どこを鍛えてとか、そんなことを考えてましたね」
お互いを理解させる
与田監督も秋のキャンプは観察に徹しました。
牛島さんの時も同じような感じだったそうですが、チーム状況が今の中日とは違っていました。
当時のベイスターズは野手の方が力があって、ピッチャーの方は弱いという、そんなバランスだったようです。
牛島「だから秋のキャンプで、一日だけ、野手にピッチャーの練習させてピッチャーには野手の練習をさせましたね。こんなにお互いしんどいことやってるっていうのを、まずは理解してもらいました」
牛島さんの時も同じような感じだったそうですが、チーム状況が今の中日とは違っていました。
当時のベイスターズは野手の方が力があって、ピッチャーの方は弱いという、そんなバランスだったようです。
牛島「だから秋のキャンプで、一日だけ、野手にピッチャーの練習させてピッチャーには野手の練習をさせましたね。こんなにお互いしんどいことやってるっていうのを、まずは理解してもらいました」
15球でしんどい
ピッチャーは、慣れない動きで手の皮がベロベロにめくれたそうです。野手には30球だけということでブルペンで投げさせたそうですが…。
牛島「15球で今何球？って聞くんですよ。傾斜のあるところで投げたことないから、身体がしんどいんですよね」
15球というと、1イニングいくかいかないかの球数です。
牛島「ポロっとエラーしたら、もっと球数が増える。ピッチャーはこんなことをやってるんですよ、と伝えるために投げさせましたね」
牛島「15球で今何球？って聞くんですよ。傾斜のあるところで投げたことないから、身体がしんどいんですよね」
15球というと、1イニングいくかいかないかの球数です。
牛島「ポロっとエラーしたら、もっと球数が増える。ピッチャーはこんなことをやってるんですよ、と伝えるために投げさせましたね」
こんな投手は即交代
牛島「ピッチャーには『ホームランを打たれた時に膝に手をつくピッチャーはすぐ変える』って言ってました。ホームランを打たれて膝に手をついた時点で、次のバッターは抑えられない、闘争心が出ないでしょ？っていうことなんです」
実際、ホームランを打たれたピッチャーはどうしたかというと、膝に手をつきそうになるものの、手をつくのは寸前で止めるようになったそうです。
「僕は、膝に手をついて下向いてる姿はないんじゃないかな」と牛島さん、これは現役の時からの考え方だったそうです。
「どんな強打者の身体にぶち当てても堂々としてましたしね」という宮部アナに、「そんな当ててませんよ」と笑う牛島さん。
実際、ホームランを打たれたピッチャーはどうしたかというと、膝に手をつきそうになるものの、手をつくのは寸前で止めるようになったそうです。
「僕は、膝に手をついて下向いてる姿はないんじゃないかな」と牛島さん、これは現役の時からの考え方だったそうです。
「どんな強打者の身体にぶち当てても堂々としてましたしね」という宮部アナに、「そんな当ててませんよ」と笑う牛島さん。
打席で逸る若手へのアドバイス
牛島「若い方には、ベテランの人は経験があるからねとかね。ベテランには若い奴はエネルギーがあるからねとかね。だから突き抜けないと無理だよって野手には言ってました」
牛島さんが監督に就任した時、ベイスターズには村田修一さん、吉村祐基さんなど伸び盛りの選手がいました。
牛島「まだこれからっていう感じの選手に、ピッチャーの考えをよく言いましたね」
牛島さんは中日、ロッテでの現役時代は抑えのエースでした。
牛島「村田とか吉村は7番とか8番を打ってた時に、例えばツーアウトランナーなしで、自分とこ回ってきたら、真っすぐを振りにいくんですよ。ツーアウトランナーなしで7番、８番にホームランを打たれると、ピッチャーはなんて言われるか知ってるか？ってね」
「それは一番イカンやつですよね」と牛島さんの言葉に答える宮部アナ。
牛島「そうそう。だから、そんな簡単に真っすぐでストライクを取りにこないよ。だから、そういうのも踏まえて打席に入った方がいいんじゃない？って言ってましたね」
野手にはピッチャーの気持ちと、ピッチャーはこういうことをすると怒られる、ということを伝えていたそうです。
牛島さんが監督に就任した時、ベイスターズには村田修一さん、吉村祐基さんなど伸び盛りの選手がいました。
牛島「まだこれからっていう感じの選手に、ピッチャーの考えをよく言いましたね」
牛島さんは中日、ロッテでの現役時代は抑えのエースでした。
牛島「村田とか吉村は7番とか8番を打ってた時に、例えばツーアウトランナーなしで、自分とこ回ってきたら、真っすぐを振りにいくんですよ。ツーアウトランナーなしで7番、８番にホームランを打たれると、ピッチャーはなんて言われるか知ってるか？ってね」
「それは一番イカンやつですよね」と牛島さんの言葉に答える宮部アナ。
牛島「そうそう。だから、そんな簡単に真っすぐでストライクを取りにこないよ。だから、そういうのも踏まえて打席に入った方がいいんじゃない？って言ってましたね」
野手にはピッチャーの気持ちと、ピッチャーはこういうことをすると怒られる、ということを伝えていたそうです。
クローザー出身監督
与田監督と牛島さんには、ある共通点がありました。
牛島「与田新監督はクローザーでしょ？僕もクローザーで、クローザーで監督になったの、二人目ぐらいじゃないですか？あんまりいないでしょ？
クローザーをやってきたから、後ろからピッチャーを固めていくと思いますけどね。
去年は、結構、後ろのピッチャーが打たれてメンタル部分とか、きつくなったと思うんです。一番しんどいところを投げてたわけですから、そういうところを新監督はしっかり伝えれるんじゃないかと思います」
現役時代に同じ立場だったからこそ、与田監督の采配に期待をかける牛島さんでした。
（尾関）
牛島「与田新監督はクローザーでしょ？僕もクローザーで、クローザーで監督になったの、二人目ぐらいじゃないですか？あんまりいないでしょ？
クローザーをやってきたから、後ろからピッチャーを固めていくと思いますけどね。
去年は、結構、後ろのピッチャーが打たれてメンタル部分とか、きつくなったと思うんです。一番しんどいところを投げてたわけですから、そういうところを新監督はしっかり伝えれるんじゃないかと思います」
現役時代に同じ立場だったからこそ、与田監督の采配に期待をかける牛島さんでした。
（尾関）
関連記事
